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座りっぱなしの悪い効果

座りっぱなしの効果について

座りすぎが総死亡率に及ぼす影響については世界中の国々から研究報告があり、それらをまとめ た研究によると、座位時間が1日8時間以上になると死亡リスクが急激に上がることが指 摘されています。 下肢には全身の約70%の筋肉があり、⾧時間動かさないでいると、糖の代謝や脂肪の分 解が滞り、血流も悪くなります。

座りが長いについて

昨年、日本人を対象とした日中の座位時間と死亡リスクとの大規模研究の結果が報告されました。その研究によれば、仕事および余暇の時間を含む全ての日中の座位時間が長いほど、死亡リスクが高まり、特に1日9時間以上座っている人は、将来明らかに死亡リスクが高くなるとされています。

原因について

座ったままの時間(座位時間)が長いと、血行不良と代謝の低下が引き起こされる。 その結果、死亡リスクの増加や、心筋梗塞や脳卒中などの循環器疾患の発症が増えることが多くの研究で確かめられている。

1日8時間以上について

座っている人ほど、肥満、糖尿病、がん、脳血管疾患、認知症などが増加し、寿命が縮まる可能性があります。 1日8時間以上座っている人は、3時間未満の人と比べて、死亡リスクが1.2倍になるという研究結果もあります。 この悪影響は、週末に運動する程度では打ち消すことはできないようです。

一日中座りっぱなしについて

米国・国立がん研究所栄養疫学部の研究によると、「座ったままの状態が7時間以上の人は、1時間未満の人に比べて総死亡リスクが47%、冠動脈疾患の死亡リスクが2倍多い」と発表しています。 また、総座位時間が11時間以上の人は、4時間未満の人に比べて死亡リスクが1.4倍アップするという調査結果もあるんです。

座りすぎについて

1日8時間以上が“座りすぎ”の目安

「座っている時間が長くなればなるほど、致命的な健康リスクが増すことが判明しているんです」と、早稲田大学スポーツ科学学術院の岡浩一朗先生。 「腰痛や肩凝りはもちろん、肥満や高血圧、糖尿病といった命に関わる疾病へつながる不調と密接に関連。

危険について

長時間の座りっぱなしは健康上大きなリスクがあるといえます。 座りっぱなしは肥満や腰痛、筋力低下、血行不良、メンタルヘルスの悪化の原因となります。 また心臓病や2型糖尿病、がんなどの病気のリスクを増やし、死亡率まで高めてしまいます。 日本人は座りっぱなしの方が多いため、意識して予防する必要があるといえるでしょう。

死亡率について

代謝が悪くなったり、血流量が低下したりすることで、さまざまな病気の要因となる血糖値や中性脂肪が増えるほか、血圧にも影響する。 オーストラリアの研究グループが45歳以上の22万人を約3年間追跡調査したところ、1日の座位時間が平均11時間以上の人の死亡率は、4時間未満の1.4倍だった。

寿命について

座り過ぎによる死亡リスクについては、「1時間座り続けると余命が22分縮まるという研究データも発表されています

長時間座っている「座りすぎ」は、寿命を短くするのです。 オーストラリアの成人男女約22万2000人が参加した研究によると、平日1日に座っている時間が4時間未満の人に比べて、8〜11時間座っている人は死亡リスクが15%増え、11時間以上になると40%増えるという結果が出ています。

寝不足の寿命について(その他)

日本人を対象とした研究でも、睡眠時間が長いと、男女ともに全体的な死亡リスクが高くなることが報告されました。 具体的には、睡眠時間が7時間のグループに比べて、睡眠時間が10時間以上は死亡リスクが男性で1.8倍、女性で1.7倍となりました。

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