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小中高校生バレーボーラーはオリンピック観てほしい!!(東京オリンピック2020)

(タイトル写真FIVB)

一生に一度?の夏休みにするか、いつもと変わらぬ夏休みにするか

 自国日本でのオリンピック開催は、前回1964年の東京オリンピック以来2回目の東京オリンピック。
 ただ残念なことに、コロナ禍という未知の状況に遭い、いろんな意味でみなさんが望むような開催の形にならない中での、私たちの国日本での開催となりました。

 しかしながら、サッカーやラグビーのワールドカップ、バレーボールのネーションズリーグなどの国際大会が海外で開かれる場合、その多くが時差による試合中継が日本時間では変則的で、睡眠不足覚悟で観戦、そして子供たちと一緒に臨場感を味わいながら観ることが難しいことも多いです。

 しかし、自国開催の今回の東京オリンピック。日本の生活時間の中で、しかも夏休みという期間の中で、バレーボールに限らず、いろんな種目のすばらしい試合やパフォーマンスを観ることができるわけです。
 前回の1964年東京オリンピックは、日本の歴史にとっても大変大きな意義がありました。戦後の復興の象徴と高度経済成長によって、日本人の生活や日本の社会が、現代の生活様式に大きく進みました。それとともに、体操、柔道、レスリング、バレーボールと日本人を歓喜に沸かせる活躍があったわけです。何よりバレーボールは、女子バレー「東洋の魔女」の金メダル、そして男子バレーの銅メダルはその後のミュンヘン五輪での金メダルの伏線となりました。そんなエピソードを「戦後」という時代に生まれていない私たちでさえ、大人たちからいろんな当時の東京五輪を聞かされてきたわわけです。

 だから、人生で2度の日本でのオリンピックを目にしている世代は、かなりご高齢の世代の方たち。私の世代も含めて、日本自国開催のオリンピックは、おそらくしばらくはないのです。そんな貴重なタイミングに私たちは今います。

練習や試合も大事かもしれないけど、子供たちにオリンピックを見てほしい。そして感動を未来で語ってほしい。

 コロナ禍の中での開催で、いろんな思いや賛否、混乱が渦巻く中、すべてをポジティブに観ることが難しいかもしれません。
 しかしながらです。
 この東京オリンピックの開催が、世の中の「夏休み」期間にあって、いつもの夏休みと変わらぬ、練習や練習試合を来るべき大会で勝つためにやっている小中高校生バレーの人たちは多いのではないでしょうか?
 しかも、例年そうだとはいえ、相変わらずの猛暑の夏。子供たちの健康や発育のことよりも、チームの勝利を大人が優先して考えてはいないでしょうか?

 私たち大部分の若い世代の日本人にとって、おそらく一生に一度になるであろう、日本自国開催の東京オリンピック2020。
 1964年の東京五輪が語り草になったように、今私たちが目にしている東京五輪のいろんな姿や活躍、記憶や感動を、できればずっと語り合えるようになったらいいなと思うわけです。
 
 そんな今年の日本の夏。子供たちの今年の夏休み。特にスポーツ、さらにはバレーボールをやっている小中高校生の青少年たちには、今までどおりの夏休みではない、「特別な夏休み」、自国開催だからこそ、たくさんの試合をたくさんの種目の試合を、家族や友達と一緒に観てほしいのです。観るべきだと思うわけです。
 子供たちの秋以降の大会に向けた練習があったとしても、オリンピックが開かれている数日間は、その練習を休ませて、オリンピックを観ることがものすごい財産になると確信しています。子供たちの心身の健康だけでなく、必ずやオリンピックの観戦が、彼ら子供たちの何かインスピレーションを導いたり、新たな発見や気づきが生まれたり、夢や目標が生まれたりするはずです。猛暑の中、目先の大会のためにオリンピックに目を向けさせず、練習にあけくれているのはもったいないです。

 ぜひとも、指導者のみなさん、保護者のみなさん、夏休みの練習計画やスケジュールを立てたかもしれないですけど、今からでも、お子さんたちにオリンピックのバレーボールを。「ハイキューの国」である私たちの国ニッポン(日本)で開かれているオリンピック、世界最高峰のバレーボールを家族と一緒に楽しむ時間をつくっていただきたいです。お願いします!

 録画して後から観ることもできると思います。しかし・・・それよりも、テレビやインターネットの中継とはいえ、オンタイムでの観戦の方が絶対に臨場感やエキサイティングな感情が持てますし、みんなとシェアできます!

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(写真FIVB)

今からでも間に合う!子供たちにたくさんバレーボールを見せてあげてほしい!

(インドアバレーボール)
 日本代表チームの頑張りだけでなく、世界のバレーボールの今、そして世界トップレベルのプレーをたくさん観ることができます!

(ビーチバレーボール)
 
インドアのバレーボールよりも個人スキル、個人能力のすごさをダイレクトに味わうことができます!インドアのバレーとビーチバレーを比べたり照らし合わせながらみると、ビーチバレーの選手のすごさが見えてきます!

 みなさんが目にしている、オリンピアンたちのすごいプレーでも、彼らだってみなさんと同じ子供時代があり、バレーボールを始めたばかりの姿があったのです。だから、みなさんも、そんなオリンピアンの素晴らしいパフォーマンスを目に焼き付け、目標にすることは、とても役に立つはずです!
 みんなで、日本のバレーボールを応援し、世界のバレーボールをみてエキサイティングしましょう!

(2021年)