Wake Up, Best! MEMORIAL 新曲のつぶやき
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Wake Up, Best! MEMORIAL 新曲のつぶやき

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曲の感想、何から言っていいのかわからない情報量だったので、自分の記録のために長い独り言を書くことにしました。ライブで初めて完成するものだし、分析めいたことを書いても興ざめな感じもするので、客観的な目線は抜きにしてただWUGが好きな人モードで書きました。



最初に4曲通して聴きましたが、こんなに心奪われて、衝撃的で、重たくて、美しい「起・承・転・結」は生まれて初めてです。今後の人生でこれを超えるのはないんじゃないかな。




海そしてシャッター通り

作詞:只野菜摘
作曲・編曲:高橋邦幸(MONACA)
Recorded, Mixed & ProTools Operated by 近藤圭司(SIGN SOUND LLC)
Recording Engineer:守屋勝美(redefine)

Violin:室屋光一郎 ,山本理紗
Viola:岡さおり
Cello:堀沢真己
Flute:晝間亜希子
Guitar:後藤貴徳
programming:高橋邦幸(MONACA)

各楽器の美しさ、合わさるとものすごくリッチで厚みがあり、包み込まれるようなサウンド、純度100%の圧倒的「高橋邦幸(MONACA)」にいきなり視界が滲みます。いつも聴いていた劇伴の音色の上にWUGの歌声が乗っている、それだけで夢心地です。「すごくいい。本当にこの曲が出来てよかった。この曲が聴ける時代に生まれてよかった」とつぶやいてしまいます。推しててよかった高橋邦幸。

ものすごく耳なじみのいい音楽ですが、4曲で一番難しいといっていいくらい曲の作りもコードも凝っていますね。それを全く感じさせないアレンジ力、さすが鬼才高橋。メンバーのヴォーカルは歌もリズムも過去トップクラスに難しいのを感じさせないほどひたすら優しく、見事な表現力で頼もしい限りです。

WUGのプロジェクトは震災があったために舞台が仙台になった作品ですが、この曲を聴いているとプロジェクトの始まりくらいまで思いを馳せてしまいます。歌い出しはまゆ・あいり、音楽は7人のアイドルの頃から聴いてきた劇伴の音色で、間奏のメロディは新章劇伴。この曲でまず、アニメ作品と現実のメンバーが織りなすコンテンツWUGの物語の中に優しく誘われます。




そして、WUGの物語は、アニメの中も外も、理不尽で上手くいかないことだらけ。


言葉の結晶

作詞:只野菜摘
作曲・編曲:広川恵一(MONACA)
Mixed & ProTools Operated by:相澤光紀(SIGN SOUND LLC)
Recording Engineer:守屋勝美(redefine), 新垣安奈(redefine)
Drum Programming, Guitar & All Other Instruments:広川恵一(MONACA)

残酷で冷たく、そして力強く温かく、どこまでも美しい曲です。

「曲が難しい」とか「ダンスがハイレベル」とか、今まで新曲が出てきたときと同様の感想もありましたが、メロディとサウンド・歌詞・ヴォーカル (つまり作曲・作詞・WUGメンバー)がつくる音楽の方向性?が今までアニメゲームソング界隈で聴いてきた沢山の曲と、全く違う方向を向いていると思いました。これは次の曲でも同じことを感じました。初めての経験です。

主題歌とかの発注があって作編曲家が曲を作り、それに作詞家が言葉を乗せて、歌手が命を吹き込む、となったときに、やっぱりキャッチーであれ攻めたサウンドであれ、世界観・曲のテーマなど、伝えたいことが大衆に伝わるものを目指すはずです。この曲は、何を伝えたくて誰のためにつくられ、誰に向けて歌っているのでしょうか。SSAに向けて新規ファンを呼べるような強い曲を作った?コアなファンを喜ばせるための攻めた曲を作った?そういう外向きの方向ではなさそうです。

多分、コンテンツを外から見てるだけの我々には一生わからないメッセージがこの曲の中にはたくさん含まれています。WUGと長年付き合っていろんな姿を見てきた広川先生が考える、WUGへのプレゼントとして最善で、そして自分が作れる中でWUGが最も輝く形があの曲で、同じくWUGと長年付き合った只野先生がそれに最もふさわしい言葉を選んだ結果あの歌詞になった。そしてメンバーが完成した音楽の世界に感化され、表現した結果が今回のアルバムの音源であり、あのライブのパフォーマンスだった、といったところでしょうか。

一般の商業音楽を作るのとは全く違う視点で、長年タッグを組み恐ろしく練度の高いチームになったこの3者が、限りなく内側を向いて、感情むき出しでそれぞれ自分の武器を遠慮なしにぶつけあった結果、とてつもない情報量が詰まった1つの作品が出来上がる。それは、いつも気持ち悪いくらいメンバーに感情移入しながら応援するワグナーには心臓がなくなるくらい刺さるし、一般の音楽ファンも「ここまでの音楽にはめったに出会えない」と大喜びでこの曲を聴く、そんな恐ろしい強度をもった傑作になっている。こんなにワクワクすることはないです。

