あの頃のスマイレージは熱かった

 でも、今のアンジュルムはもっと熱い。

 こんにちは、はじめまして。照葉このみです。
 私は現在、東京ミュウミュウにゅ〜オーディションに参加中です。
 他のオーディション参加者の方々が、SNSなどで日々個性を発揮しておりますが、さて私の個性って一体。私を知って興味をもっていただくには?と考えた結果、noteに辿り着きました。
 分析や批評といったことには全く明るくなく、一個人の感想のようなものや、日記など……誰の得にもならないようなものを、つらつらと書く予定です。
 文章を書くことに関して、得意だというわけではなく、それどころか筆不精な人間ですが、本来好きなことではあるのです。好きであれば、熱量くらいは伝わるかしら、とキーボードを叩いているわけであります。(筆を執るを現代風に言うと何になるんでしょうか)

 というわけで、初めての記事は何にしようかと考えました。
 私は現在ハロプロオタク(といってもそれほどディープではないですが)ですので、そこから始めるのがわかりやすいのではないかと。ハロプロに馴染みのある方々も多そうなので……。
 というわけで、ただのヲタクルムの私が、あの頃を回顧(したいけれども懐古になってしまうかも)していこうかなと。
 人は忘れてゆく生き物なので、未来の自分のためにもどこかに記しておきたいですし。お付き合いいただけると幸いです。

 私が初めてハロープロジェクト及びスマイレージに自分から興味を持ったのは、おそらく2010年後半のこと。
 笑顔キャンペーンの頃は、存在は知っていたけれどそれだけで、ふ〜んアイドルかぁ〜と思っていたのみで、それがハロプロであることは認識していなかったような気がする。
 本格的に沼に落ちたな、という瞬間は実はずいぶんと後で、スマイレージを好きになり始めたには少し微妙な経緯がある。

 当時の私はいわゆるオタクというジャンルに属してはいたものの、じゃあ何のオタクなんだと問われると、うーむ……というオタクとしてのアイデンティティに悩んでいた。アニメや漫画、ゲーム、インターネットでのサブカルチャー……そういったものを好んで触れてはいるが、果たしてオタクと名乗るには浅いし、しかしながら周囲からはオタクであると認識されているし。何か一つ、これ!というものが欲しかった。
 そこで出会ったのがアイドルなのだ。アイドルを好きになろう、と決めてから、どんなグループ、どんな女の子なら好きになれるのか?そんな観点でアイドルを検索し始めたのだった。

 そしてついに私は、スマイレージにぶち当たる。この、ゆうかりんって子、可愛いじゃん。この子に決めた。完全に顔からのファンだった。後から色々調べるにつれて、あの時笑顔キャンペーンをしていたグループだと気付いた。
 ふーん、スマイレージってハロプロかぁ……ハロプロってモー娘。でしょ?今って誰がいるんだろう……全然知らないや……
 そこからスタートした私が、10年後の今こんなに毎日ハロプロ好きでいるなんて、当時は全く想像していなかった。

 遡ると、私が小学生の頃はそれこそモーニング娘。が全盛期で、同級生はみんなモー娘。大好き、ミニモニ大好き!みたいな感じだったのだが、当時の私はひねくれていたのか、それともその頃からお姉さん系が趣味ではなかったのか……その頃の私にとってモーニング娘。は年上のキレイなお姉さんであり、好きになる要素がなかった。
 ある程度成長してからアイドルを好きになったのには、おそらく私の年下のかわい子ちゃん好き、というところが大いに関係しているのではないだろうか。まあ、ひねくれていたことも否定はしないが。

 当時私は高校生で、携帯だけがインターネットの世界とつながるアイテムだった。ガラケー時代の話だ。YouTubeをあんな小さな画面で、よくもまあ見ていたと思う。Twitterもその頃に始めて、漁るようにスマイレージの情報を探しまくっていた。
 しかし、山形の田舎に住む、アルバイトもしていない少女が現場勢になることはなく、高校生の間はずっと在宅オタクだった。公式にあがるMV(当時はダンスショットや各メンバーのクローズアップバージョンなど、全てupされていた)をただひたすらに見て、ほんのちょっとフリコピをしたりした。

 そんな生活も、大学への進学とともに変化が訪れる。
 ガラケーはスマホへと機種変され(auのIS05のグリーン、とてもお気に入りだった)、親元から離れて初めての一人暮らしだ。
 学科の指定でmac bookを手に入れ、OCNを契約してもらい、タガが外れたようにインターネットにどっぷりだったように思う。ますますアイドルを好きになるのも時間の問題だった。

