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ShopifyがAmazonを凌ぐ時。D2Cプラットフォームの進化論。

カナダのECプラットフォームShopifyをご存知だろうか?
日経でも記事になっているようにAmazonを越えるかもしんない存在として最近話題のShopifyは世界で100万社の導入と絶好調のようです。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54699470S0A120C2TJ2000/

Amazonはあまりにも巨大な存在となり過ぎてしまい。もはやAmazonに追いつける存在は見当たらないかと思われてきたが、ここに来て少し風向きが変わってきている。

不正レビューが止まらず、違法な出店者も後を絶たない事はユーザーも気がつき初めてAmazonのショッピング体験は大きく衰退して来ている。

圧倒的な事業ボリュームのAmazonに出始めた欠点

全ての商品を陳列しロケットのネジ一本まで取り揃える事を目指したAmazonは本当に大きなプラットフォームになったが、誰でも売り始められるその環境ではユーザーとの信頼を保ち続けられるだろうか?

Amazonで間違いなく商品が届けられるとも限らない状況が続いている。悪意のある出品者が後を絶たず、Amazon運営側も不正出品者を排除しているがイタチごっこが続いてしまっている。

私達はAmazonでカートに記載されている商品が信頼出来る製品とは限らない、まるで中国のタオバオで自己責任でショッピングをしているかと思うような状況になりつつある。


出店者に重くのしかかるロイヤリティ(販売手数料)

Amazonは出店者に変わり集客やマーケティングを代行してくれる変わりに巨額のロイヤリティが発生する。

例えば実店舗でも百貨店に出店したら当然ロイヤリティが発生するので、ビジネスとしては大変当たり前ではあるのだが価格競争の激化が煽られるシステムである中、15%(商材によって異なる)というロイヤリティに加えて実質的に物流コストも引っくるめると実際の手数料は30〜35%にも到達する。

大きな手数料を納めながら出品者は利益を出す事が大変難しく、Amazonだけが儲かる仕組みのプラットフォームと言っても過言では無い。


ロイヤリティが発生するのに信頼を失いつつあるAmazon

百貨店であれば出店者は○○百貨店に出店している。という信頼を得て商売をさせて頂く訳で、まさか○○百貨店で購入した商品に偽物が紛れ混んで居たり、レジを通した後で購入したつもりの商品が梱包されて届くという様な事は有り得ない訳です。

本来ならショッピングモールであるECプラットフォームに求められるのは、安定的な集客や素晴らしく先進的なショッピングカートによるお買い物体験。更には自分達では構築でき得ないロジスティクス(物流)などが魅力なはずだ。

D2Cブランドの多くは独自に集客もマーケティングも実現し始めている

D2Cを展開する多くのブランドはInstagramを初めとするSNSなどを駆使して、完全に独自で集客やマーケティングを成功させつつある。

そういうECショッピングモールに頼らない強い集客力をもったD2Cブランド達にとっては、Amazonのショッピングカートや物流は魅力的だが、大きなロイヤリティを払うメリットは無い。

が、しかし。かと言ってAmazonに変わる魅力的なショッピングカートが存在するかと言うと実は選択肢は大変限られる。

そんな中でShopifyは大注目であり、純粋のショッピングカートの機能だけをSaaSとして支払うのみで決済手数料もPay.jpだと2.59%という驚きの安さだ。

販売の手数料は発生せず、純粋にシステムの利用料のみ月額が発生するSaaS

独自のドメインで運用するようなECを業界では「本店」と表現する事が多い。これは基本的に販売手数料が発生しない利益確保がしやすい店舗であり、最も重要な売り場であるという位置付けだが、実際のところ集客とマーケティングを自ら実行しないといけない運営は大変である。

しかしブランディングに成功し、喜んでお客様が購入しに来てくれるブランドに育っていれば当然本店での運用が利益を確保するためのキーとなりAmazonを始めとするECショッピングモールは魅力を失っていく。

つまり自分たちで集客出来るならShopifyだという事だ。

次回は国内のASPカートと呼ばれる独自ドメインで運用出来るカートとShopifyの比較を紹介していきたい。
正直言ってShopifyの圧倒的な圧勝であるのだが...

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ごとうてっぺい

社内で書き留めておきたいと思っていた。17年のECノウハウを公開していきたいと思っています。

え?うそーん。ホントに嬉しいです!
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Tshirt.stとTokyoTshirt.stとSQUAIRをプロデュースしています。優れた技術を持つ日本や中国やフランスのモノづくりをブランドに融合させて「デザイン」をしています。