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カメはなぜ勝ったのか?

note はじめました。

当たり前だけど、年の初めというのは「あたらしいなにか」を始めやすい。(と言いながらすでに1月が終わろうとしているのだけど...)
というわけで、note の投稿を始めてみることにした。

とりあえず何を書くか?...である。思い当たったのが、割とSNSで反響の良かったカキコミか。それらを推敲して発信しようと思い至った。多少不恰好でも、どうせ物書きについては素人なのだから「とにかく始めてみる」これに尽きる。たぶんこの先、月に1度書ければ及第点だ。

いちおう読んどいてほしいプロフィールは コチラ


イメージと実感のギャップたるや...

実は昨年から、いや正確には'17年末の個展『上から目線』を終えた頃からずっ〜と悶々としている。周りから言われる「ご活躍」のイメージとは裏腹に、全然儲からないその実態 ... この感覚のズレは一体何なのか?

サッカー選手で言うなれば、J3 かもう一つ下のカテゴリーで「上手いと言われながら常に戦力外通告に怯えている」と云ったところか... TVに出てる芸人が実は依然としてバイトを辞められない... そんな状況にも近いかかもしれない。(ちなみにバイトはしていない)

ただ数字にすると、地味にではあるが仕事の数も総売り上げも、爆上がりとは行かないがゆっくりと伸びている。なのに自分の中で「売れてる」という実感が全く持てない...

なぜだ...?
そんな風に悶々としつつ、大きくは二つのポイントが思い当たった。

・売れてる(※イメージ)と言われるケースのほとんどは『いつもFacebook で拝見しています』という言葉とセットであること(ウソは書かないけど基本的には良いニュースばっか書くわけで...)。
・もっとスゴイ人の活躍が情報として入ってきて、勝手に「自分には実力がない」モードに突入という愚のループ...w(彼ら彼女らもその裏で悩み抜いたり何かを犠牲にしてるかもしれない...と想像力をもっと働かせるべきだ)


「行き詰まってるな...」と感じる = 「感謝」が足りない?

下請け(時には孫請け?)の立場であることが大半のイラストレーターという職業。ぶっちゃけた話、ひと握りの「スター」以外は儲からない仕事と言える。それでもなんとかバイトせずに続けていられる。ほぼ毎晩、家族と夕食を共にして、割と睡眠も取れている。気になることといえばちょっと体脂肪が... くらいか?

もちろん仕事の少ない時期や、逆に重なりすぎて投げ出したくなる時もたまにあるが、決して悪くはない現状に(妥協するということではなく)一旦は感謝できないものか?... でもこれは(ある意味傲慢だが)以前より「ステージが上がった証拠」と言っても良いのかもしれない。

20代の僕はフラフラしてた時期も長く、技術もセンスも大して磨いて来なかった。ようやく重い腰を上げ始めた時点で、既に大きく遅れをとっていた。自分が「落ち込む原因」にしてしまっているあの人もこの人も、20代で賞を獲っていたり、TVなんかで認知されてる人までいて、当然見える景色も出会う人も違うはずで、比べること自体失礼なくらいであるw

モヤモヤの正体は後者のポイント、即ち「もっとスゴイ人との比較」から来ていたというなんともナンセンスな話であるw  比べるのであれば「去年の自分と今の自分」である。立ち止まって考えれば当然の話だが、もちろん目的は「あの人やこの人」に勝つことではない。


今こそ深く刻みたい「原点」

話は変わったようで繋がっているのだが、画像は自身の屋号に用いてる(正確には活動初期によく使っていた)マーク。最近は「先代」的な位置付けになりつつあるが、僕は迷わず「亀」をチョイスした。誰もが認める「ゆっくり」のシンボルだ。

ちゃんとウリコミし始めた当初(2007年頃?)は、よく登場していた(ブランディング的な詰めの甘さにはそっと目をつぶっていただくとして...笑)。そういえばここに込めた想いはなんだったっけ自分...?


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キッカケは寓話「うさぎとかめ」について、師匠が弟子に語ったエピソードとして載っていた新聞のコラムに出会ったこと。知ってるはずのそれだったが、当時「大きく遅れをとっていた」僕の心に突き刺さった。

カメが勝ったのは、別に相手が『うさぎ』だったからじゃない。
すなわち、うさぎは「かめ」を見て走ったが、「かめ」はゴールのみを見つめて歩み抜いた。だから勝った。


このことを書くまでに、とんだ醜態まで晒してしまったのだけど、誰かを追い抜くとか突き離すとか(そもそもどんな基準でだ?)、ましてや飛躍なんてするよりも、とにかく「歩み抜く」ことだ。というわけで今年は「カメの歩み」で。


さいごに...

サイトのスクショ貼っときます(見てね❤️)。著者絵本もあるのでぜひっ☆

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