ポジショニング論

こんにちは、
『てんどん』です。
今日はいい天気ですね!(あなたが読む時によります)

今回は「ポジショニング論」についてです。
パッと聴いただけではもちろんよくわかりませんよね。。
では、順を追って話して行きたいと思います。


「ポジショニング論」を知るきっかけ

この「ポジショニング論」を知るきっかけとなったのが「就職活動」です。ここでお分かりになる方もいると思いますが、以前に記事にした「自己分析をしたら自分を見失った件」の続きになります。

もしまだご覧になられていなければ、ぜひ読んでみてください。
僕のリアルな体験談です。

知るきっかけとなった人が僕がバイト兼インターンで働いていた会社の社長さんです。僕よりも1回り(10年くらい?)年上の方でした。その方と話している中で教えてもらったことが、その時就職活動をしていた僕の絡まった紐をするりと解いでくれました。そしてそれは就職活動だけでなく、今後の人生を作っていく中でも重要な考え方であると思っています。
それが
「ポジショニング論」
です。

今回はその時話していたことをそっくりそのまま、わかりやすく書き下ろそうと思います。

では、中身に入って行きたいと思います。


ポジショニング論とは

ポジショニング論とは、自分や物がどこに位置しているかを知るということ、またはどこに位置させるかということです。
このポジショニングを知ることこそが、人生をうまく生き抜いていくことにつながります。

短くまとめるとこんな文章になります。
この時点ではまだわかりにくいと思いますので、具体的な例(僕の体験)を上げて解説していきます。


「就職活動」におけるポジショニング論

就職活動を行う時に外せないのが自己分析。しかしこの時点ではまだ重要ではありません。というより自己分析をする、自分を知るこのことの意義がわからないからです。一般的な就活生はいきなり自己分析をし、自分に合う企業がどこかを主観的に判断して、内定をもらい就職していきます。しかしその結果、就職後半年以内で再度就職活動をやり直したいと考える方が50%を超える現象が起きてしまっています。

もちろん、このポジショニング論を考えることによって100人中100人がみんな理想的な会社に就職できるわけではありません。しかし、現在の一般的な学生が行っている自己分析よりは大きく差をつけてこれからの人生を組み立てていくことができます。

あなたの選ぶ会社(環境)に、自分が必要とされるポジションがあるのか。

そもそもあなたが選んでいる会社はあなたが活躍できる場所なのか。あなたが必要とされるポジションがなければ、あなたの必要性はなくなります。これがあなたと会社の不一致をもたらすことの原因となります。

ではあなたのポジションとはどこなのか。
ここで必要になるのが本来の自己分析です。ここでは特に必要な3つのことを上げます。それらが、

・何ができるか
・何が得意か
・何が好きか


である。

あなたのこれらの3つのことが、あなたの今選んでいる会社が必要としているのか。このことこそがポジショニング論のミソとなります。すごく極端に言ってしまえば、ここがうまくできればどこに行ってもどんなふうになってもうまくいくということです。

反対に上記の3つの中で1つが突出していたりバランスがよくなる場所を見つけ出さなければ最悪の事態になります。

3つの自分のことを知り、周りの環境を知り差別化をしていけば、自分自身がその組織の中で必要性のある人間となることができるんです。


漠然と自己分析を行う前に、それを行う理由を知ってください。自分を適切な位置に置くために自分を知る必要があるんです。自分のことをいくら知っても、適切なポジションに置くこと、自分の目指す先にちゃんと自分のポジションがあるのかを知っていないと悲惨な結果となってしまいます。

ここで自己分析にもポジショニング論を応用してみましょう。

・部活動の組織におけるあなたのポジションはどんなでしたか?
・高校での人間関係におけるあなたのポジションは?

