「シン・ウルトラマン」

視聴環境:Amazon prime ビデオ

【内容】
未知の巨大生物が襲う日本を守る謎の巨大生物であるウルトラマンと、日本を防衛する組織の物語。
特撮ドラマ「ウルトラマン」を、企画・脚本は庵野秀明、監督は樋口真嗣が行い再映像化した作品。

多少、ネタバレします。

【感想】
映画公開当時、観ようと思って結局観に行けてなかったのですが、アマプラで配信始まったとのことで観てみることに…
公開当時よく言われていましたが、テレビシリーズの総集編観せられてる感じがありました。
あと庵野秀明作品ということで、やはり映像にエヴァンゲリオン感がありました。
というか、もともとのウルトラマンが元ネタということなのでしょうが…

印象としては、昭和のドラマぽいテイストや音楽でした。
結構唐突に安っぽいCGになったりするのも、気になったりしました。まあ、予算的に難しかったのかも知れませんが…
何体もの怪獣のモデリングやバトルや、様々なシュチュエーションのバトル…
その分、登場人物はものすごく限定して室内でのロケがやたらに多い…
あとこの映画の特徴としては、演技やセリフが、ちょっと前のアニメっぽい。ズゴい早いテンポで進展する物語と、説明台詞のオンパレードだったり…
印象としては、ファスト映画をみているような感じでしょうか。細やかな演技とか演習をぶった斬りまくった総集編のような作品でした。
そういった面では、凄く現代的な映像作品だと感じました。
話題にもなったり、それなりにヒットもしたのでしょうが、それ程までにはならなかった理由もわかったような…

CGで作られたウルトラマンの雰囲気や形状が妙に艶かしい…
庵野秀明本人がモーションキャプチャーで動きを取っているとのことらしいのですが…
「シン・ゴジラ」の成功から、庵野秀明が過去の作品をリブートすること自体がある種イベント化して来ている中、何やってもそれなりの興行収入を見込めるポジションにいることが、こうした作品を実現させてるんだよなあとも感じたりしました。

どうでも良いことですが、メインキャストに西島秀俊が出演していて、「ドライブ・マイ・カー」との役割の差を感じたりしました。

山本浩二演じるエフィラス星人がいいキャラしているのも印象に残りました。
あと、ウルトラマンがダメージ受けると、赤い部分が緑になるとかと言ったアイデアも新しいと感じました。

https://shin-ultraman.jp/sp/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?