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#1793 質疑応答におけるQNKS

現職教育研修などで、自分が講師の立場で情報を伝えるときがある。

そんなときに厄介なのが「質疑応答」である。

この質疑応答の時間は、「やってくる質問」が事前に分からない。

とんでもない難しい質問もくるかもしれない。

「答えられなかったらどうしよう」と思ってしまう。

逆に「あなたはどうお考えですか?」と問い返してもいいが、邪道だろう。

そんなときに役立つのが「QNKS思考」である。

この考え方は、葛原祥太先生が提唱しているものだ。

まず、自分に向けられた質問が「Q」である。

その質問に対して、浮かび上がる解決策や回答の要素をブレーンストーミング的に発散する。

これが、情報の抜き出しである「N」である。

次に、抜き出した情報を順序立てて構造化する。

うまく話が接続するように、論理的に話の展開を構成していく。

これが「K」である。

最後に、相手に伝わるように整理して発信する。

これが「S」である。

このような「QNKS思考」を瞬時に使うことができれば、相手の質問にうまく回答することができるようになる。

しかし、これがスムーズにできるようなるには、練習時間が必要だ。

たくさんの情報を常に整理しておき、いつでも引き出せるようにしておく。

そして、相手に伝わりやすいように論理的にアウトプットできるように鍛える。

この積み重ねが重要なのである。

ぜひこの思考を鍛え、質疑応答で活用できるようにしていきたい。

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