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アート独り言。(やまなみ工房で圧倒された話。)

以前から福祉施設の撮影をご依頼いただいている教育文化財団様より、研修のお誘いが来た。
研修先は「やまなみ工房」で以前から行きたかった所。すぐに申し込んだ。

やまなみ工房とは
主に知的障がいの方が利用する福祉施設。
好きなものを好きなだけ描く。
100万以上の値段がついたり、描いた絵を生地に使用した作品がパリコレに登場するなど世界中から注目されている。
ドキュメンタリー映画「地蔵とリビドー」撮影場所。

集合場所に到着すると、以前撮影させていただいた施設の方や、コラボした作家さん、知り合いの陶芸教室の先生など、顔見知りの方ばかりで本当に楽しかった。

到着すると、スライドで施設や作家の説明を聞いてから各工房の見学。写真は難しいと聞いてたけど
施設も利用者さんも撮影&拡散可能だった。

ため息の出る作品ばかり。

NHK バリバラでも起用されている絵。

1日の半分は作業、半分は制作としている。

利用者さんたちは自分の絵を見て!とアピールしてくる。質問すると、とても嬉しそう。

カッコよく撮れてるかカメラチェック入りました。

施設長さんは元々アルバイトで来て、アートも福祉も全くわからない方。好きなだけ描かせてるけど、アートがいいかどうかもわからないらしい。

でも逆にわからないからこそ、「こうした方がいい」等とアドバイスしてしまいがちな事も全くないので次々と作品が産まれるのだろう。。。

全ての作品が「まさと」好きで好きで仕方ない人を作品にして作り続ける。情熱か怨念か。

一度記憶した絵は何も見ずに描ける。しかし彼は絵を描くよりトイレ掃除が大好き。

毎日ぐるぐる描いて気持ち悪いと両親に言われ続けたけど、世界から注目されることに。

嵐の大野くんやkinki kidsが衣装として着用。宇崎竜童さんはやまなみ工房デザインとは知らず愛用し、それを知った宇崎さんはやまなみ工房にライブに訪れた。

今後、福祉施設で撮影するときもっともっと寄り添ってみよう。

自分の好きな事、やれてますか?
施設全体からその言葉が溢れていた。

岐阜にもこういう施設あったらいいな。
一ヶ所が数分しか見学出来なかったけど少しだけ動画も撮影。

※見学の際は必ずお問い合わせを。




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