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FIREして会社に縛られずに生きる

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記事一覧

退職後の生き方を考える

退職後の生き方を考える

あなたは定年退職後の生き方を考えたことがありますか。

2024年1月1日に亡くなった経済コラムニストの大江英樹さんは「定年楽園」という本を書かれ、定年後の方々を幸せにしたいと説かれていた方でした。

1)大江さんの言葉大江さんはこのようなことを述べられています。

2)僕が感銘を受けた理由定年退職後の話に、なぜ僕がここまで感銘を受けるのか。

それは、若くしてFIREした人たちにもまったく同じこ

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早く辞めたい若者、働き続けたい高齢者

早く辞めたい若者、働き続けたい高齢者

昨今、FIRE(Financial Independence, Retire Early)という言葉が流行っている。一般的には「経済的独立を果たし、早期退職することで自分らしい人生を歩む」という意味で、若い層をはじめとして、徐々に一般層に受け入れられてきている概念である。

しかし一方で、興味深い記事を目にした。それが次の日本経済新聞の記事である。

これは内閣府が60歳以上の男女3,000人を対

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副業をしたいけどどうすればいいか分からない人へ

副業をしたいけどどうすればいいか分からない人へ

「副業ってどうやればいいの?なかなか0→1を作り上げるのは難しくて」
これは副業会話あるある。

実際、下の日経記事のように、副業を解禁した企業数が全体の過半数になった一方で、実際の副業実施率はまだ7%と低い数値にとどまっているそうです。

僕は在職中に副業をしていたら、それが大きくなってFIREに至ったので、周りの友達と飲んでいても、よく副業について聞かれます。

そして冒頭の会話となるのです。

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君たちはFIRE後どう生きるか

君たちはFIRE後どう生きるか

2024年の新NISAの開始により日経平均はそれに伴ってFIREムーブメントも勢いが増してきたように思います。下の日経記事のようにFIRE後の暴落で焦りを感じた方も、再び元気を戻してきたのではないでしょうか。

1)FIの重要性さて、若いうちからFIREするために投資は必要不可欠ですが、それ以外にも考えなければならないことがあります。それは「会社以外から収入を得る仕組み」いわゆるFI(Financ

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幸せになるための4つの要素が揃うのはいつか?

幸せになるための4つの要素が揃うのはいつか?

幸せとはどういう状態を指すのでしょうか。

下記の日経の記事では、60代の生活満足度について議論されたアメリカGallup社の「Well-being」のレポートと照らし合わせると、
・健康状態の満足度
・仕事・やりがいの満足度
・人間関係の満足度
・資産水準の満足度
の4つが、そのレポートで言われている構成要素に当てはまると考えられるらしいです。

そしてその中でも、資産水準の満足度が最も幸せに影

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あなたは何のために資産形成をするのか

あなたは何のために資産形成をするのか

あなたは今まで資産形成について、こんな風に考えたことはありましたでしょうか。そこで今日は、「何のために資産形成をするのか?」というテーマでお話をしていきます。

(1)投資機運の高まりとその目的2024年1月より新NISA制度が始まり、以下の日経の記事のように大幅に拡充されます。そしてこれを機に、日本でも多くの人が投資を始めることになるでしょう。

そして、今は一部の人しか発信していない次のような

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自分の人生を歩むために必要なこと

2年前、僕は朝から夜中までずっとパソコンにはりついて仕事ばかりしていた。

土日も頭から仕事のことが離れない。在宅勤務だったが、いつメールやチャットがくるかと思うと、フラリと家の外に出て気分転換することすらできなかった。

仕事に追われるとはこういうこと。
僕は全く「自分の人生」を歩んでいなかった。

いつからか、僕はFIREに憧れていた。

妻から「これ面白いよ」と言われ、見せられた中田大学のF

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FIREムーブメントは終わったのか

FIREムーブメントは終わったのか

2022年の米国株の暴落から、あれだけ燃え上がっていたFIREムーブメントは冷や水をかけられてしぼんだように見える。

誰もがこう思ったことだろう。

だが、投資でFIREを目指して諦めた人に声を大にして言いたい。

その認識は大きく間違っている。

1)4%ルールでFIREしてる人はいない先日新年会で、Twitterで出会ったFIRE界隈の人たちと会ってきた。

げんきさん、ぱすたおさん、ぱせい

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新NISA(岸田NISA)をやらないという選択肢はない

新NISA(岸田NISA)をやらないという選択肢はない

2022年12月16日に与党より公表となった「令和5年度税制改正大綱」によると、2024年1月よりNISA制度が以下の日経の記事のように大幅に拡充となあります。この改革はサプライズと言えるほど大きな改革で、かつ素晴らしい内容でした。

1)新NISAのポイント2024年からの新NISAのポイントは以下の3つです。

1つの表にまとめると以下のようになります。

1.つみたてNISAと一般NISAが

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FIRE卒業のバズりに対する一意見

FIRE卒業のバズりに対する一意見

最近「FIRE卒業」なるワードがTwitterのトレンドに上がった。日経でも下記のような記事が出されている。

僕も「FIREした」と公言し、FIREに関する書籍まで書いている一人として、このトレンドを見過ごすわけにはいかない。

だが、この「FIRE卒業」に対するTwitter上での反応は興味深いテーマである一方、そのTweetの中核を成すであろう誹謗中傷を覗き見ることは、僕の心をざわつかせるか

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「将来のお金の見える化」してますか?

「将来のお金の見える化」してますか?

皆さんは自分の家計が将来どうなるか、試算したことがありますか?
5年後、10年後に資産を何万円持っているか、また子どもの学費にどれだけお金がかかるかなど、きちんと見える化したことがありますか?

本来は誰もが学校教育で学び、毎年試算表をアップデートするべきだと思うが、下の日経の記事にもあるように、日本のマネーに関する教育水準は相当低いため、こうした話を聞くのが初めてである人も多いだろう。

お金に

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FIREにおいてお金を貯める以上に大切なこと

FIREにおいてお金を貯める以上に大切なこと

FIREを計画する際、多くの人が「お金を貯める」ということ1点だけに意識を集中してしまいがちです。しかし、僕は次のようなことにも意識して目を向けていました。

これについて少し触れていきたいと思います。

1.死ぬときに1億円を抱えていても仕方ない数年前、妻が僕にこう言いました。
「あなたはお金貯めたいってずっと言ってきてるけど、死ぬときに1億円抱えててもしょうがないからね」

「おおおおおお、ほ

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夫婦で幸せなFIRE生活を送るために必要なこと

夫婦で幸せなFIRE生活を送るために必要なこと

1.FIREの実現には、パートナーの協力が不可欠独身の方がFIREをするなら、何の制限もなく自分の自由に行動できます。しかし家族がいるとそうもいきません。そこで今回は、夫婦でのお金の向き合い方についてお話をしていきます。

下の日経の記事のように、お金を貯める段階では夫婦の共働きは必須です。ところが、そこから会社を辞めてFIREするという話になると、一気にコトを運ぶのが難しくなります。

FIRE

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FIREに向けて家計簿をつけ、自分の支出を知ろう

FIREに向けて家計簿をつけ、自分の支出を知ろう

1.家計の見える化がFIREへの近道FIREを実現するためにまず必要なことは、次の3つです。このように自分の収入/支出を把握し、特に支出側をコントロールすることが、FIREに必要なポイントとなります。

2.挫折せずに家計簿をつけるあなたは自分が1ヶ月もしくは1年でどれくらいお金を使っているか、把握しているでしょうか。

僕の体感では、「年間の食費は?保険料は?子どもの学費は?」と聞いたとき、全

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