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いま、行ってみたいお店ってどんなお店? 続き


前回は、「いま、行ってみたいと思われている飲食店とはどんなお店なのでしょうか?」ということで、さまざまな調査結果から見てみました。

今回は、外食のweb検索マーケット結果から、人気の外食業態を見てみましょう。

2022年4月中旬までの外食web検索マーケット
引用:https://www.globridge.co.jp/marketinfo220422/


【業態系ワード】 2019年3月対比(コロナ前)
コロナ前と比較すると『居酒屋』系は70%前後。
『焼肉』『寿司』といったこれまでもずっと伸びてきたワードは順調に回復。

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【利用シーン系ワード】2019年3月対比(コロナ前)
『ディナー』の戻りはまだ80%前後と悪いが、それ以外のワードはコロナ前のレベル近くまで戻ってきている。
『ランチ』が『カフェ』よりもアクセスの戻りが弱いが、恐らく『ランチ』ワードもGoogle検索が減少し、instagram内での検索へ移行が進んでいると想定。※『カフェ』の方はすでにコロナ前から移行が始まっていた。

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変わらず、「焼肉」、「お寿司」が人気のようです。

やっぱり、日本人の「外食」って特別感があり寿司、焼肉というのは外せない選択肢ですね〜


「外食・食トレンド編 2022年」

マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティングが、
全国47都道府県に在住する20~69歳の男女2,500人を対象に「食に関する調査(2022年)」を実施。
外食や値上げ、トレンド食品にフォーカスをあて分析しています。
引用: https://www.cross-m.co.jp/report/gourmet/20220421food/

【外食頻度・外食先・外食理由】

■外食の頻度
「週に1回以上」は30%、「月に1回以上」は56%。

■直近1年間の外食先
「寿司/天ぷら/焼き鳥などの和食店」「ファミリーレストラン」「ラーメン店」がTOP3。
20代は「ファーストフード店」、60代は「和食店」「うどん/そばの店」の利用が目立つ。<図1,2>

■過去1年間に外食した理由
「美味しいものを食べたい」「好きなものを食べたい」「息抜きや気分転換したい」が上位。
 20代では「友人/知人との会話を楽しみたい」が他年代より高めであった。

■直近1年間に外食をしなかった理由
「コロナに感染したくない」が最も高く、「節約したい」「行くのが面倒」と続く。「コロナに感染したくない」は60代で61%と極めて高い。

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【値上げに対する意識・行動】
さて、現在は食品の原材料の値上げが続いていますよね。そんな食品の値上げが続く中、いつも買う商品が値上がりした際にどのような行動をとるかを聴取した資料がありました。

「値上がりしても、いつも買う商品を買うことが多い」33%
「同ジャンルの安い商品に替えることが多い」30%
年代が高くなるほど「値上がりしてもいつも買う商品を買う」割合は増え、中でも60代は52%と半数を超える。
逆に20~30代は「安い商品に替える」が多数。

ステルス値上げは「気付いている」は42%、「なんとなく気付いている」は38%と合わせて81%はステルス値上げを実感。

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50~60代は「気付いている」割合が5割と高い。<図5,6>

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【トレンド食品の認知・購入状況】

最近話題にあがっている食品のうち認知率が高いのは「オーツ麦・オートミール」「地産地消」「代替肉」「昆虫食」。
購入経験があるのは「地産地消できる食材」で23%
「オーツ麦・オートミール」は14%程度で他の食品はまだ低い。
どのような食品か説明文を提示し、興味関心を聴取したところ、「地産地消」「代替肉」「オーツ麦・オートミール」「スーパーフード」「フェアトレード食品」が上位にあがった。<図8>

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人気の外食は、「焼肉」、「お寿司」と昔から大きな変動はみられませんが、
行ってみたいと思うお店の1つに、「食品ロスを目指すお店」が入っていたり、「代替肉」、「地産地消できる食材」への関心が高かったりと、お店や食材を選ぶ基準が明らかに変わってきていることが分かります。
環境問題への取り組みは大前提であり、食材やそれに携わる人を大切にしているお店でないと選んでもらえない時代になったようです。


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