Ctalksに参加して

1月18日(土)に名古屋でCtalksと言うデザインカンファレンスに参加した。元々主催者から話しも聞いていたので少額ながら協賛もさせていただいた。

https://ctalks1.peatix.com

名古屋のデジタル界隈もここ1年くらい今までとは別の盛り上がりが出てきて、自動車関連始めメーカーの人が入ってきたり、30前後の人たちがいろいろイベント主催したりと新たな段階に入ってきています。これが東京や関西、福岡とは別の盛り上がりになれば良いなと思っています。そう言う意味では今回主催してくださった方々へは強くリスペクトしています。

さて、セミナーの内容ですが、個人的には言葉にならずなんとなく思っていたことを登壇者が言葉にしてくれたような内容が多くありました。共通したエッセンスは

・ツールに捉われないこと
・とりあえずやってみる、体験してみる体験させてみる大事
・知識と体験は財産
 →僕も会社でお金は使ったら無くなるけど学びは無くならず貯まるだけと言ってる
・世界は知らないうちに勝手に変えられている
 →受け身でいると知らない間に不都合な状況にされるのかも
・how(課題解決)起点ではなく、why(意義、大義、動機)起点で
 →僕的にはwhyよりも「そもそも…」のほうがしっくりくるけど同じことだろう。why → what → whatの文脈だからwhy。部下には良い気づきになったようだ。

日本は一度世界トップになって背中を追うモデルから自分で行く先を考えるほうに舵取りを切り始めている。それがいろいろな言葉に落とし込み始めていてまず個人の動機から考え直そうみたいな流れになっているのかな。常識的にこうだから…でなく、で、君は何やりたいの?どうしたいの?みたいな。課題を提示してその要件の解決に向けて動くのではなく、そもそも何が課題なのか見つけるところから動く…みたいな。この話ってのは1990年に慶応SFCが出来た頃からあったと思うけれども、別のフェーズに入ってきてるんかもしれん。

…と個人的には興味深かったのだけれども、イベント全体としてはデザインを定義してないさいか話しが広すぎて、これってデザインカンファレンス?って思った人も多かったんじゃないかなと思う。デザインほど日本人の中で人によって捉える意味が広くそれぞれ意味は被る部分はあれども、一緒に重なり合わない言葉は無いんじゃないかと思う。次回以降やるのなら主催者内でデザインを定義し(完全にデザインはこれって決めるのではなく、僕らが考えるデザインの領域はこれだけで今回のテーマはその中でもこれで良いと思う)、その上での丁寧な告知とタイムテーブルを設計することを求めるものであります。デザインカンファレンスゆえにね。

今回は会が開催された事自体良かったし、ぜひ続くものにしてほしいけれどもそもそも「デザインとはなにか」を見直し、本当に来てほしい参加者の方に告知していただけるようイベント自体デザインし直してほしいと思った次第であります。

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