寺田寛明の職権濫用

僕はマセキ芸能社という事務所でピン芸人をしているアイドルオタクです。年間130現場くらいはアイドルを見に行っている、中くらいのオタクです。

今年のR-1グランプリ決勝に進むも最下位を取りLOFT9 shibuyaさんで「寺田寛明の最下位慰めナイト」というイベントを開催した際に、ぎょねこというトリオのオジマアローという後輩芸人が僕を慰めようとサプライズで、そのイベントの日の昼間も定期公演を見に行っていた大好きなアイドル「MIC RAW RUGA(laboratory)」さんからビデオメッセージを貰ってきてくれて、そこから色々派生して派生して、なんとついに寺田寛明とアイドルが喋るイベント「寺田寛明の職権濫用」を開催することになりました。


芸人がアイドルと絡むとなると双方のファンの方々的に「うーん」という面もあるかと思います。わかります。僕が考えていることを色々ご説明させて頂ければと思います。

長いので言いたいことを簡単に先に書いておきます。

・タイトルに名前が入ってはいるもののこのイベントは寺田寛明主催ではなくLOFT9さん主催です。お笑いイベントではなくアイドルイベントに寺田が呼ばれてるMC修行だと考えてください。

・べつに変な話するつもりはないですが「お笑い」も「アイドル」もある程度"許せる"人のほうが楽しんで頂けるかなと思います。

・開催時間早くてごめんなさい。

・お笑いファンの方々は、ゲストのアイドルさんの曲をちょっと聴いてみてもらって興味が沸いた人は見たら楽しいと思います。



細かくかきまーす
開催経緯を説明しますと、まず今LOFT9さんがちょっと大変そうであるというのがありまして、飲食店なのでご時世柄20時までしかやれかったりお酒が出せなくなる時期もあったりして、開催予定だったイベントの中止が相次いでしまって、枠が空いて困ってると。「慰めナイト」もそんな事があって誰かイベントやってもらえないか、というお話をうけての開催でした。以降何度かちょこちょこと、空いてしまった日を埋めるイベントをやらせて頂いて、こちらとしてもLOFT9でやれるならと(料金が普段の劇場よりかかってしまうのはお笑いのお客さん的には申し訳ないところです。マスクなしで平場やれる良さはあると思うのでもうしばらく…)やらせて頂いておりましたところ、店長さんから「職権濫用」のお話を頂きました。

兼ねてから「アイドル関係のお仕事をやりたい!」とは言っていたのですが、実際にこんなすぐ機会があるとは思ってなくて、正直なところは自分の実力がかなり不安です。やったことないし。しかしオタクの立場で考えてみてほしいのですが「寺田さんが好きなアイドルさんを呼んでイベントをやりたいのですが」なんていうお話を断れますか?ノータイムでやると返事をするに決まってます。やるからには頑張りますし、オタク経験を活かしてどうにか嫌じゃない感じに、双方のファンにとって良い印象になる感じにできたらと思っています。自意識ですが「ここでミスったら今後現場に行きづらくなる」というしんどすぎるリスクを背負ってます。

なので基本的にこのイベントは寺田寛明主催ライブではなく、店長さんにお話を進めて頂いております。アイドルイベントをやるにあたって寺田をMCに据えただけというか。「きしたかの高野の喉爆発ライブ」は高野さん主催ではないし「欽ちゃんの仮装大賞」もハギキンが開催しているわけではありません。ゲストオファーも、元々ロフトいらっしゃったアイドル好きな社員さんが辞めてしまったそうで、アイドル詳しくない店長さんが手探りでしてくださっています。寺田が今年見たアイドル一覧を最初に送っててその中から選んでるみたいなので僕も誰がいつどういう組み合わせで出ることになるかわかってません。「どう考えてもその人たちは出てくれない」みたいなところにもオファーがいってしまってたら申し訳ないですが気にしないでください。中学生5人グループが平日17時に集まるわけないのは僕も承知しております。

ドルオタの方には僕が言うまでもないかと思いますが、ゲスト様には30分ライブやって頂くのでトークはさておき好きなグループが出てたら普通にお楽しみ頂けるかと思います。もちろんトークも頑張ります。できれば質問とかも受け付けたい。特典会含め20時までに終わらせないといけない関係で開演時間が早いのは申し訳ないです。本当は曲やってもらったあとにトークがしたかったのですが、お客さんがギリギリでもライブパートに間に合えばと思って先トークの構成になりました。その代わり、会場チケットを購入された方には配信アドレスを送りますので来る途中にトーク聴きながらとか、帰ってから見るとかもできるようになってます。


いつもお世話になっているお笑いファンの方々に向けては、なるべくおもしろいことも言いたいですが正直お笑いイベントではないので、来てくれるなら新しい扉を開けるつもりで来てください。ここから先は現在決まっているゲストさんの曲や映像を貼っていきます。楽しそうだなと思った人だけ見に来てくれたら嬉しいです。ちなみに、毎回アイドル詳しくない芸人も呼んでるのはこちらのお客さんが来てもある程度はついてこれるようにするためです。まあ言葉でいくら説明してもって感じだから聴いてくれや。



963さん。
くるみと読みます。コンセプトは「女の子がゆるいラップを歌う」らしいです。知らなかった。ゆるいと言いつつ曲は本格的です。個人的には「lumen」という曲が好きです。「ろすとぷらねっと」が聴けたら沸く。まずないと思うけど「21時のクラゲと月」が聴けたらその場で自害する可能性があります。


MIC RAW RUGA(laboratory)さん。
まいくろうるーが らぼらとりーと読みます。
こちらもヒップホップです。初回は、アイドルラップと言っても曲調もスタイルもそれぞれかなり違うぞというのが見られると思います。
「dog kawaii」はしょっちゅうトレーナーとか着てるのでなんとなく知ってる方多いかと思います。この機会にご覧になってみては。最近ではラッパーのGOMESSさんとコラボした「Moon Reverb feat.GOMESS 」がヤバいです。
E TICKET PRODUCTIONさんが曲を作っているので過去のこういうのもカバーしています。



ここからは7/30にやる2回目。

グデイさん。
すんごい正直に言いますと、この日出て頂く2組は僕自身も最近出会えたばっかりでそんなに現場に行ってるわけではありません。なのであんまり情報を持っていない状態で臨みます。共通点としては一目惚れです。一発目に見たライブで「これはすごい・・・」と心を掴まれました。
「ググる or DIE」が好きすぎる。
室井ゆうさんにいつの間にかtwitterでフォローして頂いててぜんぜん気づいてなかったりしたこともあって気になっています。



SZWARCさん。
シュワルツと読みます。こちらもアイドルラップですが、これもまた先ほどの二組と違います。初めてライブを見る方からすると異様かもしれません。サブスクにある曲だけなんとなく聴いておいていきなりライブ見るのが楽しいかもしれません。アイドルを見る楽しみ方の一つとして「なんだこれ?わかんねえけどなんかすごい」という見方があると思います。どういうトークになるのかも一切想像つきません。ドルオタに向けて言いますと、校庭カメラガールをやられていた運営さんがやってるグループなので間違いないです。


8月もすごいの決まってます。出てくださるんですか!?って感じの方々です。いつまで続くイベントかはわかりませんが、1回1回真剣に、あんまりデレデレせずにしっかりとやりたいです。お笑いはお笑いでちゃんとやってくのでまあ心配しないでください。

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