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サウナ初級者がホームサウナを探すー港北の湯編ー

サウナーというのは、誰もがホームサウナというものを持っているらしい。ホームサウナというのは、家にサウナを作るわけでなく、よく行くメインサウナのことだ。

僕をサウナに誘ったサウナーのホームサウナは、マルシンスパらしい。なんとも贅沢なホームサウナだ。行ったことないけど。

「そろそろホームサウナを見つけるべきだな」と思い、Googleで現在地からサウナと調べると、何個か出てくる。そして、今日候補の1つに行ったのだ。


15時、マンションの入り口から徒歩10秒の床屋さんへ髪を切りに行く。散髪したら、久しぶりにららぽーと横浜へ行こうと思っていた。

さらに、その後、ホームサウナの第一候補、港北の湯に行こうと計画をして家を出た。

しかし、この計画は天気によって左右される。移動は全て徒歩の予定の為、本日の台風みたいな強風の中、雨が降ったら、散髪した後、即帰ろうと思っていた。


床屋さんではいつも通り、みっちり1時間、散髪からシャンプー、顔剃り、マッサージ、これで3,000円という最高のセットを行ってもらった。

顔剃りからのマッサージなんて、これだけで3,000円払う価値がある程気持ちが良い。もし寝てよかったら、顔剃りで、おでこを簡単に剃り始め、右頬を剃り始めたくらいで、寝ているだろう。

いや、間違えた。蒸しタオルで顔を温められている時点で、寝ているはずだ。

床屋さんでスッキリした後、時計は16時10分となっていた。相変わらず風は強く、曇り空であったが、ららぽへ向かうことにした。


ららぽへは、徒歩15分。radikoのタイムフリーで、ハライチのターンを聞きながら向かった。

ららぽには、何か月ぶりに行くだろう。ららぽ横にある、数年前話題となった、傾いた新築マンションの建て替え工事も随分と出来上がっている。

ららぽでは、ユニクロへ行きたかった。「確か3階だったよな」とエスカレータに向かう。「GUは1階にあるのか」とGUの案内板を見ながら、3階へ行ったのだが、サウスコートからノースコートまで歩いてもなかった。(結構な距離だ)

「あれ、2階だったか」とサウスコートからセントラルコートまで歩いて戻っても無い。そこで初めて地図を見た。「2階のどこだろうか?」といくら探しても2階に無い。

「は?もしかして1階?」と恐る恐る1階の地図を見ると、1階のヤ行に ユニクロ としっかり書かれていた。

「は?まじかよ!しかもGUの近くじゃねえか!」セントラルコートにある、安全の為クソ遅いエスカレーターで降り、ノースコートへ向かうと、きっちりGUの案内板の横にユニクロへの案内が書いてあった。

「人の記憶って曖昧で、思い込みって怖いな、、、」と思いながら、ユニクロで買い物終了。


ららぽから港北の湯までは、徒歩30分。曇り空だったので、歩いて向かうことにした。

さっきから、ららぽーとのことをららぽと呼んでいるが、僕は、マクドの発音で読んでいる。マクド、ららぽ。まる子の発音ではない。ちなみに、僕は青春時代を関西で過ごしながら、マクドナルドはマックと呼んでいる。


ハライチのターンをニヤニヤ聞きながら、30分後に港北の湯到着。交差点の反対側は、IKEAがある。歩いている最中、ららぽーと横浜→IKEA行きの無料バスに抜かされた。(しかも全然人が乗っていなかった。)

「あぁそんなのがあるのか、わざわざ歩かなくても良かったじゃねえか」と今日もまたサウナで一つ学んだ。

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港北の湯のフロントは2階。エレベーターで向かい、靴箱に靴を入れる。開けようと思ったら、100円投入式だった。「なんだよめんどくせえな」と思い、財布から100円を出し、靴を入れる。

券売機へ向かい、土日大人970円をポチッと押す。事前に調べており、港北の湯は、館内着を着て、一日中ゆっくりできるような施設では無いらしい。

お風呂を楽しんで、レストランで飯を食うか、食わない人はさっさと家に帰るタイプの施設なのだ。タオルも付いているわけでないので、持参してきた。

受付でお姉さんから検温を受け、チケットを渡す。それで終わりだった。「あれ?靴のカギを預ける代わりに、ロッカーのカギもらうんじゃないの?」と思い、一瞬止まると、「あちらです」とお風呂の方向を案内してくれた。

