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【開催レポ】Kagoshima Lovers Meetup vol.3「鹿児島って結局どうすごいの?」

こんにちは!首都圏と鹿児島市をつなぐオンラインプロジェクトKagoshima Lovers Project運営事務局です。

8月21日(金)に開催したオンライントークイベントKagoshima Lovers Meetup(かごしまラバーズミートアップ)vol.3。
平日の夜にも関わらず首都圏を中心にたくさんの方々が参加し、鹿児島市の魅力や、まちを舞台にチャレンジする面白さについて語り合いました。

イベント終了後も盛り上がりは収まらず、なんと任意参加の延長戦に突入!鹿児島愛が溢れた濃い2時間の様子をダイジェストでお届けします。

二人の若者たちが語る”今の鹿児島市に感じる面白さ”

さまざまな鹿児島のローカルプロジェクトに関わりを持ち、Kagoshima Lovers Projectの運営メンバーでもある冨永・たかはしの二人が、「実際に関わってみて感じる鹿児島市のおもしろさ」をテーマにトークセッションを行いました。
若者目線で見る鹿児島の魅力、そしてリアルな鹿児島市の今の様子が垣間見えた内容となりました。

ゲストプロフィール

◆冨永 咲

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広報・コミュニティマネージャー
1990年鹿児島生まれ。新卒で入社した新聞社時代に色んなお酒を飲むようになり、焼酎をはじめとする鹿児島の良さに気づかされ、退職して2代目ミス薩摩焼酎として活動する。地域活性のまちづくり会社、株式会社FoundingBaseでコミュニティスナックかくれ架BASEの立ち上げや採用担当を経て独立。焼酎のPR活動の他、株式会社ベンチャー広報のコミュニティーマネージャーや九州のまちづくり事業に関わっている。

◆高橋 空雅

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『はたおり』代表・一般社団法人鹿児島天文館総合研究所Ten-Lab ディレクター
1996年、鹿児島市に生まれ、幼少期は天文館で育つ。北九州市立大学に進学し、商店街活性化やリノベーションまちづくりに触れる。在学中に鹿児島で学生団体を立ち上げ、学生と社会の接点づくりを行いながら、2018年に個人事業として「はたおり」を設立。就活イベントや学生向けの対話の場を企画している。同年にTen-Labに合流し、鹿児島市のシティプロモーションに関わる。

大好きな薩摩焼酎を軸に東京から鹿児島に関わる

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中高生時代は鹿児島を出たくて仕方がなかったという冨永は、大学進学を機に上京し、神奈川県の新聞社に就職。

仕事を通して徐々に鹿児島のことに関心を持ち始め、県内に114もの焼酎の蔵元があることや、焼酎の奥深さを知ったといいます。
鹿児島、そして薩摩焼酎の魅力を広めたいと新聞社を退社し、2代目ミス薩摩焼酎&人材系ベンチャー企業勤務の二足のわらじ生活をスタート。

2代目ミス薩摩焼酎の活動では鹿児島市に拠点を持ち、人材系ベンチャー企業の仕事では東京に拠点を持つ2拠点生活を行いながら気づいたことは、東京から見る鹿児島の魅力と、鹿児島の中から見る地元のおもしろさだったそうです。

その後、地域の良さを多くの人に届ける仕事に就きたいと、東京のまちづくり会社(株)FoundingBaseに入社。地域と人をつなぐコミュニティスナック「かくれ架BASE」の事業立ち上げを行い、資金調達のためのクラウドファンディングにも挑戦しました。

一連の経験で実感したことは「旗を掲げて想いを実現していくことの大切さ」。自分がやりたいことの軸を持ち続けることが地域との関係性を築く上でも大切だと話しました。

そんな冨永が今の鹿児島と関わりながら感じる面白さは「関わりしろがある」ということ。東京や大阪・福岡などの大都市と比べて、鹿児島は「自分がやりたいと思ったことに実際に関われる余白がある」といいます。

実際にプライベートでも焼酎の蔵元や飲食店とコラボしたイベントを企画するなど、「焼酎を広める」という想いを軸に個人レベルでさまざまな活動に取り組めているのは、大都市と比べて「関わりしろ=やりたいと思ったことに関われる余白」がある鹿児島ならではなのかもしれません。

鹿児島市に帰った理由は「まちが動いている鹿児島市に自分も関わりたいと思ったから」

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鹿児島市出身で県外の大学に進学した高橋。卒業後は鹿児島市にUターンし、学生と企業の接点づくりを行う団体「はたおり」を運営しながら、一般社団法人鹿児島天文館総合研究所Ten-Lab(以下、テンラボ)で鹿児島県内各地の地域づくりにも関わっています。

「なんで卒業後すぐに帰ってきたの?」という質問に対して、高橋は「地域の中で面白い大人たちがいろいろな挑戦をしていた。そんな鹿児島の動きに自分も関わり続けたいと思ったから」と答えます。

はたおり・テンラボでの活動を通して鹿児島の人や地域づくりと関わりながら感じていることは、「損得関係なく、目の前のことに本気に向き合ったり、本気で楽しんでいるかっこいい大人たちがたくさんいる」ということ。
まだまだ鹿児島でたくさんの人やローカルプロジェクトに関わっていきたいと話しました。

現在は鹿児島県内の企業を対象としたオンライン合同説明会や就職情報冊子の作成など、県内企業の採用支援事業を展開している高橋。
「大学を卒業して帰ってきた鹿児島には、やりたいことに本気で取り組める環境があった。大都市ではできないチャレンジが鹿児島ではできると感じています」と鹿児島の魅力について語りました。

トークセッションの内容を一部ご紹介!

