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【台湾旅行#1】海外おひとり様デビューは前途多難

台湾に1泊2日の一人旅に行ってきました。

国内は一人で自由気ままに動き回るわたしですが、海外に一人で行くのは初めて。それもツアーではなく完全な個人旅行。

海外にいくこと自体が8年ぶり。その時も人にあれこれ手配してもらったので、今回もツアーにするか迷いました。ただせっかくの機会です。台湾なら日本人観光客も多いし一人旅デビューにはピッタリと思い、個人手配で行くことに。

結果的には、個人手配にして良かったと思います。今回、私が宿泊したのは、『千と千尋の神隠し』的な雰囲気で大人気の九份。ツアーでよくあるのは台北市内に宿泊して日帰りで九份に行くコースですが、九份に泊まってよかったです。

途中、電車を乗り過ごすなどトラブルもありましたが、航空券やホテルの手配ではトラブルなく、無事に日本まで帰ってこれました。

そんな台湾旅行の記録です。

一日目 桃園空港〜十分

桃園空港に到着

羽田空港から三時間弱。桃園空港に到着しました。

人の流れに沿って入国審査に向かいます。特別にやることはないとわかっていてもドキドキします。

入国審査は、パスポートを見せ、顔写真を撮られて指紋を取られる。前の人の様子を見て真似をすればいいので、問題なく通過です。

「台湾の入国スタンプだー」とパスポートを見ながら歩いていたら、後ろから台湾人のお姉さんに「呼ばれてますよ!」と声をかけられました。

えっ、と振り返ると先ほど通った審査官の人に何やら呼ばれている様子。なんだろう!?と急いで戻ると、パスポートを確認させろと。恐る恐る渡すと、入国スタンプのあるページを開いて「OK」と言われすぐに返されました。

……もしかして、「あれ、いま俺入国スタンプ押したっけ!?」ってことだったのかな😅

まぁ一日何人も同じ作業を繰り返していたら、そういうこともありますよね。(こっちとしては心臓に悪いけど😂)

とにもかくにも、無事に台湾に入国できました。

台北駅周辺で朝ご飯

桃園空港から台北駅に到着後、朝ごはんを食べます。
事前に調べておいた、シェントウジャン(豆乳にお酢を入れておぼろ状にしたもの)を食べられるお店へ。小籠包と豆乳と一緒に朝ごはんです。

全部で105元。470円ぐらい。

注文は、料理名が書かれた紙に個数を書いて店員に渡す方式。この日の台北は東京並みに暑くて、喉がからからだったのでドリンクは冷たい豆乳を頼んだつもりだったのですが、出されたのは温かい豆乳😳

メニューがホットとアイスで分かれているので、多分個数を書く場所を間違えたのでしょう。時間がなくて慌てて注文したツケが。

シェントウジャンも小籠包も、もちろんホット豆乳も、どれも美味しかったです。シェントウジャンはパンのような油揚げのようなものが入ってました。卓上に辣油など調味料が置いてありますがどれもベタベタしてるので、ウエットティッシュは必須。

台北駅から十分へ……のはずが、早速トラブル発生

台湾鉄道で十分に向かいます。

GoogleMapで出てきたのは、Badu Stationで乗り換えて十分駅に行くルート。十分駅へ向かう列車は1時間に1本しかないような時刻表なので、乗り遅れたらまた1時間待たないといけない。シェントウジャンを食べた店から速歩きで駅に向かいます。

無事、目的の電車に乗れてひと安心。
約40分、電車に揺られます。

車窓からの景色は、山間に都会と変わらない集合住宅が立ち並ぶ風景。田畑はなく、ひたすら住宅が続く風景はちょっと不思議な感じ。

台湾の電車も日本と同じように電子案内板で次の駅が表示されます。乗り過ごさないように逐一チェックしていたのですが、乗り換え駅の名前が出てこず、荷物どこで預けようかな〜と呑気に調べ物をしていました。

が、しばらくして気づくのです。「あれ、もしかして乗り過ごした……?」

十分への行き方として、事前にネットで調べた時によく出てきたルートは、瑞芳駅で乗り換えるルート。

だからこのときのBadu Stationという駅も、瑞芳駅のことだと思い込んでいて、列車の案内板ではその漢字を探していたのです。

しかしBadu StationのBaduとは、漢字では八堵と書き、瑞芳駅とは別の駅。(瑞芳駅はRuifang Train Station)そしてその八堵駅は、さっき通り過ぎた駅……。

うわ〜乗り過ごした〜!

