的中と回収率が向上するかも?ボートレース予想法5つの考え方

予想を出していると

『勝負するレースをどうやって選んでいますか?』
『買目はどうやって決めていますか?』
『スランプはどうやって脱出していますか?』
『展開を予想するにはどうしていますか?』
『資金分配はどうしていますか?』
などなどのご質問を頂くことが多くなってきました。

そこで、一部有料にはさせて頂きますが予想法を公開させて頂きたいと思います。

ブログや予想記事では、時間の都合で前日予想までしか掲載しいませんが、予想法記事にはスタート展示や展示航走、展示タイムをどのように予想へ反映させているかも書いていきたいと思っています。

ボートレースの基本的な事をご理解頂いている事が前提となります。
イマイチ自信がないと思われる方は、私のブログに入門編及び初級編をご一読ください。

では、基本となる5つの考え方から始めたいと思います。

レースや開催によっては、この考え方を逸脱することもありますが、基本的にこの考え方で予想を行います。

1、情報をできるだけ集める。結果も大事だが、過程も大事。
2、自己都合の思考を捨てる。自分の思い通りにいくはずがない。
3、何しろ的中する事を考える。倍率は後からついてくる。
4、全損回避は回収率向上のために重要。ガミは回収率向上の1手。
5、好不調はランクや勝率を無効化する。節間の調子が最重要。

では、ひとつづつ説明していきます。

1、情報をできるだけ集める。結果も大事だが、過程も大事。

ボートレースは様々な情報が公開されています。
レーサーの基本情報と節間の成績、レース場の基本情報、展示タイムなどの事前情報などがその主なところです。

この情報を出来るだけ集める事で、いろいろな角度で予想が出来ます。

例えば・・・
勝率5点台 
直近3節予選突破なし
予選順位20位
今節の連対率0% 3連対率20%

このレーサーが1号艇に入った場合に、信頼できますか?
この情報だけでは厳しそうに見えます。
ところが下記の情報が入ればどうでしょう。

勝率5点台 
直近3節予選突破なし
予選順位20位
今節の連対率0% 3連対率20%
展示タイムが前日より大幅上昇
1コース成績は連対率70% 3連対率80%
半期の成績がA2ランクとB1ランクのボーダー上
ここまでは外枠での出走が多い

この情報があれば信頼感はアップしますし、イン逃げの予想も抑えた方が良いと考えます。

出走表のデーターは大事ですが、それだけではなくより多くの情報を集めて判断すると見えない事が見えてくる事もあります。

私事で恐縮ですが、芦屋の全レースを予想した時に事前情報を集めて予想した場合とそうでない場合では的中率が大きく違っていました。

次に、過程にについてですが、事前に集めた情報で予想を行った結果を検証します。

『スタートはどうだったのか?』
『1周1Mの展開は?』
『展示タイムはどうだったのか?』
『外枠のレーサーが勝利したけどどうやって?』
『進入は変わってなかったか?』
などなど、ハズした時には自分の予想と何がズレていたのか、的中した時には、全て自分の思い描いた通りのレース展開だったのかを見直してみて下さい。

この事が、自分の予想法を確立させてスランプに陥っても、何が原因かが分かるようになり短期で修正が可能になります。

料理人が言う『一手間を惜しむと味が落ちる』はボートレースの予想にも言える事なのかもしれません。

2、自己都合の思考を捨てる。自分の思い通りにいくはずがない。

ボートレースは、水上で行うので安定感がなく転覆・落水などの予測不能な事が起こり、モーターは開催者側が用意し、整備はレーサーが行うので、整備能力や乗り方の違いでモーター勝率通りの結果が出ない事もしばしばあります。

また、進入で枠番通りにコース入りしないことや風や波高の影響でスタートに有利不利が出てくる。
特に転覆や落水、妨害、フライングは予想が出来ない事象です。

予想がハズレた時には、自己都合は無かったのか?無理な穴狙いはしていなかったか?儲けしようという欲が強かったのではないか?と自問自答しています。

ボートレースの3連単予想は、あくまで1~3位を順位通りに当てる事です。
儲けようという欲は予想が終わり資金分配の時にするべき思考です。
これをレース予想時にすると本命戦で穴狙いや荒れるレースで本線狙いなど基本的な思考がブレて的中は遠のきます。

この様に、自分の予想法が原因ではない時や我欲が原因でハズレた時は、クールダウンする事が良いと思います。
食事やお茶を楽しんだり、パチンコや別の公営競技にシフトしたりと気分転換をして再挑戦すると元に戻るかもしれません。

