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好きなゲームのRTAしてます 作成したチャートの公開は、ここに随時行っていきます 適当にゲームの記事も書くかもしれません それとは別に読書感想文も書きます

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オクトパストラベラーⅡ RTAチャート集

この記事について 自分がスプレッドシートにまとめているRTAチャートのリンク集です 自分で作った部分もごくわずかにありますが、 基本は先駆者が考案したチャートを私なりにまとめているものになります 誰でも閲覧できるようになっているので RTAをする人もしない人も興味があればご活用ください RTAのチャートというのは誰かが日々研究しているものであり、 私のチャートが最速で正しいということではありません そこら辺を理解していただけると幸いです RTAチャートリンク集Sing

    • 村山由佳さん『雪のなまえ』を読んで

      読書感想文を書くことが久しくて今までどうやって書いていたか忘れてしまったが、読み終わった気持ちそのままに書きます。 辛い、苦しい気持ちで困っている子にこれほど寄り添える小説があるのだろうかと思えるくらいに優しい物語でした。 「悪いことには目を瞑っている」といちゃもんをつける声も出てきそうな内容ですが、私はこの物語を支持しますし、雪乃と雪乃の両親、曾祖父母、新しくできた友達、見守ってくれた大人の全てに素敵な物語をありがとうと言いたいです。 お話に関して言いたい内容はこれぐら

      • 住野よるさん『か「」く「」し「」ご「」と「』を読んで

        あー、こりゃまたベタベタなものを読んでしまった。 こういう系、好きだから。 青春恋愛小説でしか接種できない栄養がある。 5人のクラスメイトの高校生活が物語。 その中の1人の男子『京くん』の恋愛模様が、様々な視点から描かれている。 それぞれの"かくしごと"とされている人の気持ちを見ることができる超能力が話を盛り上げる仕掛けですが・・・。 私はこの登場人物たちの能力は、『勘』と似ていると思いました。 私達は誰かの雰囲気、視線、表情からたくさんの情報を受け取っています。 そして

        • 瀬尾まいこさん『そして、バトンは渡された』を読んで

          瀬尾まいこさんの著書の中で、一番有名なんじゃないかな? メジャーを避けたがる性分だから読んでいませんでしたが、なんとなく気が変わったので読むことに。 愛とは?親とは? 普段の生活ではあまり考えない内容を、主人公の優子がずーっと考え続けます。 私は、親のことをどう思っているんだろう。 親は、私のことをどう思っているんだろう。 こんなこと考えても、なかなか答えが出ません。 気が狂ってきそうです。 森宮さんと自分がかなり重なって見えてしまうので、この作品はとても優しく暖かく苦し

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          18本

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          佐藤多佳子さん『しゃべれども、しゃべれども』を読んで(再読)

          高校生に読んだとき以来でしょうか? 中古の本屋で見つけて、面白そうだから買ってみたのが出会いだったかな? 佐藤多佳子さんの作品は何作か読んでいますが、どれも面白い。 活字離れしている人にも読みやすいと思う作品ばかりなので、ぜひ読んでいただきたい。 本作のテーマとなっているのは"自信"。 主人公の三つ葉は「自分で自分を"良し"と納得すること」と結論を出して、周囲の人間や自分は何がズレているのか考えた。 この考え方は好きだ。 世間というハードルと比べず、周囲の人間とも比べず、己

          佐藤多佳子さん『しゃべれども、しゃべれども』を読んで(再読)

          額賀澪さん『できない男』を読んで

          額賀さん2冊目。 1冊目は児童書だったので、一般書籍だとこれが1冊目。 『タスキメシ』が有名だとは知ってたけど、『できない男』の私はこちらが読みたかった。 話のテンポがよく、とても読みやすかった。 ダブル主人公で3年間もの長い物語なのだが、これを280ページ以内に収めている。 限られた人数の登場人物をしっかりと活かす。 せりふも洗練されていて多すぎず少なすぎない。 展開に違和感が無く、ダレることもない。 とにかく読んでいて心地がよい作品。 場面の切り替えはズバッとやる。

          額賀澪さん『できない男』を読んで

          村田沙耶香さん『丸の内魔法少女ミラクリーナ』を読んで

          旅先。 温泉旅館に泊まりに来ているが、移動中や部屋の中ですることは読書しかない。 持ってきていた読みたい本を読み終えてしまい、帰りの移動はどうしようかと立ち寄った本屋さんで購入。 『丸の内魔法少女ミラクリーナ』 村田沙耶香でこれならアタリ確定だろう。 村田沙耶香さんは『マウス』『コンビニ人間』を読んでの3冊目。 夢中で読み進めるけど、頭が痛くなってくる。 この人の表現する世界の歪みを、私は受け入れられないのだろう。 短篇集なのでそれぞれに感想を。 だが、あんまり書きたくない

          村田沙耶香さん『丸の内魔法少女ミラクリーナ』を読んで

          加納朋子さん『カーテンコール!』を読んで

          とんでもない本を読んでしまった。 思わず人に勧めたくなる、素敵な本でした。 表紙の素敵な花束と、裏表紙のあらすじを読んで即購入を決定。 学業不振とかコンプレックスとか大好物。 さて、どんなおもしろおかしい学園生活が始まるんだろうと期待して購入しました。 ちなみに帯の「涙盛」は嫌いだったので、一瞬避けようかと思いました。 本の魅力が勝っていたので購入しましたが。 出版社気をつけろ。 内輪ノリが嫌いって人結構いるぞ。 群像劇で描かれているので色々な登場人物にスポットライトが当