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トークセッションのあとは参加者からゲストのお二人への質問タイム。とてもたくさんの質問が寄せられ、盛り上がった時間でした!
ゲストと直接のやり取りができることが少人数制イベントの醍醐味。寄せられたたくさんの質問の中から3つを抜粋してご紹介します。

Q:「関わりしろ」はどうやって見つけるんですか?どうやって地域との関係性を作れば良いでしょうか?
A:冨永
「課題を解決する視点も大事だが、自分が興味あることからはじめてみるといいかも。自分が興味あることや好きなものの方がエネルギーなど人にも良い影響を与えやすい。そういうことを発信していくことで仲間ができたり、それを知った人が情報をくれたりする。自分が興味を持てるものは何かを探ってみるところから人と繋がっていって、関係性をつくって関わりしろをつくっていくといいと思う。」
A:永山(全体ナビゲーター)
「私これできますよ。あなた助けさせてくださいとなると、角度がフラットじゃない。応援する側と応援される側という関係性ができてしまう。どうしても警戒してしまうし、素直にお願いって言えない関係性ができてしまう。地域側にもプライドがあるので、「僕こんなことしたいんです」って先に行っちゃう方が関係性は作りやすくなる。自分がどういう切り口で関わりたいかをちゃんと出すということが重要かも。」
Q:活動する上でどんな壁にぶつかりましたか?実現するために工夫したことは?
A:冨永
「壁もたくさん、失敗もたくさんありました。1人では絶対できないから、自分の弱いところをちゃんと見せるようにしていました」
A:高橋
「24歳だから若いねって言われるのが壁。若いってだけで、企業の人から舐められることもある。コミュニケーション面を考えて「はたおり」は若い人だけでチームを組んでいるという面も。」
Q:鹿児島市では「新しいこと」を受けい入れてくれる空気感はありますか?
A:高橋
「相手による。受け入れてくれる人は多いかなって思うけど、応援してくれるかはわからない。ただ、動いていれば周りに応援してくれる人たちが増えていく実感を持てることが、チャレンジする上で最後の決断や後押しに繋がっている。実際に4年間鹿児島で動いていたら、何か一緒にやる時に面白がってくれる人や応援してくれる人が、めちゃめちゃ増えた」
A:冨永
「大変なことはあるが、鹿児島を離れて外から関わっているからこそ、新しい視点を持って関われている。ローカル独特の暗黙のルールのようなものに「それは知りませんでした」と言えるのは外の人の特権。いろいろ知りすぎると動けなくなっちゃうから、それもいいのではと思う」
A:永山(全体ナビゲーター)
「鹿児島に限らず、地域はやはり新しいチャレンジに対するハードルは高い。だからこそ、同じ壁にぶつかっている人と仲良くなりやすいし、仲間として繋がりやすいという面もある。今回のKagoshima Lovers Projectに代表されるように、鹿児島市は行政も市民レベルでも、そういった”繋がりづくり”を意識してさまざまな取り組みを行っている。行政が「前例のないこともやってみよう」という気持ちを持って、県内で一番チャレンジを行なっているのが鹿児島市という印象。」

参加者の声

事後アンケートから寄せられた感想を一部抜粋してご紹介します。

鹿児島が好きな方々と知り合えて楽しかったです。若い方がチャレンジできる街なんだなぁ、と感じました!!
具体的に自分らしく鹿児島を楽しんで動いていらっしゃる若いお二人から、情熱とエネルギーを感じ、純粋に、鹿児島で頑張る人達を応援したいという気持ちになりました。逆に、遠くにいる自分が鹿児島にできることって、まずは、応援することかな!っていう気持ちにもなりました。
高橋さんが、鹿児島で面白い動きがあるからその渦の中にいたいと思ったとおっしゃっていたこと。冨永さんが出たくて仕方なかった鹿児島を出て、様々な経験をした後に、焼酎を軸に鹿児島と繋がり東京で沢山活動をされ、そしてまた鹿児島に戻られたこと。鹿児島に、とてつもない引力があるかのように感じた。

首都圏からオンラインで鹿児島市にかかわる。一歩踏み出すためのプログラムKagoshima Lovers Academy参加申し込み受付中!

「鹿児島市と実際に関わる方法を探したい」「もっと鹿児島市の今の様子を知り、行動したい」そのような方へおすすめのプログラムがKagoshima Lovers Academy(かごしまラバーズアカデミー)。

9月からの4ヶ月間、計5回のオンライン講座を通して、今の自分を振り返り、自分にあった鹿児島市との関わり方を探ります。
期間中は鹿児島市に精通した講師やアドバイザー・メンター・スタッフが、連携先の紹介や情報提供など、一人ひとりに合わせたサポートを行います。

申し込み締め切りは9月6日(日)!
Kagoshima Lovers Academyの詳細はこちら。

お問い合わせ先

ご質問・ご要望は下記へお問い合わせください。

Kagoshima Lovers Project運営事務局
(一般社団法人鹿児島天文館総合研究所Ten-Lab内)
TEL: 080-2785-4563
E-mail: info@ten-lab.org
営業時間:月~金(9:00~18:00)
主催:鹿児島市
運営:一般社団法人鹿児島天文館総合研究所Ten-Lab

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桜島を連想させる”マグマ“というフレーズは、鹿児島市のまちや人が持つ”熱量”を表しています。
「あなたとわくわく マグマシティ」は、鹿児島市民(赤い糸)と市外の人々(青い糸)が交流する中で、思いを合わせ、わくわくする未来を紡いでいこうという願いを込めた鹿児島市のブランドメッセージです。

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