3、何しろ的中する事を考える。倍率は後からついてくる。

『舟券を購入しないと良く当たる。』
良く言われる言葉です。では、なぜそうなるのでしょうか。
理由は、『欲がない目で番組表を見つめて、レース結果を予想する。』という事が出来ているからです。

ゴルフをやった事がある方はわかると思いますが、飛ばしてやろうと思って力めば力むほど飛びません。余計な力を抜いて素振りと同じ感じで振り抜くと驚くほど飛びます。
仕事でも『上手くやろう』とか『褒められるように』と力んでやると上手くいかない事が多いと思います。
これと同じで『このレースで取り返してやろう』とか『大きい配当を当ててやろう』と力むと的中しにくくなります。

3連単の予想は、1着~3着までの番号を順番通りに当てる事が重要で、いくら稼ぐかは予想が出来上がって資金分配をする時に考えれば良い話です。

まずは的中。
バットに当てられないのにホームランを打てるはずがありません。
まずはバットに当てる事(的中させる)です。
そうすればホームランを打つこともできるようになります。

4、全損回避は回収率向上のために重要。ガミは回収率向上の1手。

舟券を購入した額よりも払い戻しが少ない場合を、ガミを食うと言います。
的中したのにもかかわらず資金が減るので嫌われ方多く、せっかくの的中も喜べない状態です。

しかし、本当にそうでしょうか?
私は少し違う考え方をしています。

では、もう少し具体的に説明します。

【仮定】
軍資金 1万円
投入金 1レース当たり1000円

◎上記仮定で5レース勝負し、5レース目に3500円を的中
●ハズレが続いた場合
1レースハズした場合 -1000円 残金9000円
2レース連続でハズした場合 -1000円 残金8000円
3レース連続でハズした場合 -1000円 残金7000円
4レース連続でハズした場合 -1000円 残金6000円
5レース目で2500円を的中 -1000円 +3500円 残金8500円

●ガミが2レース入って5レース目に3500円を的中
1レース目 ハズレ -1000円 残金9000円
2レース目 的中  -1000円 払い戻し900円 残金8900円
3レース目 的中  -1000円 払い戻し700円 残金8600円
4レース目 ハズレ -1000円 残金7600円
5レース目で2500円を的中 -1000円 +3500円 残金10100円

比較して頂くとわかる様にガミがあれば回収率は100%を超えますが、ガミが無いと15%も回収率が下がります。
また、3レース終了後の残金を比較してもその違いは歴然です。

分かりやすく小さい金額で説明しましたが、大きな金額なればなるほど連続してハズレて全損となった時の不安と焦りは大きくなり正常な判断がしにくくなります。

私の場合はメンタルがそれほど強くないので3連続でハズレると展開予想が高配期待に傾いてとんでもない舟券を購入していました。

的中はガミでも回収率と予想の正常な思考を保つ事に役立ちます。

5、好不調はランクや勝率を無効化する。節間の調子が最重要。

ボートレースは、強いレーサーが常に勝つ競技ではありません。

強いレーサーでも弱い開催があります。
例えば、2020年11月26日から12月1日の期間でボートレース福岡で開催されたルーキーシリーズ23戦ではA1ランク勝率6点台後半の島村選手は、12走中6走で舟券から外れています。しかし、その次節では11走中7走が舟券がらみ、次々節では11走中9走で舟券絡みと安定した成績を残しています。

逆に、同じ2020年11月26日から12月1日の期間でボートレース福岡で開催されたルーキーシリーズ23戦で優出した中選手はB1ランク4点台のレーサーですが、8走中6走で舟券絡みでした。しかし、その次節では8走中3走が舟券がらみ、次々節では7走中3走で舟券絡みと勝率並の成績になっています。

この様に抽選で当てたモーターや体調、メンタル、天候などの要因で実力通りの成績が残せない事もあります。

当節の調子が、勝率やモーター連対率、レーサーランクを無効化する場合があります。

まとめ

そんなん分かっとるわ!

といわれる内容も含んでいたと思いますが、これが艇人流の予想法の基本的な考え方です。

私に舟券の師匠はいません。
仮説を立てて実行し、検証してリトライした結果で自分の予想法を作ってきました。
その時に、基本的な考え方がズレると舟券がハズレだし、戻すと的中し始める事に気が付きました。

今回はこの後に別記事で解説していく、予想法の技術論が乗るベースをお伝えしました。
ご興味をお持ち頂ける様なら次の記事をご一読いただけると幸甚です。

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