階段で向かったのだが、照明が少し暗くムーディーな感じだ。しかし、清水みさとさんがモデルの、サウナイキタイポスターは、貼られていなかった。これ見るとテンション上がるのに、、、

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男湯の暖簾をくぐり、脱衣所へ。ロッカーはここでも100円投入式ロッカーだった。「なんだよ!まためんどくせぇな!」と思いつつ、「100円あるかな?」と財布を覗くと、案の定100円がなかった。しかし、小銭はたくさんある。「最初から知っていたら、100円が出来るように、チケット買ったのに!」

とイライラしながら、両替機で100円に両替した。しかし、そこで、もう一つの考えが。「靴とロッカー、2個も100円投入式ロッカーにするなんて、そんなにここは治安が悪いのか?」と少し怖くなってしまった。

服を脱ぎ、持参していた神奈川大学の温泉タオルを持ち、体重計へ。60.8㎏で、いざお風呂場へ。時刻は17時40分。


港北の湯、お風呂がたくさんある。「おぉこれは楽しいスーパー銭湯だな」と思い、すぐに見つけた冷水器で喉を潤していると、その横がサウナだった。

身体を洗い、露天風呂に向かう。露天風呂は源泉の湯と言うらしく、赤湯というか黒いというか、肌がツルツルする気持ち良いお湯だ。

次に高濃度炭酸泉、そして本日の替わり湯に入る。合計10分身体を温め、17時50分、いざ1セット目のサウナへ。

お風呂の種類はたくさんあったよ↓


サウナは、タワーサウナと書かれており、中に入ると、5段席があった。「これはデカいな」と思いつつ、最上段の5段へ向かう。サウナの温度は、91度~94度くらいで推移していた。

テレビがあり、大雨のニュースが流れていた。熊本も大雨被害が大きく、午前中、阿蘇に住んでいるうっちーに連絡をしていた。幸いにも彼の住んでいる地域は問題なかったらしい。また、遊びに行ってみたいな。うっちーについては、過去少し書いている。↓


サウナに入っていたのは、4人ほど。しかも最上段は1人だけだ。「ここはサウナーは来ない場所なんだろうな」と思いつつ、最上段の一番熱いところで、あぐらをかき、大雨のニュースを見て過ごす。

以前にも書いたが、僕の身体はサウナに関しては贅沢になり過ぎているので、汗がしっかりと出るか心配であったが、4分目くらいからしっかり汗が出てきた。


サウナに10分入り、大きな水風呂へ。水温17.8度。前回15度以下を経験しているので、17.8度では冷たいと感じなくなっている。2分程入り、外気浴へ。

竹風?のベンチが、4個あり、座って休む。しかし、台風並みの強風が吹いており、なんだか騒がしい。ゆっくり休むというより、強風で身体を乾かされる感じだ。

幸いにも暑くも寒くもなかったので、気持ち悪い風ではなかった。10分休憩し、その後3セット過ごした。

3セット後、露天風呂横にある、天然ラジウム鉱石ミストサウナに入ってみた。15分程入るのがベストと書いており、先客のおじさまは、結構汗をかいていた。

しかし、15分入っても、全く汗が出ず。ただ炎の体育会TVで、マスクマンのピッチャーが、学生相手に本気で勝負しているのを見ていただけだった。フォームを見ただけで、高橋尚成だと一瞬で分かったのは、自分でも意外だった。(このサウナにもテレビがあった)

「全然物足りないな」と思い、もう1セットサウナに入ることにした。最後の外気浴は19時30分から、もう夜になり風も止んでいた。最後に落ち着いて、外気浴で休むことが出来たのは良かった。

露天風呂で身体を温め、身体をゴシゴシ洗い、お風呂を出た。


サウナだけを評価すると、スーパー銭湯にある立派なサウナなのかな?という評価だが、この港北の湯には、ここの良さがある。

サウナーの方というのは、サウナに真摯にというか、真面目にというか。サウナのルールを守って、サウナに入っている。それが、サウナ初心者にとっては、緊張したり息苦しく感じるのだ。サウナ初級者となった(と思っている)僕も、毎回緊張している。

