「ラストレター」(実写映画)の感想

視聴環境:ネット配信

【内容】
岩井俊二監督の去年公開した劇場公開作品。

ネタバレします。

ストーリーは…
死んだ姉の代わりに出た同窓会で、成り行きで姉の振りをすることになった主人公女性。
主人公やその娘達と、姉の同級生の元恋人との手紙での交流の物語。

【感想】
物凄い乱暴にこの映画を観た感想としては…
死んだ主人公の姉の若い頃とその娘役を演じた広瀬すずと、主人公の若い頃と主人公の娘役を演じた森七菜のアイドル映画。
そこに主人公の憧れの先輩役の若い頃を演じた神木隆之介と大人になった役を演じた福山雅治が花を添えるといった感じでしょうか…

とにかく、広瀬すずと森七菜をきれいに撮ってるなあと…
以前、この映画を監督している岩井俊二が、女優さんを綺麗に撮ることにこだわっていて、白い肌に浮かんだ血管を映るようにめちゃくちゃ苦心して撮っているとの話していました…
美少女を綺麗に撮ることにかけては、やはり岩井俊二はピカイチだなあと感じました。
あと、広瀬すずが何度もセーラー服を着て出てくるのですが、この映画撮った当時すでに22〜23歳だったはずなのに、全く違和感がない…
この映画撮っていた当時は、森七菜はかなりの抜擢だったとのことのようですが、透明な存在感とかもすごいなあとか…
出てくる女の人がみんな綺麗に映っているのは、さすがだなと…
女性綺麗に撮ることに関するフェチズムを感じます。
主演の松たか子や、中山美穂はちょい役で出てきますが、やはりここら辺の人はそれなりに綺麗には撮っていますがそこまで力入れて撮ってないなあと感じました。

ただ、ストーリー自体はかなり不自然だったりして、ちょっとなあと思いました。
主人公演じる松たか子が、姉の同窓会で同窓生に姉と間違われて、姉の振りしたままスピーチしてしますかとか…
福山雅治演じる憧れの先輩の行動も、結構薄気味悪かったり…

とはいえ、綺麗な美少女を堪能する映像作品という意味では、凄いキャスト揃えて、そういう意味での映像の完成度はかなり高かったので、たまにはこういった映画見るのも悪くないなあって思いました。

この映画見終わったあと、福山雅治と広瀬すずは共演してそうだなあと思って調べてみたら、以前に是枝裕和監督作品の「三度目の殺人」で共演しているんですね。
こっちがどんなだったかも気になってきたので、近日中に観てみようかな、とか思ったりしました。

https://last-letter-movie.jp/sp/