【ATPツアー】賞金額

新型コロナウイルスの影響によってATPツアーが8月まで中止になりました。選手にとってツアーが中止になったということは、試合をすることができないということだけでなく、賞金を獲得するチャンスがなくなってしまったことになります。大きなスポンサー企業がついているトップ選手にとっては大きなダメージを受けない可能性がありますが、ポイントと賞金を求めている下位選手にとっては大きなダメージになってしまいます。現在中止が決定している、または開催が危ぶまれる主要大会で選手が獲得する賞金はかなりの高額になっています。

グランドスラム

本来であれば6月末行われる予定であったウインブルドンは中止が決定されています。2019年の賞金ではチャンピオンは約3億2000万円獲得しています。下位選手にもチャンスのある予選でも1回戦敗退で約80万円獲得することができ、本戦の1回戦敗退でも約500万円の賞金を獲得することができます。

5月末に行われる予定であった全仏オープンは中止は決定されていませんが、9月に延期になってしまいました。2019年の賞金ではチャンピオンに2億7000万円、予選1回戦敗退で約80万円、本戦1回戦敗退で約500万円を獲得しています。

マスターズ1000

グランドスラムに次ぐカテゴリーの大会であるマスターズ1000も開催中止になっています。その内の1大会のマドリッドオープンでは、予選1回戦敗退で約50万円、本戦1回戦敗退で約280万円、チャンピオンは約1億4000万円の賞金を2019年では獲得しています。

トップ選手が獲得する賞金にばかり話題に上がりやすいですが、グランドスラムの予選や下部トーナメントでの賞金は下位選手にとってはかなり大きな収入源になっています。


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