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今までで1番のチャレンジ~過去から現在

今回は自分での一番のチャレンジについて書かせてもらおうと思います。
私の現時点での一番のチャレンジは大学生の時にチャレンジした看護師国家試験です。

国家試験はどの試験も難しいとは思いますが、私にとって入学から卒業まで地獄の連続でした。

今日はその地獄をどのように耐え忍んだかという事をお話させて頂きたいと思います。

大学生なのに自由な時間がほとんどない

皆さん大学生と聞いてどのようなイメージを持つでしょうか。
私は勉強の合間に友達とカフェに行ったりバイトをエンジョイしたりサークルに入ったり…といったようなキャンパスライフを夢に見てました。

しかし、目の前の現実はそのような華やかなものではありませんでした。
1講義目から4講目まで授業や演習。学校を出るころは日が沈んでいました。
アルバイトは出来なくもありませんが、なかなかのハードスケジュールでした。

そして私の運が悪かったのは大学の立地です。
私の大学は山の麓でした。
そのため「ちょっとコンビニに…」が出来ないのです。
大学には食堂があるのみで最寄りのコンビニに行くには車で15分ほど。
友達とカフェどころではありませんでした。

そんなわけで学生時代は時間をいかに使うかが勝負でした。

実習という壁

次に立ちふさがったのは実習の壁でした。
看護の実習は厳しいというイメージを持つ方は多いかと思いますが、何が大変だと思いますか?
私の場合は誰かに看護をすることが好きだったので辛かったのは記録です。
毎日のように患者さんへの記録、自分の振り返り、そして患者さんの看護計画。
これを毎晩やっていたのかと思うとゾッとします。
そして実習に行くたびに全く病態が違う患者さんがいます。
その患者さんの病理の勉強もしなければいけません。
そのため睡眠時間は良くて3時間、1時間程度しか眠れないときもありました。
しかし、この壁を越えないと看護師国家試験を受ける権利を得られないのです。
ただやるしかない、それが当時の想いでした。

いよいよ迫ってきた国家試験

実習が終われば国家試験ですがここでも素直に国家試験の勉強をさせてくれません。
4年生の夏休みに実習が終わると大学生には誰にでもついて回る卒論が待っています。卒論の発表の終わりが12月中旬頃そこから2月中旬の試験まで試験勉強に集中できるようになります。

しかし、本当に大変なのはここからです。
1年生のころから勉強を重ねていたとはいえ過去問を10年分の過去問を一気にやることになります。
しかも知識をさせるためには3周した方がいいと先生に言われ私は辞書のような過去問集を4周しました。

しかし、4周してからも勉強は終わりではありません。
その後予想問題集という壁が立ちふさがります。

過去問題集の知識ですら歯が立たないのです。
ここで私の合格を分けた点は自暴自棄にならなかったという事です。

解説をしっかりと読み、ノートにまとめて当日まで確認していました。
そしてそこからさらにそれらの問題集を4周、忘却予防のために最初に使っていた問題集をさらに1周しました。
これを1ヶ月半でするのですからなかなかにイカれてるな、と我ながら思います。
やばいですよね(笑)

しかし、これらの積み重ねがあったからこそ、「自分なら大丈夫」と誰よりも自分を信じる事ができました。
そして、落ち着いて試験に臨み、合格する事が出来たのだと思います。

終えてみての振り返り

今あの時を振り返って思ったことは「意外とやれるんだな」という気持ちと「もう二度と出来ない」という二つの感情です。

前者は実習への達成感や勉強の工夫など自分って頑張ればこんなにすごいことを達成できるんだなと感じました。
私は今まで何をやっても中途半端だったので尚更それを感じたのだと思います。

後者はそのままの意味です。前述した国家試験受験までの経緯を見て頂ければ分かると思いますが、並みならぬ試練の数々があります。それらの全てを再度体験したいかと言われればそれはNoです。

国家試験が私に教えてくれたこと

苦難の多かった国家試験合格までの道のりでしたが、私がこの国家試験で医療知識についてお話したいと思います。

まず感じたのはチームワークの重要性についてです。
試験なんて個人戦だから関係ないんじゃないの?と考える方もいらっしゃると思います。
しかし、私の場合はチームワークが重要だと感じました。
実習も含めた話ですが、分からないところを教え合ったり、みんなで問題を出し合ったりとしていくうちに自分たちの学力を互いに高め合っていくことが出来ました。
特に「教える」という事は重要だなとこの時に実感しました。
教えるという事はそもそもうろおぼえではできません。
さらに言葉にする事でその知識は確実に自分の物にする事が出来ます。
他の学科に比べて医療系の学生の方が学部内のみんな中が良いのはそのためかもしれません。

そしてもう一つ自分を信じる事が出来るまで手を尽くすという事です。
私は今までなにかにおいて中途半場でした。
そのため、何かに挑む時は不安で仕方ありませんでした。
しかし、とことん突き詰めて勉強していくと最終的にはもう「ここまでやったから大丈夫」と自分で信じられるようになったのです。
ここで言いたいのはただただ根拠なく信じるという事ではありません。
私は根拠もなく自分を信じる事は難しいと考えています。
きっと準備不足だと「あれをやっとけばよかった」「これをやっとけばよかった」と心のどこかに感じているはずです。
その不安感を埋める手段が手を尽くすという事が出来ます。
たとえ誰に何と言われようとも自分は大丈夫であるという自信が持てるのです。

以上が私の1番のチャレンジです。
ここまで閲覧頂きありがとうございました。

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