3分で読める本日の注目ニュース(2024年11月25日): 経済、芸能、スポーツ、話題
経済ニュース
・ 国内コンビニエンスストアの出店が頭打ちにある中、セブン&アイ・ホールディングス(HD)が創業家側から買収提案を受けたことで、業界再編につながる可能性が出ている。セブンの買収を巡っては、ファミリーマートの親会社である伊藤忠商事の出資も取り沙汰されている。実現すれば、セブン&アイ傘下で業界最大手のセブン-イレブン・ジャパンと、業界2位のファミマの協業が進む可能性がある。ただ、巨額資金の調達など創業家によるセブン買収にはなおハードルがあり先行きは見通せない。
人口減少が続く国内ではコンビニの店舗数が飽和状態となっており、成長戦略を描きにくい構造になっている。こうした中、セブン&アイは8月、カナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタール(ACT)から買収提案を受けていることを公表した。
さらにセブン&アイは11月13日、創業家側から買収提案を受けたと発表。創業家はACTに対抗する狙いがあるとみられる。
■買収資金調達は3メガバンク想定
9兆円規模ともされる買収資金の調達手段は、創業家である伊藤家の出資のほか、三菱UFJ銀行など3メガバンクからの融資が想定されている。創業家側は米KKRなど大手投資ファンドにも買収に向け投資を打診したとみられている。
出資企業には伊藤忠の名も挙がる。伊藤忠は食料部門でセブンと取引がある。伊藤忠の広報担当者は産経新聞の取材に「社内では(セブンへの投資に向けた)申請書もなく、コメントのしようがない」としている。
みずほ銀行で産業動向分析などに従事した流通アナリストの中井彰人氏は「仮にセブンとファミマが協業すれば、商品企画や物流の効率化のほか、店舗の売り上げ情報に加え、通販などを含めた総合経済圏を共有化できる。そのメリットは大きい」と指摘する。相乗効果が大きいことから、伊藤忠は水面下でセブンへの出資に前向きとの観測がくすぶっている。
ただ、創業家によるセブン買収には、高い障壁もある。
コンビニ業界はローソンを含めた大手3社で、国内市場の9割を占める。セブンとファミマの店舗数を単純合算すると、国内の7割弱に達し、独占禁止法上の懸念が残る。
また、創業家よりも先にセブンに買収提案していたACTが、買収額を引き上げる可能性もある。激しい買収合戦に発展すれば買収資金が膨らみ、金融機関が融資に応じられなくなる恐れもある。
芸能ニュース
・お笑いコンビ・チョコレートプラネットの長田庄平が24日、自身のインスタグラムを更新し、“大肩庄平”姿でドライブする様子を公開した。
長田は、米大リーグ(MLB)・ドジャースのキャップとパーカーに身を包み、「大肩庄平」と投稿。さらに2枚目の写真として、昨年、YouTubeチャンネル『向井長田のくるま温泉ちゃんねる』で、“札束”で現金一括購入した高級車『シボレー・カマロ』でドライブする姿を公開した。
この投稿にファンからは「シボレーに乗ってますね~!左ハンドルカッコいい!」「2枚目かっこよ」などの声が上がっている。
スポーツニュース
・◇WBSCプレミア12決勝 日本0―4台湾(2024年11月24日 東京D)
侍ジャパンの守護神・大勢投手(25=巨人)は表彰式でかけられた銀メダルをすぐに首から外して連覇を逃した悔しさを隠し切れない様子だった。
プロ3年目の今季は巨人でチーム4年ぶり、自身初となるセ・リーグ優勝を経験。だが、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージで3位・DeNAに下克上を許して日本シリーズに進出することができなかった。
「(巨人で)日本一届かずで、プレミアも優勝届かずで、2度同じような悔しさを味わったんですが、その悔しさを忘れずに今後の野球生活につなげたい」
まずはそう切り出した大勢。昨年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では世界一を経験したが、ガラリとメンバーが変わった今回について聞かれると「調整法とか、技術的な部分もいろいろ話せた。凄くいい交流ができたが、最後に勝って終わりたかった。でも負けてしまって悔しいなあという気持ちです」と振り返った。
それでも、今後にこの経験を生かさないといけない。「野球で負ける。野球というか、WBCで世界一経験して、国際試合で負けて、どこかの国が優勝をするのを見る側は初めてだったんですが、当事者として本当に悔しかったので、再来年WBCあるので、また成長した自分でそこに挑んで、国際試合の悔しさをそこで晴らしたいが、そのためにもオフ、シーズンをしっかりと取り組んで、来シーズン、ジャイアンツでしっかり活躍してまた選んでもらいたい」と前を見据えつつ、台湾に比べて何か足りなかったかを問われると「そうですね、難しいですね、難しいです」と言葉は続かず。
表彰式では首にかけられた銀メダルをすぐに外した。「単純に悔しかったんで。自分が欲しかったメダルの色でもなかったので、かけていることにこう…悔しさがこみ上げてきて。取ったというより、かけていられなかった」と大勢。
「日本の野球の素晴らしさを結果で証明したかったので、それの最高の形が優勝だったので、それができなかったのが残念なので、国際試合は続くので、それに携わっていく選手になって日本の野球の素晴らしさを広めていきたい」とコメントを締めくくった。
話題のニュース
・楽天は24日、田中将大投手(36)を11月30日提出予定の契約保留者名簿に記載しないと発表した。これを受け、田中は自身のYouTubeチャンネルで「この度私は楽天イーグルスと来季の契約を結ばずに新たなチームを探すことに決めました」と退団の意向を示した。
田中は「これまでお世話になった球団関係者の皆様、そしてスタッフの皆さん、チームメートのみんな、ありがとうございました。みんなには改めて直接ごあいさつする機会があると思いますけども、メジャーから仙台に戻って一緒にプレーができて本当にうれしかったです」とファンに感謝を述べた。
06年高校生ドラフト1巡目で楽天入りし、13年には24勝0敗で球団初のリーグ優勝と日本一に導いた。今季は自身初のシーズン未勝利に終わったが、長年球団の顔だった田中の退団は球界やファンに大きな衝撃となった。
今年10月には「苦しい一年でした」と振り返り、「結果もそうですけど、何とかファームでコンディションを上げられるようにと思ってやってきた中で、満足に投げられない時期が続いた。その辛さがありました」と苦しい胸の内を明かした。チームも3年連続の4位。「今季はチームのために何もできず、本当に悔しかったが、いろいろな発見もあった。“無駄じゃない一年だった”と言えるようにしないといけない」と来季への強い思いをにじませていた。
これまでオフは一定期間の完全休養をとっていたが、今季は2軍戦も含めて実戦で計25回2/3しか投げられておらず「せっかくここまで(状態を)上げてこられた。特に休める必要もない。ある程度の強度でしっかり投げながら過ごしていきたい」と今オフの「無休」を宣言していた。