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アート独り言。(朝陽を浴びる)

久しぶりに、自分の提案した映像の撮影。
以前からダンスを撮影させていただいた友人が、昨年ヨガを始めた。

身体はどんどんと無駄が削られ、元々美しい身体だったが、さらに絞られていた。
昨年久しぶりにダンス公演をみた時に、腹筋が美しく割れてとてもカッコ良かった。

その友人が、突然頻繁にSNS投稿を始めた。もしかしたら、今物凄く何かを発信したいのかも。

彼女に連絡をし、良かったらヨガをしている所を映像にしてみないかと伝えると快諾だった。

しかし、ヨガの事は全くわからない。彼女はフィットネス要素の強いものではなく、精神的な所まで改善していくヨガをしていた。

色々話を聞くと宇宙の中の一つの存在である、最終的には概念のようなものになる等々、なにやら興味深い話だった。

しかしそれを映像にするイメージがなかなか沸いて来なかった。
なんとなく

「日の出に合わせて撮影」

という案が浮かんだ。
ヨガも、日の出時刻あたりが重要で、毎日、日の出前に起床しているというのを聞いて決定した。

撮影場所まで30分くらい。朝の用事済ませて、日の出に間に合わせるには3時に起きなければならない。

普段それほど目覚めは良くないが、提案した自分が遅れるわけにはいかない。
アラームを死ぬ程設定し、なかなか寝付けず不安だったが、3時のアラームでシャキンと起きれた。
やはり好きな事に対する本能か。

余裕を持って撮影場所に向かったものの、空がドンドン明るくなり、かなり焦る。
到着するなり、カメラをすぐに出して撮影スタート。

それほど遠くない場所でも探せば素敵な所が見つかる。
撮影中、漁協の方がやってきた。
「すみません、撮影でお邪魔してます~」

「あんたら、寒くないの、別に邪魔やないよ」

そういってなにやら準備を始めた。

「このあたりは何が捕れますか?」

そう聞くと「しらす」と言われた。こんな近くでしらす漁とは知らなかった。頭の中がしらす丼一色になる。

改めて、良いところに住んでいるな、と感じた。

友人のヨガがなければ、日の出前に起きることも素敵な自然にも気付くことはなかった。
素敵な体験が出来て本当に感謝だ。

撮影中、疲れが出たのか漂流物がワニに見えたり、スクーターの人が白バイに見えたりしてなんだか楽しかった。

友人の話を聞いて早起きや、食事のバランスを改善しようと思った。

しかし

帰り途中で入ったコンビニで
魅力的なものに出会ってしまった・・

誘惑に勝てない軟弱者の修行は、まだまだ続く。

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