アフターコロナと観光立国と日本の食

これまで複数社の外食チェーン店のマーケティング支援

飲食に特化した求人系のサービスのマーケティング支援

飲食店の販促ツールのマーケティング支援

多くの外食サービスに携わり年間外食を500店舗以上食べ歩き

新しく、ショクツウという食まわりのサービスを立ち上げている

立場から思う事を書いてみました。

コロナの影響で日本の外食は大きく変わる

連日のように

尊敬する外食企業の先輩方がこの状況を

Facebookに投稿しているのをみると


小さく変わりつつあった、日本の外食企業の流れが大きく変わっていくなと感じている

上場や、規模を求める流れから

コミュニティや生産から流通までを一貫して行う外食によりシフトする傾向がより顕著になるだろう

大きくカッコいいという飲食店をつくろうと思う飲食経営者はかなり減るだろう

同時に、外食は脆く、不動産は強いなと外食の経営者は実感している

家賃に怯えてビジネスをすることがあほらしいと考えてくる

都心で外食をやる魅力が薄れていくだろう


外食企業のデリバリーへの進出は新たな活路になるのか

コロナの影響で、デリバリーをはじめる外食企業が増えている

「デリバリーどう思う?」

「デリバリー早く登録できる会社ないですか?」

そんな相談を多く頂いている

食というカテゴリーは同じだが

デリバリーのビジネスと外食とは大きく異なる

安く美味しいものを日頃から提供している外食企業には

デリバリーをはじめるうえでデメリットの方が多い

お店に来るお客さんを満足させる仕事をしていた外食企業が

インターネットという世界の中で、数あるお店の中から自分のお店を見つけてもらい、その中で購入してもらうという事を自らしなくてはならない。

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Uber Eatsなどをみていたら分かるがデリバリービジネスに求められているのは安さではない。

一般的に多くの外食企業は「プロダクトアウト」である、「プロダクトアウト」というのは技術や製造設備といった提供側からの発想で商品開発・生産・販売といった活動を行うことである。

デリバリービジネスは「マーケットイン」の発想で行わないと成功する確率が極めて低い「マーケットイン」とは市場や購買者という買い手の立場に立って、買い手が必要とするものを提供していこうとすることを指します。

外食企業とは発想が180度違う

また、原価構造も違うので発想を転換していかないと

デリバリー領域で結果を出すのは難しい。

デリバリーは通販に近い。お店と違いなにもしなければお店には来ない。

どれだけ美味しい、唐揚げをデリバリー用に開発しても

そのデリバリーのエリアに複数店舗のから揚げのデリバリーの競業があれば

その中で分かりやすい差がない限りは選ばれない。

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デリバリーを始める事で、外食企業の方がマーケティングの重要性を理解してもらえる良い機会になればと考えている。

→マーケティングのご相談はこちらまで FoodMarketingAcademy


外食企業の活路はどこにあるのか

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同世代の若手といわれる外食経営者と話すと

売上が下がっていると聞くが

8割程度

これはチェーン店の外食企業と比べるとそこまで下がっていない

それでも不安だと連絡がくる

本社のコストを下げる、アルバイトにお休みをしてもらう、頭の下げる日々が続いてる方も多くいるかと思います。

飲食の経営は辞めようかなという相談のお電話も頂く

この後、もしかしたらロックダウンが起きるかもしれない。

何ができるか、耐える事、耐えるために、身の回りを整理する

まだお店を開けていたら、今来てくれているお客さんが

また落ち着いたときに来てくれるように準備する

キャンセルのお客さんがまた、落ち着いたときに選んでもらえるように準備する。新しい事はせず、愚直にシンプルにできる事をこなす。

その上で、アフターコロナの際に、どう打ち出すか

自店舗、ブランド、外食企業の強みを話し合い。次に備える。

外食企業は外食に固執せず、新しい取り組みを試すべきだと思う。

クリスプさんの取り組みは参考の1つになるかと。


新しくはじめた、ショクツウというサービスも外食企業や食に携わる人が

自分なりの外食のカタチをつくる際の、仲間集めや知恵を得る場や、自分の能力や経験を活かし、少額でも新しく稼げる副業の場になればという想いでスタートしている。

派手さはなくても固定概念に縛られず愚直に続けれる仕組みをつくる。それに尽きると思う。



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