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【飲食店の経営】難しい立地ても成功している飲食店の立地戦略

はじめに

駅ナカや駅近の「一等地」は飲食店の立地として有利とされています。
しかし、駅から少し離れた「二等地」や住宅地に近い「2.5等地」と呼ばれる地域でも繁盛している店舗は多く存在します。
今回は、不利な立地にもかかわらず成功している店舗の戦略や成功の秘密について、三つに分けて解説します。

私たち店舗高値買取センターは、日本の飲食店を盛り上げるため、
noteにて飲食店経営について発信をしております。


住宅地寄りの「地域で一番!」な店を目指す

『〇〇(地域名)ビール工房』という名前のお店を皆さんご存じでしょうか。「高円寺麦酒工房」から始まり、「荻窪ビール工房」、「中野ビール工房」など、現在11店舗に規模を拡大しています。

住宅地寄りの店舗の場合、ターゲットはその土地に住む「地元のお客様」です。インターネット上の口コミだけでなく、お客様同士の紹介によって客数を増やしていく戦略です。

駅前のようにオープン当初から短期間で一気にお客様を増やすことは難しいかもしれませんが、地元のお客様をターゲットにしている分、客数が急減することも考えにくいでしょう。
「〇〇(地域名)+ビール工房」という分かりやすく、こだわりのある切り口で地域で一番の店を複数作り上げている良い例です。
ただし、住宅地エリアで飲食店を成功させるのは非常に難しいため、魅力的な商品やサービスが必要です。

駅から遠くても「毎日利用してくれるお客様」をターゲットにする

ここではコーヒーショップを例に説明します。
駅前や駅ナカには『スターバックスコーヒー』や『ドトールコーヒー』などのチェーンのコーヒーショップが出店しています。
初めてその駅を訪れた人でも親しみやすく、少しの休憩やおしゃべりに重宝する存在です。
一方、『カフェ・ベローチェ』は駅前の一等地ではなく、駅から少し離れた場所やメイン通りから一本入った路地に位置していることが多いです。

初めて訪れる人にとっては分かりづらい立地ですが、「毎日利用してくれるお客様」をターゲットにする場合には逆に好都合です。
近隣で働いている人や住民だからこそ知っているような立地を狙って出店することで、地元の人が通いやすい店を実現できます。

『カフェ・ベローチェ』のような立地であれば、駅前では獲得しにくい未来の「常連客」に初めからアプローチすることが可能です。駅方面からの通行人の流れや地元住民の通行エリアを事前に調べておくことがポイントです。

住宅地への通り道で「女性客」や「ファミリー層」を狙う

ここでは、住宅地への通り道である商店街について解説します。
『やきとり家すみれ』は、商店街の入口付近ではなく、商店街の中心部や住宅地への抜け道となっているような奥まった場所に位置しています。焼き鳥屋でありながら、サラリーマンだけでなく、女性のお客様やカップル、ファミリーなど、幅広い客層を取り込むことに成功しています。

成功の理由は、女性客を意識した内装やメニュー構成にあります。商店街から住宅街への通り道に開業することで、ファミリー客や女性のお客様も気軽に立ち寄りやすくなっています。自宅の近くにおしゃれな焼き鳥屋さんがあれば、遅い時間でも安心して楽しんだ後に帰宅できるため、近隣の住民にも人気です。住宅地に寄り過ぎると集客は難しいため、コンビニや銀行、スーパーマーケットなどの帰りに立ち寄れるような立地を選ぶことが重要です。

おわりに

個人で出店を目指す場合、資金面の問題から一等地ではなく、「二等地」や「2.5等地」を選択することもあるでしょう。
アクセスの悪い立地は一般的には不利とされていますが、上記のように特定の客層が増える可能性もあります。全体の通行量だけでなく、ターゲット層の通行量をよく調査し、理想の立地を見つけることが成功の鍵です。

あなたのビジョンを実現するために、じっくりと準備を進めていきましょう。成功のためのステップを一緒に踏んでいくパートナーとして、あなたの挑戦を応援しています。

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