          加納朋子さん『カーテンコール!』を読んで

          杉井光さん『世界でいちばん透きおとった物語』を読んで

          本屋で平台に積まれていて気になった。 『神様のメモ帳』の杉井光さん。 高校生の時、ドハマりしたんだよなあ。 気になって飲んだドクペの味は未だに忘れられない。 コーラの方が美味しいし、人気だし、でもドクペの方が好きって感じ。 うーん、マイナー推し?してる自分酔い? 杉井光さんが『神様のメモ帳』以外のラノベを書いていたり、一般書籍の方でも活躍しだしたりっていうのは知っていましたが、「読みたい!!」と心が反応しなかったので距離を置いていました。 ですが、なんか、今回は気になった

          杉井光さん『世界でいちばん透きおとった物語』を読んで

          小川洋子さん『博士の愛した数式』を読んで

          前回の『夜のピクニック』に引き続き、超有名だけどまだ読んでなかった一冊です。 先に書いておきます。 やっぱり名作は名作でした。 著者の小川洋子さんとの出会いは『猫を抱いて象と泳ぐ』でした。 私は興味の範囲以外のことは疎くて、小川洋子さんのことなんて一切知らなかったのですが、本屋のポップがきっかけでこの本の購入を決めました。 内容はうる覚えなのですが、「この本を読んで、この出版社に入ろうと決めました。」的な内容でした。 読んだ本に感動することはあれど、人の職業選択までさせてし

          小川洋子さん『博士の愛した数式』を読んで

          恩田陸さん『夜のピクニック』を読んで

          ずっと読みたかったけど、読んでこなかった本。 理由は分からない。 世間的に評価されている本だから逆張りしていた気持ちもある。 傑作という期待のせいで純粋に物語が楽しめないかもという気持ちもある。 ただ、単純に忙しくて後回しにしてきただけなのかもしれない。 読んでみて、思いました。 これは傑作中の傑作だと。 この本の素敵なところの一つに「感想をもちやすい」というものがあると思う。 「歩行祭」という第三者からしたら魅力的な学校行事。 秘密を抱えた主人公2人の男女。 友達、親友

          恩田陸さん『夜のピクニック』を読んで

          辻村深月さん『青空と逃げる』を読んで

          感想文を書こうと思って気が付きました。 私、逃避行のお話が好きなんだ。 何かから逃げるという話は「逃げている対象」と「逃げた先での生活」の2つと向き合っていく。 「逃げている対象」はたくさんのパターンがある。 ・事件の加害者だから ・事件の被害者だから ・仕事に息詰まって ・怖い何かから ・漠然とした不安から しかも逃げるっていうことは老若男女誰でもできるので、大人から子どもまで色々な話が生まれる。 現実問題として本当に逃げ出せるかどうかは小説の話なのでどうとでもなるし

          辻村深月さん『青空と逃げる』を読んで

          森絵都さん『カザアナ』を読んで

          本の選び方って大事です。 本屋さんを歩き回るときは好きな作家を無意識に探してしまいます。 久し振りに森絵都さんの本を読みたいなぁとなんとなく思いました。 「カザアナ」ってタイトル見たことないなと思って手に取りました。 この本から「不思議な力」を感じました。 ごちゃごちゃしているかっこいい表紙なのかもしれません。 帯広告の言葉が心に刺さったのかもしれません。 森絵都ワールドの何かをどこからか感じたのかもしれません。 とにかく、本を手に取った瞬間から「買うしかない」と思わさ

          森絵都さん『カザアナ』を読んで

          辻村深月さん『嚙み合わない会話と、ある過去について』を読んで

          辻村さん3冊目。 短編集で4つの話があるので、それぞれに感想を。 ナベちゃんのヨメ 痛いほどナベちゃんの気持ちが分かってしまう。 私とナベちゃんはきっと似た性格なんだろう。 恋人が欲しい。 誰かの特別になりたい。 自分を愛してくれる人を全力で愛したい。 そんな願いを叶えるために、真面目で優しいが恋愛経験値が不足している私たちが何をするのかというと、徹底的に優しく頼られる人間になるために行動する。 困っている人がいれば声をかけ、過剰なほどまでに手厚くサポートし、「私は害

          辻村深月さん『嚙み合わない会話と、ある過去について』を読んで

          森見登美彦さん『夜は短し歩けよ乙女』を読んで

          電車やバスでの移動中に読破したのだが、 読んでる私の顔は間違いなく変な顔をしてた。 おかげで恥ずかしかったぜ。 でもこの本に出会えてよかった。 感想に何を書けばよいのか分からないが、 私が表現するならこれは大人のラノベである。 些か頭の固い平平凡凡な男子大学生が、 不思議で純情で強運で好奇心旺盛で行動力Maxな 「黒髪の乙女」に恋をしてひたすらに追いかける。 二人を取り巻くのは 奇想天外で予測不可能な愉快な仲間?達。 果たして『私』こと先輩の恋の行方は…。 ほらラノベ

          森見登美彦さん『夜は短し歩けよ乙女』を読んで

          額賀澪さん『ラベンダーとソプラノ』を読んで

          機会があって児童書を読んでみました。 額賀澪さんは名前は知っていましたが読むのは初めてです。 そしてこの作品は額賀澪さん初めての児童書なそうで。 まずは装丁が素敵! いつかさんのイラストがかわいくて雰囲気にぴったし。 手触りも気持ちよくて思わず手に取ってみたくなるような感じ。 内容は『頑張ること』への問題提起といったところでしょうか。 額賀さんのインタビューにもありますが、 主人公の真子の立ち位置が曖昧で、 そこが人間のリアルさを描いているなあと感じた。 真子はみんなで

          額賀澪さん『ラベンダーとソプラノ』を読んで