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【お知らせ】大阪教育大学附属高等学校との交流

天地人(てんちじん)は、衛星データを使った土地評価コンサルを行っているJAXA認定ベンチャーです。地球観測衛星の広域かつ高分解能なリモートセンシングデータ(気象情報・地形情報等)や農業分野の様々なデータを活用した、土地評価サービス「天地人コンパス」を提供しています。

探求活動「オンラインインタビュー」の様子

先日、天地人は、大阪教育大学附属高等学校池田校舎第二学年の5名の生徒さん達と交流を行いました。

高校の探求活動の一環で、弊社エンジニア・事業開発メンバーである宮崎と小川への、オンラインインタビューを実施していただきました。

生徒さんは、探求活動の中で、宇宙とITの関連について調べており、天地人の宇宙ビックデータを活用した様々な取り組みを、知ってくださったとのことです。

当日は、文献やホームページだけではわからない、天地人の技術やサービスの紹介をさせていただきました。

生徒さんからは活発に質問をいただき、天地人メンバーも大きな刺激を受ける交流となりました。

<質疑応答の例>

・どのように情報を取得しているのか(米の生産適地、標高、降水量、植生図、病害リスクその他)

主に、国内外の衛星データやオープンデータを取得しており、それらを活用して天地人独自の土地評価サービスとして情報を出しています。
衛星は地球をくまなく、定期的に継続してデータを取得できて、色々なものが見える目(センサ)を持っているという特徴があります。これら衛星は日本の宇宙機関であるJAXA以外にも、アメリカのNASA、ヨーロッパのESAなどの国際機関や、今は国内外の民間企業も衛星をたくさん打ち上げています。その衛星データと、国土地理院や環境省などが出している誰もが自由に使ってよいオープンデータを使用しています。

・どのような層をターゲット顧客にしているのか

地球をもっと住みやすくしたいなと思っている人がターゲットです。要は地球に住んでいる人は全員ですかね(笑)
初期は温度や降水量などから農業関係のお仕事が多かったのですが、漁業や不動産、エネルギー、流通、旅行など幅広い分野に裾野を広げていっています。
衛星は地球全体を見ているので、地球の中にターゲットを見つけていけるのが面白いところだなと思っています。

・HPにある「まだ見ぬ価値」とは

自分の暮らす街や土地にも、「まだ見ぬ価値」があると考えています。例えば、気候変動による温暖化で,昔と今の環境条件は大きくちがい、データに基づいて評価,もしかすると,近くの農地で南国フルーツが育つかもしれません。

・どのように土地を評価してるのか

衛星データや地上センサなどのデータを活用して、

  1. ユーザさんのニーズや課題を把握

  2. それにあった衛星データや地上データなどどれが最適かを検討し、取得する

  3. データを活用して、天地人独自の解析などを施して評価する

  4. ユーザと評価したデータを見ながら、意見交換や精度がより高められるようにしていく

このような工程が一例になります。
例えば、作物の新規圃場を検討する場合、「8月の温度は30度以下、春先の降水量は100㎜~150㎜等」数多くの条件があります。
広域な範囲から最適な場所を探すために、それぞれの条件をレイヤーとして重ね合わせていくことで、最適な土地を検索することができます。

生徒さんからは、「実際に話を聞くことでわかることがあり、大変有意義な時間だった」とご感想をいただきました。

天地人では、中学・高校・大学等の教育機関と積極的に連携・交流し、宇宙ビッグデータを身近に感じてもらう活動を行っています。

お問い合わせ・ご質問等ございましたら、info@tenchijin.co.jp までお気軽にお問い合わせください。