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「Acquire the Eto」は、五感をひらくための言葉と写真の編集室

2021年4月。

"言葉を纏い五感をひらく" をテーマに「Acquire the Eto」(アクワイア・ザ・エト)という、言葉と写真を変換し、プロダクトに変える編集室をはじめることにしました。

まだwebもお店もロゴもプロダクトもありません。


だけれど動き出しているプロジェクトがいくつかあって、

それらを自由奔放に動かしてしまうのではなく、互いに手を取り合うため編集室に名前を付けることにしました。




「Acquire the Eto」の目的は五感をひらくプロダクトを生み出すこと

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「Acquire the Eto」は、空想を形あるものに捉え直し、五感をひらくためのプロダクトを作るプロジェクトです。その編集長はわたし、古性のち。

時にはそれが詩集かもしれないし、ホテルかもしれないし、服かもしれない。
アクセサリーかもしれないし、もしかしたら瓶詰めされた、ただの色水かもしれない。


概念にとらわれず言葉と写真を使いながら、さまざまな方向から感性の扉をノックしていけたらと思っています。



何よりもわたしが今世で大切にしたい、五感のこと

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「歳をいくつ重ねても子供のころの五感を持ち続けること」はわたしの今世の大きなテーマ。人間、毎日をただ生きることに一生懸命になっていると、五感が失われていくように感じます。

子供の頃のように想像の羽根を伸ばしたり、ただ空を眺めて雲に名前を付けてみたり、風の匂いを感じたり、そういう事がだんだん自然にできなくなっていくのを、大人になるにつれ感じています。
気づいた時には取りこぼしていて、取り戻すのがとても大変になる。

人生でわたしが一番怖い事は、いつか失くしたことさえ忘れてしまう日がくること。

私にとってはずっと、その五感を呼び戻してくれるのが言葉であって写真でした。(あと、旅をすること。旅は大事、本当に)




五感を呼びもどす「香り」のプロジェクトが始動します

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この編集室の取り組みのひとつとして、まず今年は言葉と写真を「香り」へと変えるプロダクトをスタートすることになりました。

ことの始まりはわたしが年末に呟いたこの一言から。

この呟きをみて連絡をくださった調香師さん数名の中から、特に感覚や大切にしているものが似ている方と一緒に、実際に製作をスタートすることになりました。



「香りをつくるって大変」

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このプロジェクトを「始動しました」と書いたのは、それほどまでに私の中でインパクトが大きいものだったから。

最初はもっともっとちいさな規模で始めようと思っていたのだけれど、自分が思っていたよりも香りを安全に、正統法で、しかも個人が作るには、沢山の人の手を借りなければできないのだと身を持って体感し「はじめます」よりももう文字通り「始動します」だなと。(ちなみに私の中の"始動"のイメージは完全にエヴァンゲリオンの碇ゲンドウです)

だけれど、その「大変」を乗り越えてでも作りたいのは「香り」がAcquire the Etoの作るプロダクトの始まりとしてとても似合うから。



わたしたちBRIGHTLOGG,INCと調香師、そして香りの学校が手を取り合って

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この発表をわたし個人のnoteではなく会社の方で発表したのには理由があって、実は今回のプロジェクトは私が取締役として参画しているBRIGHTLOGG,INCと、調香師のTASKさんと安田さん。それに香りの学校との共同プロジェクトだからなのです。

わたしはBRIGHTLOGG,INCとして、参加します。

ただプロジェクトの経過は、古性のちのnoteにて展開していく予定でいます。晴れ姿はどうしてもここで出したかったので、場所を借りました。

授業はこの4月からスタート予定なので、わたしも度々学校に足を運びながら、香りの勉強をさせてもらいます。詳しくはまた、noteにてご報告させてください。


香りで四季を編む。繊細なプロダクトを

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まず届けたいのは、四季折々の言葉と写真、そこから描き出した香りのプロダクト。

作り方はシンプルで、言葉と写真を古性のちが導き出し、そこに調香師さんと専門学生たちが香りを編んでいく手法です。

なるべく自分自身も手触りを感じられるよう、現場に入るつもりでいます。発売予定は今のところ来年の3月から。

どうぞ楽しみにしていてもらえたら幸せです。


「Acquire the Eto」。五感をひらくための言葉と写真の編集室、はじめます

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まずはこの場でお伝えしたかったのは、ずっとあたためていた想いをついに形に変えるよ、ということ。

たくさんの人とわくわくするものを作り、届けていきます。


2021年4月 古性のち

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Main photo by - @hiroyuki otaki

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