200510 世田谷学園中学校・高等学校の教員募集情報
さて、連休前に開成中学校・高等学校を含むいくつかの学校の教員募集情報が更新されていました。
ブログのほうでも紹介をしていますが、それぞれ違った切り口から書いてありますので、それぞれ参照してみたください。
本日のnoteでは世田谷学園中学校・高等学校の教員募集情報を読み解いていきたいと思います。
さて、来年度用の教員募集情報ですが、なかなかおもしろい募集もあります。
募集されているのは社会科(世界史・公民)で各1名と、情報科で1名募集されています。
私学の募集だと、理科や社会の先生方は自分の専門外の募集では応募しづらいところはあると思います。
特に一定以上の学力層を集めている学校では、他の専門の先生が採用される可能性はほとんどないのではないでしょうか。
逆に、そこまで学力が高くない学校であれば、専門外の科目でも場合によっては採用されることもあるかもしれません。
指導できるレベルの教科(科目)の知識と、人柄や過去の経験などがアドバンテージになることもあると思います。
複数の教科の教員免許を取得している、というのはこのような学校では重宝するかもしれません。
それを踏まえて求人情報を読み解いていきます。
まず、社会科の募集ですが、世界史と公民の先生にとってはなかなか魅力的なのではないでしょうか。
地理と日本史の先生は残念、ということになってしまいますが、4科目中の2科目で募集があっているので、狭くはない募集ということになります。
また、個人的に気になっているのは情報科の先生を専任で採用するということ。
これは珍しいと思っています。
たいていの学校の場合は、数学の先生が情報の免許も取らされることが多いように感じています。
ついでと言ったら失礼ですけれども、学校の中での単位数の少なさとかは絶対に影響しています。
学年のクラスの数が多くて、先生1人の持ち時数としても遜色が無い場合にはいいのでしょうけれども、たいていの場合はそこまでいかないことのほうが多いです。
そして、それ故に非常勤講師を採用してまかなってしまうという学校のほうが多い気がしています。
高校の情報の授業でも、設置されている学年が少ないゆえに、担任の持ちにくさという点も挙げられます。
高2で情報の授業があるから高2の担任はしやすいけれども、それ以外の学年だとなかなか担任に入りづらい、というのはあると思います。
これは先の社会の専門性(もちろん理科も)の話も同じなんですけれども。
それもあってか、数学&情報の両方を取得していることが求められているような気もしています。
学校の中でやはり配置しやすい、というのはメリットだと思います。
しかし、情報科だけで専任教諭を募集するということで、もしかしたらこの後の時代の流れを読んで、情報教育を全体的に強化しようという思惑などもあるのかもしれません。
学校のホームページでも、比較的丁寧なzoomの使い方の資料が置いてありますし。
大急ぎで作ったのかもしれませんが、この手のマニュアルを作るのは結構面倒くさいものです。
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