#172 教師の子どもの氏名
教師という職業をしていると、どうしてもたくさんの子どもと出会う機会がある。
これは避けようがない。
そしてたくさんの「名前」をもつ子どもと出会う。
最近は、なかなか読むことが難しい名前も増えていた。
そんな教師は、自分の子どもを授かると、命名に苦労する。
なぜなら、数限りなく「子どもの名前」を目にしてきており、ふれあってきているせいで、「名前のイメージ」が出来上がってしまうからだ。
「この名前の子どもはこういうイメージ」と良い意味でも、悪い意味でも思ってしまう。
だから、これまでに自分が出会ってきた子どもと同じ名前は、基本的に避けることになる。
自分の子どもの名前を、教え子と同じにしてしまうと、どうしてもその子のイメージが頭をよぎってしまうのである。
これは教師あるあるではないだろうか?
だから選択肢がかなり絞られてくる。
こんな理由で子どもの名前を決めるのは、あまり良くないかもしれないが、仕方のないことである。
最終的には、これまでに出会ったことのない名前を選ぶことになる。
次の予定ができれば、また絞られた名前から選んでいきたい。
では。
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