葛の花は天空をめざして

ノウゼンカズラって知ってますか？

え？アイゼンカツラ？
そうそう、田中絹代と上原謙。懐かしいねぇ🤔

違います😠❗️

え？アイシンカクラ？
はいはい、愛新覚羅溥儀(あいしんかくらふぎ)ね。映画「ラストエンペラー」坂本龍一の音楽が良かったなぁ🤔

違います😡‼️

「愛染かつら」なんて古すぎて誰もついて来れてないだろ！(昭和13年公開の恋愛映画です。上原謙は加山雄三のお父さん🙂。)

これまでメジャー過ぎる花について書いてきたので、少し、そうでもない花をと思い、この花にしました。

漢字にすると凌霄花。読めます？難しいですよね。中国で付けられた名前で、「凌」は”しのぐ「霄」は”そら”で、つるが木にまといつき天空を凌ぐほど高く登るところから、この名がついたのだそう。凌霄（りょうしょう)とは、空をしのぐ志の高いさまとあります。

なんか😳いい名前。

中国原産。とは、言っても平安時代には入ってきていたそうなので、紫式部や清少納言も愛でていたかもしれません。いとをかし😊。夏の季語だそうです。

英名はトランペットフラワー。花言葉は「名声」や「栄誉」。トランペットのファンファーレから連想して付けられたのだそうです。🎺🎺🎺

なんか😳これも、すごくいい感じ。

毎年、夏になると我が家の軒先に咲くこの花。鮮やかなオレンジ色で真夏の青空によく映えるのです。てっきりハイビスカスとか、あちら系の花かと思いきや。

でもさ。せっかく中国で「天空を凌駕する花」と美称をつけて貰っているのに何で、日本ではかずら扱いなの？凌霄花(りょうしょうか)で良かったのでは？そもそも「りょうしょう」がなまって「のうせう」「のせう」「のうぜん」‥‥ぜんって何⁉️

夏空にすくすくと天に向かって伸びゆくトランペットに似たオレンジ色の花。散歩してると見かける私たちに身近な夏の花です😊。

凌霄の花に蝉鳴く真昼哉　
家毎に凌霄咲ける温泉(いでゆ)かな
名も知らぬ木に凌霄のさかり哉
凌霄や温泉の宿の裏二階

　　　　　　　　　　　正岡子規

では、また🤚