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「グリップは太い方がいいの?細い方がいいの?」

どうも。スーパーショットのえぐちです。


テニスショップで欲しいラケットが決まると、次に聞かれるのは


グリップのサイズはどうしますか?


でしょう。


サイズはG1~G3から選ぶのが一般的だと思います。その際よく基準にするのが、自分の手の大きさ。G2が一般的なので、人より手が「大きいから」「小さいから」G3やG1を選ぶ人が多いです。


もちろん、その選び方も正しいです。しかし、自分としてはもっと

プレーにどんな影響を与えるのか

ここにもっと焦点を当てるべきと考えています。

そこで今回は、グリップの太い・細いがプレーにどんなメリットとデメリットを与えるのか話していきますよ!


■自分に合ったグリップって?


本題に入る前に、自分に合ったグリップはどう選べばいいか。これについて軽く触れます。

力が最も入りやすいのは、指の第1・第2関節が直角に曲がっている時です。この形を作れない(特に細いグリップ)場合は選ぶのを控えるべきでしょう。握った力がボールに上手く伝わらないので、無駄な力が入りやすくなります。


■太いグリップにしたら脱力フォームになる!?


では太いグリップのメリットについて話します。


【メリット】

脱力しやすい
面を合わせやすい


力が入りやすいのは、指の角度が直角の時でしたね。グリップが太い場合、ラケットを軽く持っているだけでこの形に近い状態を保てます。簡単に力が入るわけです。これが余分な力みを無くし、リラックスしてボールを打たせてくれます。また太い方が面を作りやすく、リターンやライジングが打ちやすいと個人的には思います。


肌感として、ストロークが好きなプレイヤーが太いグリップを好む傾向にあります。


【デメリット】

疲れやすい
手首を使いにくい
繊細なタッチが使いにくい


デメリットはこの3点です。力が入りやすい反面、疲れやすい欠点もあるんです。特にボレーを多用する人にあてはまると思います。


手首の可動域が狭くなり、プロネーションを使いにくいこともデメリットでしょう。ただ厚いグリップでも面が作りやすい利点を踏まえれば、気にする程の欠点とは言い切れません。実際、厚いグリップでストロークを打つ人の多くが太いグリップを利用しています。


グリップは細い方が面の微調整が効きます。なので太い場合、ソフトなタッチを必要とする角度をつけたボレーネット際を狙ったショットが打ちにくくなります。

■リストを使いたいなら、細いグリップ


【メリット】

手首が使いやすい
繊細なタッチがしやすい


細いグリップのメリットはこれです。アングルボレーやドロップボレーなど繊細なタッチを必要とするショットが打ちやすく、プロネーションも容易にできること。


スーパーショットは、ウィンブルドンやオリンピックなどの国際大会で30年以上ストリンガーを務めた山森さんに指導された、スタッフのストリンギング技術が売りです。自分もその指導を受け、現在ガットを張っているわけですが、山森さんから1つ面白い話を聞いたことがあるので紹介します。


「ビッグサーバーだけは細いグリップの方がいい。サーブで有名だったある選手はG1のラケットを使っていた。」


細いメリットを考えれば、頷ける言葉です。ビッグサーバーはサーブ&ボレーをよく使います。プロネーションを使った破壊力抜群のサーブを打ち、繊細なタッチでボレーを決める。もちろん太いグリップを愛用するビッグサーブもいると思いますが、この言葉はグリップの太さがプレースタイルにも影響することを裏付けているでしょう。

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■基本的にグリップは「太い」方がいい


さて、太い・細いグリップのメリットとデメリットを言い終えたわけですが、基本的に「太い」グリップを使うのが望ましいと自分は思います。


現代テニスは、ストロークの質が試合の勝敗を分けます。これはプロもアマも共通です。安定して力強いストロークが打てることは必須条件でしょう。


自分は前で決めるのが好きなので、よくボレーにでます。しかし「良いリターン」「良いストローク」が打てないと、特にシングルスでは強い相手に太刀打ちできません。ストロークあってこそのボレーと自分も考えているので、使っているグリップの太さはG3です。身体が大きいのも理由ですが、安定して良いストロークを打ち続けるにはこの太さがベストだと思ってます。実際、G2だと押し負けていた球も、G3にしたことで力負けが減りました。


また、G3にしてサーブの安定感も増したと思います。ストロークでも言えますが、余計な力が入らなくなり脱力して打てるようになったからです。


一般男性はG2~G3を使うと良いでしょう。女性の場合はG1でも構いませんが、慣れてきたらG2を使うことお勧めします。


■まとめ


グリップの太い・細い、それぞれ利点と欠点を書きました。しかし、基本的には


太いグリップを選ぶ


ぶと良いでしょう。特に今G1を使っている男性は、G2を使ってみてはいかがでしょうか?ストロークで力負けすることが少なくなると思いますよ。


■次回:「プレースタイルに合うガット~シコラー編~」


どんな球でも絶対にミスらないシコラー。彼らに必要なものは、針の穴に糸を通すような、唯一無二のコントロール


次回は、持ち味の繋ぐ力とコントロールをさらにアシストするガットを紹介します!楽にボールをコントロールできるガットとは果たして!?

お楽しみに!


*あくまでも個人的見解です
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