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アート独り言。(配信について考える。)

昨夜はDOMMUNEで久しぶりに楽しい夜を過ごした。

DOMMUNEとは
アーティストの宇川直宏さんが2010年3月1日にDIYで開局した、日本初のライブストリーミングスタジオ兼チャンネル。
「ライブストリーミング」とは、PCやスマートフォンなどで、映像と音声からなる「生配信」を楽しむことができる、インターネット上のTV番組。
(DOMMUNE HPより)

宇川さんは私がVJを始めた2005年頃にVJ第一線で活躍され、今も尚活躍されている。

昨夜は「電気グルーヴ」が無顧客、無料配信されていた。あまりに楽しいので投げ銭したかったが、様々な権利の関係でそれは叶わなかった。代わりに、グッズを購入する事で還元される。

クラブ感を味わう為に部屋を暗くしてモニターを全部つけてみる(雑)

約10年配信にこだわり、強力なコンテンツだったにも関わらず、まだ課題が残されている。

楽しませていただいている傍ら、無料で楽しませてもらって申し訳ない気持ちが存在した。

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映画館や劇場などが閉館中の今、映画界では沢山の監督が過去作品のネット公開に踏み切っている。
映画を制作してるのだから、もちろん劇場公開を想定している。スマホやPC専用に作られたものではないので、配信を迷われた方も多いと思う。

私も、Instagramに過去作品の一部分の公開を始めた。頑なに、ネット公開はしないつもりだった。

しかし、このような状況下に置かれて考えた。

もし自分に何かあったら作品はどうなるのだろう。
世の中からは消えてなくなる。
特別な時に特別な場所で観てもらう事、展示会のテーマを想定して制作する事にこだわってきた。
自分の思いが間違って伝わって欲しくないから。

けれど、それでは関わってくれた方にあまりに申し訳ない。

悲観的に考えているのではなく、冷静に考えて公開に踏み切った。まだ全部は公開出来ていないが、少し気持ちが楽になってきた。

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2020年は配信戦国時代になろうとしている。

私がVJ時代にお世話になった師匠も、配信の新しい形を追求し、間もなく公開される。
一足先に、友人限定での記者会見テスト配信を聞かせてもらったが、誠に素晴らしい内容だった。
細かい所にも過去の経験や知識を張り巡らし、これから強力なコンテンツになっていくだろう。

https://musicslash.jp/

インターネットという環境でいかに表現出来るか。また、アーティストへの適切な還元が出来るかを常に考えなければならない。

元の世界に戻るというよりは、新しい世界に順応していけるよう、自分が慣れて行かなければならない。

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最近、便利に使っているzoom。
友人との交流にはとても便利。
しかし、オンライン上(リアルもだけど)での長時間の交流が少し難しい私にとって、実際に人に逢って話してる感覚にするのは難しい。

リモートで何か出来るのでは?と色々模索するも、画角が似たり寄ったりで面白く作るのはなかなかハードルが高い。それぞれにクオリティ高い撮影を各自にお願いするのも難しい。

新しい事を産み出す難しさと楽しさが、交差している。

今日も何か作ろう。
猫と昼寝しながら。

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