見出し画像

コンデジで夜景を撮る…。

2007年から2012年くらいまで、海外企業と仕事をする機会があって、何度か海外出張した。もちろん仕事で行くので、まともなカメラを持っていくほど余裕はなく、コンデジ1台で出張していた。

昼間は仕事をしているが、夕方から夜にかけては時間ができることもあるため、写真を撮りたいという欲が沸々と湧き上がって、頑張ってコンデジで撮影することになる。

↑ 2007/11, CHICAGO, USA, IXY DIGITAL 800IS

当時のコンデジは、感度を低く設定すれば結構きれいな写真が撮れたものの、高感度では途端にノイジーな画質となり、ちょっと耐えられない画質であった。

↑ 2009/11, Aix en Provence, France, IXY DIGITAL 920IS

なので、ISO80とか100に設定し、1秒くらいのシャッタースピードで撮る必要がある場合もあった。すでにIS(手振れ補正)は付いていたが、1秒の手持ちは厳しい。

↑ 2009/11, Paris, France, IXY DIGITAL 920IS

そうなると、ガラスにカメラを押し付けたり、壁にカメラを押し付けたり、何か適当なものにカメラを乗せたりして、2秒くらいのセルフタイマーで極力手振れを防止するよう頑張って撮影する。

↑ 2009/12, CHICAGO, USA, IXY DIGITAL 920IS

何枚も何枚も撮影して、何度も画像を拡大して確認して、手振れのない写真を選択し、ブレているものは削除していく。

↑ 2011/3, Vienna, Austria, IXY DIGITAL 920IS

撮影直後は、「コンデジの性能を出し切った!」」などと大きな勘違いをしつつ、海外にいる高揚感も手伝って満足する。

↑ 2012/7, Hong Kong, China, IXY DIGITAL 920IS

そして帰国してPCの画面で見て、「これだけしか撮っていないのか」と思い、カメラの液晶でわからなかった手振れに気付き、がっかりする…。

最新型のデジタルカメラ持参で、また海外で夜景を撮影するチャンスはあるだろうか…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?