ひいらぎの窓【第七回】:鳥籠にちゃんと名前をかいておく そうして生きてゆかなくてはね/笹井宏之
こんにちは、こんばんは。湯島はじめです。
今週もお読みいただきありがとうございます。
日曜夜にすこしさみしい短歌を読んでいく「ひいらぎの窓」です。本日は第七回目です。
いまだに春に慣れないでいるのに、容赦なく四月がやってきました。
大人なってしばらく経つので、とくに何があるというわけでもないけれど。確かにこの春に新しい生活をはじめた人や、ひとつの生活に区切りをつけた人が自分の住む街にもいるんだとぼんやりと認識して、何かをがんばるか......という気になったりもする、そう