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YOASOBI「舞台に立って」をデータで紐解く!過去のオリンピックソングとの比較分析

 NHKのスポーツ中継ソング2024でパリオリンピックソングでもあるYOASOBIの『舞台に立って』は、1988年以降の記憶に残る過去のオリンピックソングたちと、どんな共通点や違いがあるのでしょうか?今回は、音楽ストリーミングサービスSpotifyのデータ(Spotify API Features)を使って、『舞台に立って』の特徴をbox plotで詳しく見ていきます。

Spotifyのデータによると、『舞台に立って』は、曲の元気の良さ(energy)では3位という結果になりました。1位は1988年の『Heart and Soul』、2位は2000年の『Get U're Dream』と、2004年の『栄光の架橋』よりも前の曲たちが上位を占めています。これは、『栄光の架橋』がドラマティックなバラードなのに対し、『舞台に立って』が昔のオリンピックソングのような力強いサウンドを取り入れていることを示唆しています。

さらに、曲の大きさ(loudenes)、楽しさ(valence)、速さ(tempo)では、『舞台に立って』が他の曲と比べて圧倒的に高い数値を示しました。つまり、『舞台に立って』は、速くて、ポジティブで、パワフルな曲だということです。激しいギターワークとikuraさんの力強い歌声が、まさに「舞台に立つ」瞬間の高揚感を表現しているかのようです。

今回の分析から、『舞台に立って』は、過去のオリンピックソングの伝統を受け継ぎつつ、現代的な要素も取り入れた、非常にユニークな曲であることが分かりました。力強いサウンドと歌詞は、アスリートたちの心を鼓舞し、私たちリスナーにも勇気と感動を与えてくれます。パリオリンピックでの活躍がますます楽しみですね。

夏のオリンピックソングSpotify API特徴量のBox Plot

補足:夏季オリンピックソングリスト

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\begin{array}{|c|c|c|c|} \hline
\text{title} & \text{singer} & \text{city} & \text{year} \\ \hline
\text{舞台に立って} & \text{YOASOBI} & \text{パリ} & \text{2024} \\ \hline
\text{カイト} & \text{嵐} & \text{東京} & \text{2020} \\ \hline
\text{Hero} & \text{安室奈美恵} & \text{リオデジャネイロ} & \text{2016} \\ \hline
\text{風が吹いている} & \text{いきものがかり} & \text{ロンドン} & \text{2012} \\ \hline
\text{GIFT} & \text{Mr.Children} & \text{北京} & \text{2008} \\ \hline
\text{栄光の架橋} & \text{ゆず} & \text{アテネ} & \text{2004} \\ \hline
\text{Get U're Dream} & \text{ZARD} & \text{シドニー} & \text{2000} \\ \hline
\text{熱くなれ} & \text{大黒摩季} & \text{アトランタ} & \text{1996} \\ \hline
\text{PARADISE WIND} & \text{寺田恵子} & \text{バルセロナ} & \text{1992} \\ \hline
\text{Heart and Soul} & \text{浜田麻里} & \text{ソウル} & \text{1988} \\ \hline
\end{array}
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補足:Spotify API Track's Audio Features


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