しかし、IKEAが目の前にあり、ららぽーと横浜も近くにある港北の湯には、おじさまから、親子連れ、中高生まで、各年代がいる。しかも、サウナメインでない人が90%以上だ。

今回初めてだったのだが、この雰囲気がとても気持ち良かった。サウナーがたくさんいると、サウナ、水風呂、休憩スペースが混雑して、タイミングに注意しながら、入らないといけない。

特に良かったのが、親子連れのサウナだ。

以前、ホテルマウント富士に行った時、サウナーのお父さんと5歳くらいの息子が一緒にサウナとお風呂に入っていた。僕はこれにいたく感動して、人生で初めて息子が欲しいと思ったのだ。

今日も会話が耳に入り感動した親子がたくさんいた。

まず、入ってすぐ身体を洗っていると、2個隣で洗っているお父さんの所に5歳位の息子が来た。お父さんが「どうしたの?次なに入りたいの?」と聞くと息子は、「サウナ行く。またととのいに行くよ」と答えたのだ。

「なんだこれは、この年でととのうを知っているのか!めっちゃ可愛いじゃないか!」と、床屋さんで「相変わらず細い脚だな、、、」と再認識した細い脚を洗いながら感動してしまった。

次は、外気浴中に、岩盤寝ころび湯に来た親子。お父さんが、先に寝ころび見本を見せて、息子も寝ころぶ。すると「おやすみー」と息子が言うではないか。

「なんだよ、そこで寝ちゃうのかよ!風邪ひいちゃうよ!気を付けてね!」と33歳の外気浴中のおっさんは思った。

お父さんも「ここで寝ちゃだめだよー」と優しく会話をする。

「あぁなんて良い光景なんだ。」「そう思えば、親父は、小さいころからキャンプや色んな所に連れてってくれたなー」「なんて俺は愛されて育ってきたんだ」と勝手に感慨深い思いになり数分。

「おはよー」と息子が起き上がったのだ。

「なんだよ、めちゃくちゃ可愛いじゃないか!」と、寝ころびの湯で、おやすみ、おはよう、なんて言葉が浮かんだことがなかったので、「子供の発想てすごいなー」と思い、感動したのだ。

このように、サウナーだけでは、体験出来ないことが港北の湯では体験出来た。サウナ、お風呂、親子の愛情、これを存分に味わうことが出来、大変気持ち良い気分で港北の湯を出たのだった。


しかし、ここでは終わらない。僕は、約50分をかけ歩いて帰宅した。気温は25度、心地よい風が吹いている。気持ち良い身体、心地よい風、このセットは最強だ。

ホテルマウント富士の帰り、道の駅を少し歩いただけで、気持ち良すぎてぶっ飛びそうだったのを思い出した。

最強セットを存分に味わいながら、最初のコンビニに寄り、こだわり酒場のレモンサワー500mlとカップ氷を買った。そう最初から、歩きながらレモンサワーを飲むことを計画していたのだ。

気持ち良い身体、心地よい風、こだわり酒場のレモンサワー、もう気持ち良すぎて、歩きながら失禁してしまうのではないかと思った。

そして、歩き進めると、前職の横浜工場が右に見える。印刷立会で大変だったこと、クレーム対応で大変だったこと、色々な記憶がよみがえり、向かいにあるラーメン屋、うえむらやに思わず飛び込んでしまった。

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もちろん頼むのは、キャベ玉ラーメン。ラーメンを食べながら、やっぱりライスも食べたくなり、半ライスを注文。お腹いっぱいになり、会計。

その後、途中のコンビニで、もう1缶サワーを買って無事帰宅した。(飲みきれなかったが)


港北の湯は、お風呂、サウナ、アットホームな雰囲気、心地よい風、記憶を呼び覚ます風景。サウナだけでなく、全てが気持ち良かった。

サウナだけでは、味わえない気持ち良さを感じさせてくれた。また来たいと思う。

ホームサウナ第一候補:港北の湯



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