見出し画像

再就職が転職に変わる時

ドラマ『転職の魔王様』(関西テレビ 成田凌、小柴風花他)は、本質を的確に捉えていて見応え十分です。

さて、今回はこちらの有料記事の続きです。
進捗ハードモードは、「やめろ」かもしれません。|Termae OMY (note.com)

再就職と転職の違いを考えた事はありますか?


中身だけみれば、そうは違わないでしょう。ただ、4か月前に転職した私の中では、位置づけは似て非なるものです。

これは2月下旬、沖縄のオープニングスタッフとして内定を得ていた外資系ホテルを辞退し、転職活動を再開した時の話です。既に何社かエージェント登録していましたが、新たに数社エージェント登録し、その中の1社の紹介で現在の仕事に出会いました。
そのきっかけとなるエージェントとの面談では、他社と同じ様に転職活動を始めたきっかけ(事業再生による早期退職)や、一度決まったホテルの沖縄勤務を辞退して転職活動を再開した事などを話しました。

この時、担当コンサルタントの方から本質を突く指摘を受けました。
OMYさん、あなたは再就職活動をしていませんでしたか?
「3月で辞めるにしても、まだ現職なんですよ。再就職ではなく転職をしましょう。」
これは、自分の中で大きな気づきでした。それがあったから現在の仕事があると言っても過言ではないと思っています。

モチベーションの違い

昨年秋に前職で早期退職募集が発表された時、直後にハローワークや転職エージェントに登録して、転職活動を開始していました。ただ、今思うと再就職活動だったと思います。
まず、50人が失業する事は事実として突きつけられていましたため、強い不安は拭えませんでした。一方、前職では工場の2交代勤務に従事しており、早朝勤務や深夜勤務の繰り返しで度々体調を崩していました。また、社内政治の酷さにも悩まされており、一刻も早く現況から抜け出したいという気持ちも強くありました。そんなアップアップな状況だったため、早く新しい環境で仕事をしたいという形で、あちこちエントリーしていました。そのため、沖縄・宮古島での外資系ホテルから内定を得た時は、救世主に思えたのです。ただ、冷静に考えると足元を見られていたでしょうね。実は、ホテルから内定を貰った直後から、凄まじいモヤモヤ感に苦しみました。
確かに仕事がなくなるのは切実な問題ですので、早く内定が欲しい気持ちは理解できますが、ネガティブな状態で事を焦ると、後から苦労する可能性が高いです。

再就職から転職に変わった瞬間

一度は覚悟を決めて、沖縄での就業準備を進めたのですが、どうしても違和感を拭えず、沖縄のホテルは辞退しました。そして退職目前の2月からエージェントを通してエントリーを再開しました。この時、自分の中の位置づけが再就職から転職に変わりました。
マインドが転職に変わる事でモチベーションにも変化が出ました。確かに会社都合の退職ですが、自分が過去数年抱いた違和感をクリアにした上で下した決断でもあったのです。40代後半からの人生を一緒に伴走できる仕事を、戦略的に取って行こうという気持ちになっていました。
職務経歴書等を何度見直しつつ、自分が培ってきた知見をどう生かせるか、自分の中で大事にしている事は何かを言語化するよう心がけて、それを持ってエージェント面談→企業面接に臨むようにしました。
今の勤務先から内定を得た時は、2~3日時間を貰って自分で納得して入社を決めました。これは、同時進行で受けた他社の結果も待っていた関係もあるのですが、人生の大事な転換期を決める時に、一旦逸る気持ちを抑えて熟慮した上で決定する事は、とても大事です。また、落ち着いた状態で決断する事は、良い仕事につながると思います。
ちなみに、現在は機械メーカーで購買の仕事をしております。まだまだ修行中ですけどね。パソコンの画面上で原価計算というシビアな戦いが日々繰り広げられるわけですが、これがやりがいがあって面白いです。

#あの選択をしたから



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?