こんな感じに振り返ってみるといいでしょう。
自ずと自分が見えてくるかと思います。


選べれる側の考えばっかりでいると、この視点を見失いがちになってしまいます。企業を調べ、自分のポジションがある会社を見つけ、その中から1つ選ぶ。よく「会社は選ぶものだ!」なんて漠然と叫んでいる方もいますがその中身を知っていないとただの空の言葉にしか過ぎません。「自分を適切なポジションに置く」この考えを持っていれば自ずと「会社は選ぶもの」の意味もわかってくるのではないでしょうか。


人生におけるポジショニング論

ここでは「人生におけるポジショニング論」についてですが、「就職活動におけるポジショニング論」と基本となるところは変わりません。
重要な3つのこと。
・何ができるか
・何が好きか
・何が得意か

を知り自分のポジションを見つけ出す。これです。

仕事に関して言えば、会社の中で自分はどういう役割を担うことができるのか、周りが持っていなくて自分にあるものはなんなのか、そこを知ればやるべきことはわかります。

ビジネスを始めたらマーケットの中でポジショニングをしなければ、レッドオーシャンで争って負けるのも時間の問題となってしまします。マーケットの中でどこの分野で戦うのか、戦う相手は誰なのか、利用できる自分の強みはなんなのか、結果、選ぶべきポジションがあるのです。

違うのは規模の大きさだけです。会社単位で行うのか、個人で行うのか。

ここが世の中で言われるセンスというものなのです。自分のポジションを見つけ出しでいる人は、仕事においても人間関係においてもうまくやっていけるのです。

「あいつセンスあるよなぁ」

なんて言われる人もこういったポジショニング論のようなことを考えて行っているのです。

もっと言えばここからが本当のセンスの使い所です。
自分の得意なところがわかっている人間は、それが必要とされるポジションに行き、その場所でセンスを活かすことができます。

逆に言えば組織の中で自分の得意でないことに関して、他の人がうまくポジショニングをしておりセンス(得意なこと)を生かせる場にいるのならば、その人に任せましょう。
自分の得意なことを生かそうと思うのであれば、そうでないところを得意な人間に持ってもらわないといけない。それも自分自身のポジショニングのうちの1つなのです。


正直なことを言えばこのスキルは20歳代では必要ではありません。
30歳をすぎたあたりから必要になる、というよりわかりやすくなってきます。それはなぜか、、、、、ずばりエネルギーが落ちてくるからです。

20歳代のころはいつもアクセル全開で突っ走ることができます。与えられたことに対して全力のエネルギーを持ってぶつかっていけばなんとかなるものです。しかし30歳を超えてくると、エネルギーを全開で走ってしまうと体がもなくなります。20代と同じ戦い方はできなくなります。アクセルを緩めていく必要があるのです。

しかしここで重要なのは、どこでどうアクセルを緩めるのかです。
戦う相手を選ぶ必要性がでできます。そうなった時に自己分析が生かせるのです。

先ほども言ったように20代では必要ありません。しかし今の若いうちのタイミングからやっておくことで、後々楽になるということです。

そして、大切なのが「今の自分が」でないところです。「5年後の自分が」であることです。その5年間で自分は成長できます。その成長を持って、成長した先でどんなポジションでいたいかということです。


5年後のキャリアを想像する際にも、それを絞りすぎても広げすぎてもよくありません。
「僕これしかしません。」
とか、逆に
「僕なんでもいいです。」
などは面白くありません。

ざっくりでも
「自分ってこういうのがいけるんやなぁ。」
とか
「教育受けたら5年後こんなんでいけるんやなぁ。」
と考えておくことが後に役立ってきます。

初めから「これしかやらない。」といったふうに決めると大体うまく行きません。しばらくすると会社をやめていくでしょう。
「会社に居場所がなかった。」
というセリフが予想されますね。こういった人はその後もキャリアの想像幅が狭いため、どこにも居場所がなくなってしまいます。ジョブホッパーの特徴でもありますね。

「なんでもいいです。」タイプは、5年後自分が何をしていたのかわからなくなります。目立ったスキルもなく、時間だけが過ぎてしまっていくのです。

キャリアの想像幅は、広げ過ぎても狭過ぎてもよくありません。ちょうどでいきましょう。


終わりに

「ポジショニング論」
改めて内容を見返していくと、難しいことではありません。しかし気づけない人が多いのだと思います。僕もそうでした。何かモヤッとしたものがありながらもうまく説明できませんでした。特に就職活動時期です。しかし良いタイミングでこの考え方を知れたことが幸いでした。

このnoteがあなたの何かの手助けになればと思います。
読んでくださりありがとうございます。


Written by てんどん