 そして私は、田村芽実に出会ってしまった。

 2011年の5月、スマイレージの追加メンバー募集が発表された。
 かなり衝撃的だった。その頃には私は4人のスマイレージが大好きだったし、まだまだこれからも4人で活動していくのだと信じていたから。しかし現実は新メンバーの募集、追加だけではなく、さきちぃの卒業、更には推しであるゆうかりんも卒業するという、中々オタクにとってはハードな発表が続いた。
 それでも私が推しの卒業でオタクをやめなかったのは、新たな推しを見つけてしまったからなのだ。

 2期メンバーのオーディションは、ニコニコ生放送(だったと思う)で選考の様子を見ることができた。私はひと目で、紫の13番の子を気に入ってしまった。きゃっるきゃるのアニメ声、可愛らしい歌い方に、ちょっと困った下がり眉の表情。今思い返せば、それはめいめいの自己プロデュース力によるものなのだが、まんまと騙された。もちろんいい意味で。
 今でこそアンジュルムはかっこいい、強い女路線だが、当時スマイレージといえば「THE アイドル」の、ハロプロの中でも可愛らしさ全開のグループだ。賢いめいめいなら、寄せてくるに決まっている。
 案の定めいめいは合格した。合宿審査のボーカルレッスンで怒られているのを見るのはオタクとして胸が痛かったが、合格したからもう何でもOKだ。
 ゆうかりんが卒業する頃には、完全にめいめいのオタクになっていて、スムーズに推し変できた。いわゆる亡霊オタクにならずにすんだのだ。
 もちろん今でも、ゆうかりんはレジェンドだったと思っているが、それはまた別の話である。

 なんやかんやでスマイレージは6人になり、私のスマオタとしての熱量もあがり、いつかは現場に……と焦がれていた。そしてついに決心するのだ。
 初めての現場は、「GIRLS POP expectation at サヨナラZepp Sendai」だった。いやそこは単体じゃないんかい、と今ならツッコミを入れるところではあるのだが、行った理由は単純で、山形から近かったからである。仙台まで電車で一本。
 初めてのライブハウス、初めての生で見るアイドル……実際は私の背が低い&整番が遅いということもあり、人の隙間からチラリチラリと見えただけである。が、やはり生というものは素晴らしい。人間の発するエネルギーというものが会場に溢れていて、まあ要は熱エネルギーなのだと思うのだけれど、最高だった。
 他のグループを見ることができたというのも、オタク初心者の私にとっていい経験だったように思う。なるほど各グループこんなにも個性があって、楽曲も違って、アイドルって楽しいなと素直に感じた。DLH、ぱすぽ☆……もう出演していたグループはみんな変わってしまったので、今思い返すとアイドルは刹那であるなとしみじみする。
 推しは推せるときに推せ、まさにそれである。アイドルは刹那であり、なおかつオタクの心の中では永遠なのだ。だからこそ、今精一杯で応援するしかできない。

 正直6スマに関してはもっともっと応援しておけばよかったと後悔している。その気持ちがあるからこそ、今アンジュルムをずっと応援しているのだけれど。それでもふとした瞬間に、あのキラキラして熱いパフォーマンスのスマイレージを思い出してしまう。ガッツがあって、飢えた野犬のようだった。そんなところが大好きだった。

 しかし過去ばかりを振り返っていては、オタク失格である。枯れたオタクにはなりたくない。今のアンジュルムも、もちろん熱いからだ。けれども今の熱さは燃えたぎる太陽のようなもの。何もかも喰ってやろうというものではなく、全てを巻き込んで燃え広がっていくような。それは、あやちょがリーダーの頃からあったけれども、タケちゃんに代替わりして尚更のような気がする。
 あやちょにはふとした瞬間に見せる陰があった。根暗ということではなく、アンニュイなところが魅力だったのだ。
 一方のタケちゃんは、弱音や愚痴を言っているイメージがない。多分言ったこともあるはずなのだが、あの雰囲気と話し方が深刻さを感じさせず、とにかく明るい。今のアンジュルムの太陽らしさはきっとそこにある。
 めいめいがライバルとして認めたタケちゃん。後何年ハロプロにいてくれるのかわからないけれど、卒業するときに後悔しないように推していたい。

 とまあ、好き勝手に語ってみました。いかがでしょうか。これ私については何一つ伝わらないのでは……まあいいか。
 明日からもつらつらと、まとまりなく何か書くつもりでいますので、もし私に語って欲しいことがあったら、リクエストくださいね。
 そして、後悔しないように、是非私のことも推してくれたら嬉しいな。

 以上、照葉このみでした。

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