広川恵一(MONACA)さん楽曲の面白いメロディライン

こんばんは。昨日、今更ながらFULL SCRATCH LOVEを買いました、てんぴーです。ここ3日くらい広川先生の曲の気分なので、このようなテーマにしてみました。

広川さんといえば、軽快なバンドサウンドに誠実で美しいメロディをのせた曲が多いほか、ブラックミュージック寄りのお洒落ミュージックも大得意な超人気作曲家。楽器の音色は打ち込みも生演奏も天下一品。一度好きになってしまうと、広川楽曲のBassやGuiterの音を聴かないと落ち着かない・イライラする・どうしようもなく悲しくなる・TWINBIRD社の掃除機に手を出し始める、などの症状に悩まされる人も少なくありません。

王道で聴きやすいメロディの曲が多い中、工夫や遊び心を感じる正直歌いづら・・・面白いメロディをちょい出ししてくるところが個人的推しポイントなので何曲か紹介します。


We are "Two for all"

0:34~

0:46~

おどけた感じがでていてとてもキュートですね!!!(分析する気ゼロ)。お?お?次はどうなる??って感じでワクワクします。サビのシンプルなメロディとの対比がステキです。

ちなみに1個目の「ケミストリ~」は2番(「なやましい~」)ではシンプルなメロディになったりと、2番以降でちょいちょい変えてくるのでぜひフルで聴いてください!Two for allのMONACA楽曲で2番が聴けるのはこの曲だけなのです(涙目)。

ラン・ラン・ドゥ・ラン・ラン!

2:50~:「不思議な(ちから)なんだろうね」の部分。落ちサビのE♭への転調に向かってDメロ後半から調性が迷子になってきたあたりです。特にこの部分は歌のパート分けまで細かいせいで別の調から他パートの歌が飛んでくるみたいなカオス感を醸し出してます。面白い!ぜんぜんわからない!!
マジで調号をどうしていいのか分からなかったので楽譜ナシです。すみません。

TUNAGO

3:11~:「胸の中の器に入れるもの この出会いが そのひとつだといいな」の部分。また楽譜は無理でした。

Dメロに入って転調し、「希望たちが描かれてる~」と歌われた調とは違う調でこのメロディに入り、途中でさらに転調させたような音形なので、オケが鳴ってないとメロディを見失いそうになります。

ここから次の間奏・サビへの流れが本当にいいんですよね。サウンド的には解放感に満ちているものの、どこに流れ、導かれていくかわからない浮遊感のなかで最後のフレーズ「そのひとつだといい「な」」のEの音が響いてこのパートは終わりなわけですが、このEの音は次の間奏パートの鍵盤のFM9の7thの音でもあるのですごくきれいに橋渡ししている印象があります。そのためかこの鍵盤のFM9⇔CM9の連打が今までの歌を受け継いだ残響のように聞こえて、歌詞にあるような思いが広がり届いていく様を表してるような気さえします。

そんな深読みの真偽はさておき、このパートはなんとも清くて儚くてWake Up, Girls!らしいなと思います。しかもここ歌ってるのが奥野香耶ですよ。この曲やばすぎる。さすが永野愛理さんをして「及川より広川」と言わしめただけはありますね(大嘘)。

疲れてしまったのでこの辺で終わりにします。次も広川さんの曲について書く予定です。

おわり。