仕方ないので、八堵駅の次の次の駅で降りて折り返すことに。

GoogleMapによると、十分に着くのは予定より1時間遅れになりそう。まぁ1時間だったらいいか。さぁ、この戻る電車はどこのホームから出るのか……。

あれ、ホームの案内板にこの電車の表示がない……?

すぐに駅員さんに片言の英語で確認すると、「この電車はないよ」とのこと。でぇ〜!

駅員さんによると次の電車が来るのは40分後。次は八堵駅ではなく瑞芳駅に向かい、そこから十分駅の電車に乗り換え。瑞芳駅では1時間待ち、結局、十分には2時間遅れの到着になりそう。(駅員さんが言う「瑞芳」の発音が「Ruifang」とリンクしなくて何度も聞き返してしまいました笑)

列車もバスも検索できて超便利なGoogle Map。このアプリがないと海外を一人旅なんて絶対できないのですが、過信してはいけない。公式で確認するか、時刻に余裕を持って移動すること。国内ではあまりないことだったので、いい教訓になりました。

そして地名は、現地の表記と英語名(できれば発音も)を、ちゃんと頭の中でリンクさせておきましょう!

猫だらけの村、猴硐駅へ

瑞芳駅で1時間待つくらいなら、と、瑞芳駅の隣の猴硐(ホウトン)駅で十分行きの列車を待ちます。

猴硐駅付近はかつては炭坑で栄えた村ですが、今では猫村として猫ちゃんがたくさんいる観光地となっています。

行きたいけど時間がないかなと思いスキップしようとした場所だったので、思わぬ形で時間ができてラッキー。怪我の功名です。

猴硐駅。駅の周辺はインフォセンターと炭坑時代のことが学べる資料館があるくらい。ただその二つは立派な建物。
インフォセンターの反対側が猫村。早速、目つき悪め猫ちゃんズがお出迎え。

暑い日だからか、出歩いている猫ちゃんは少ないみたい。ただどの子も触っても逃げず、かなり人慣れしている様子。皆、野良猫だと思いますがまるまるとしていて毛並みもいい。

カメラ目線

散策は普通の民家の軒先を通る感じになるので、住人の方がいるとちょっと気まずいですが、住人の方は何とも思っていない様子。管理された様子の猫たちを見ても、猫で生きていくと決めた村なんだろうという感じがします。

十分到着!

猴硐駅からの列車で、無事に十分老街に着きました。

駅にコインロッカーが見当たらなかったので、すぐ近くのカフェの荷物預かりサービスを利用。一回100元。コインロッカーと比べたら2倍以上ですが、背に腹は代えられません。

十分は線路のすぐ近くまで商店が立ち並び、線路に入ることができます。線路の上では、観光客が願い事を書いたランタンを揚げています。駅員さんの笛が鳴ったら列車が通る合図。一斉に線路から撤退します。

ランタンを揚げる観光客
揚がっていくランタン。このランタンたちは、最終的にどうなるのだろうか……

さて、列車を間近で見たら、次は台湾のナイアガラの滝、十分瀑布を見に行こう。

十分瀑布へは歩いて20〜30分。暑い……。
こういう吊橋を渡る
だんだんそれっぽくなってきた
何かの神様

滝の近くには、観光スポットとしてお店がならんでます。そこを抜け、ついに到着しました。

十分瀑布

本家のナイアガラの滝と比べちゃいけませんが、とても見応えある滝でした。

滝を見た後はこの近くの評判のお店で小籠包と牛肉麺を食べる予定だったのですが、閉店時間になってしまい断念。食べたかった😭

代わりに、十分駅近くのお店で食べた牛肉麺。麺は粉っぽかったですが大きめの牛肉が入っていて美味しかったです。

十分も満喫したので、ようやく本命の九份に向かいます!九份での様子は、また次の記事で。


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