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【ラブライブ!】凛ちゃんが繋いだ親子ラブライバーのお話【2期5話】

この記事を投稿している現在、アニメ「ラブライブ!」「ラブライブ!サンシャイン!!」の期間限定無料公開が行われている。
1期1話から1日1本。18日目となる今日は、「ラブライブ!」2期5話「新しいわたし」の配信日だ。

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μ’sメンバーの中でも星空凛にスポットを当てた本話数は、ファンの間ではラブライブ!全体で見ても名作と名高い。
もしも今この記事を読んでいる人の中で、今回の無料公開をキッカケにラブライブ!を初めて視聴している人がいれば、御託は並べない。まずは見てほしい。純粋な状態で、この物語を堪能してもらいたい。

そしてこの話、実は私にとっても特段の思い入れがある物語なのだ。

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思い返せば放送当初の2014年。スクフェスからどハマりしてすっかりμ’sの虜になっていた学生時代の私は、ゴールデンウィークに実家に帰省していた。折しも2期放映真っ只中である。リアルタイムで視聴したいところだが、実家でそんな夜遅くまで起きているわけにはいかない。しかし帰省中もアニメは容赦なく放映されるため、私は家族に許可を取り、録画させてもらったのだ。

それが丁度、2期5話だった。

一夜明け、リビングで録画した2期5話を視聴。
1人凛ちゃんの感動的な話に浸り、最新話を堪能しようとしていた、その時だった。

背後に、母親がスタンバイした。

親御さんに苦しめられた敬虔なアニオタ諸兄におかれては、この状況がいかに心臓に悪いかご理解いただけることだろう。というか心臓に悪いどころではない。もはや詰みの状況である。

当時の母親は、私が「ラブなんとか」いう作品にお熱である、という程度の知識しか持ち合わせていなかった。それがどんなものなのか、母親なりに好奇心がはたらいたのだろう。それから母親は何を言うでもなく、じっとテレビ画面を見ていた。こちらからするとたまったもんじゃない。

しかし、そんなおっかなびっくりの状況でも感動できるほど、本話は名作だった。背後の母親のことなどつゆ知らず。すっかりアニメに没入している間に、気づけば視聴し終わっていた。

ああ、今回は名作だった…そんな余韻に浸ろうとしているまさにその時


母が動いた。

やべえそういやいたわ忘れてた
気が気でない。何を言われるのか。果たして母はこれを見て何を思ったのか。いいやきっとこんなものを見ていたのかと蔑まれるに違いない、そんな被害妄想が頭を駆け巡る。

しかし、母が発した第一声は、私が想像していたどんな言葉でもなかった。

「ええ話やなぁ」

ただ、その一言だった。

そこからは話が早かった。今見てくれたのが「ラブライブ!」なのだ、主役に見えたあの子は星空凛という名前なんだ、元々こんな背景を持った子なんだ…
嗚呼オタクの悪い癖か。自分の得意分野となると矢継ぎ早に言葉が出てくる。しかし母はその全てに耳を傾けてくれた。

これ以降、私は母親に「ラブライブ!」を布教するようになった。
まずはアニメ1期から。次はベストアルバム。自分の持っていた円盤を母親に貸していく。2期の予約録画もした。スクフェスも教えた。
何より、母親自身がラブライブ!を欲したのだ。

やがて2期の放映が終わった頃には、電話口で私とその週に放送された最新話の感想談義に花を咲かせる母の姿があった。
1組の「親子ラブライバー」の誕生である。

それからというもの、私たちは一緒になってこの作品を楽しんでいる。東京に聖地巡礼をしたかと思えば、東京ドームでのファイナルライブにも連番で参加した。

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作品がサンシャインに移り変わっても熱量は変わらず、毎週電話で感想を話し合い、ライブにも参戦。当然のように沼津にも行った。

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挙げ句には母の方から「南條さんのライブ一緒にいかん??」と誘われ、大阪で行われた南條さんのライブに同伴するという事態も。

そして来年1月には、ラブライブ!フェスに親子で参戦する予定だ。(なおチケットを当てたのは母である。ちくせう。)

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元々何も知らない状態で、2期5話を観た母。当然、予備知識なしで話の全体像を把握するのは難しかっただろう。
しかし、そんな母でも惹かれる「何か」が、そこにはあった。それは紛れも無い事実だ。
一度視聴済みの方も、まだ観たことがない方も、是非今一度本話数を視聴し、その魅力に触れて観てはどうだろうか。

そんな魅力あふれるラブライブ!2期5話「新しいわたし」は、本日10/9の夜9時半より、配信開始だ。

以上、ダイレクトマーケティングを兼ねた昔話でした。

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