こんなありえない光景を見ることができるコンテンツが、幕が下りるまでもう秒読みくらいの時期らしいです。信じたくない。あまりにもったいないです。

最後に10億回くらい言われていそうなことを言うと、2番から不穏な音色が混じりはじめ、急速なビルドアップ・クレッシェンドからの無音。この無音の作り方が異常すぎて、未だに聴いててゾッとします(試聴動画にはない部分です)。


土曜日のフライト

作詞:只野菜摘
作曲・編曲:田中秀和(MONACA)
Recordied, Mixed & ProTools Operated by 近藤圭司(SIGN SOUND LLC)
Recording Engineer:守屋勝美(redefine), 新垣安奈(redefine)

Bass:渡辺等
Piano & Organ:sugarbeans
Guitar:堀崎翔
Drums:山本真央樹
Violin:今野均 ,森本安弘
Viola:長石篤志
Cello:村岡苑子
programming & All Other instruments:田中秀和(MONACA)


この曲については全く感想が言葉にできません、声を上げて泣くことしかできません。


田中秀和さん、一体Wake Up, Girls!にどれほど強い感情を抱いていたのでしょうか。

秀和さんは、いろいろ攻めているように見えて、曲ごとに独自の音楽の世界を冷静に構築する作曲家さんだと思っています。珍しく聞こえるコードもその世界の中ではすべて理に適っていて必然性があるイメージ。そして一旦作ったフレーズはあまり崩さずに繰り返しつつ、サビ2周目とかラスサビでわずかにコードやメロディを変えたりという「分かり手」すぎるアレンジが魅力で、ほんとに大好きです。

この曲のフルをCDで聴いて本当に驚きました。

2番→間奏→コーラス明けのソロパート。今まで登場したメロディを変えてる箇所が1、2、3、、4、、、・・・・・こんなに、どこもかしこも各メンバーソロのメロディを変えまくって。メインに据える基本のコード進行も#ⅣΦからの下降に一新して。さらにありったけの楽器の音色を追加して。とても普段と同じ冷静な頭で作ったとは思えませんでした。これを感情剥き出しと言わずしてなんと言いましょう。こんな秀和さん初めてです。

メンバーへのディレクションも「思い切り感情を入れて。」だったとのこと。

一体、田中秀和さんはWake Up Girls!にどれほど強い感情を抱いていたのでしょうか。WUGのどんな姿を今まで見てきて、この曲を命懸けで作り出したんでしょうか。我々にはきっと一生分かりませんが想像を絶するほどの理不尽にもがき、苦しみ、涙し、それでもきっと強くあったのだと思います。

秀和さんがそうして大量にメロディとオケのアレンジを施した箇所に、只野さんはこのように言葉を綴っています。




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忘れないで でも上手に忘れて
悔しい 怖い 泣きたい もうそのレベルじゃない

キャリーケース行き交うアナウンスに
列へ並ぶ笑顔浮かべてるセキュリティ

守られている安心に気持ちが解けていく
やはりどこか不安なのか 緊張していた


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さようならのパレード

作詞:只野菜摘
作曲・編曲:神前暁(MONACA)

Recorded, Mixed & ProTools Operated by 近藤圭司(SIGN SOUND LLC)
Recording Engineer:守屋勝美(redefine), 新垣安奈(redefine)
Bass:千ヶ崎学
Piano:伊賀拓郎
Guitar:堀崎翔
Drums:山内優 (drummer)
Violin:室屋光一郎,徳永友美,小寺里奈,榊渚,山本理紗,石亀協子
Viola:馬渕昌子 ,岡さおり
Cello:堀沢真己
Piccolo Trumpet:後藤悠介
programming:神前暁(MONACA)


この曲は割と平常心(平常心とは言っていない)で聴けました。真ん中2曲とは違って、解散前最後の曲ときたらこう来るだろうな、といういかにもなテイストの曲だったからです。プロジェクト立ち上げから参与した巨匠が手掛ける、傑作中の傑作。愛しかない。神前も只野さんも、人間として出来過ぎてると思いませんか?????


正直、絶対某曲の前奏のフレーズは最後の曲に使ってくるだろうと胎児の頃から予想していたので最初は落ち着いて聴いていました。しかし楽器たちがずーっと、あちこちで「Wake Up」って歌っていてさすがに無理になりました。WUGに関わった全ての人が、笑顔で見送ってるみたいです。


この曲を作れる神前暁さんがバックに控えているからこそ、前の3人は1番自分の得意分野に的を絞った怪作を生み出せたのだなとも思います。

早くファンに囲まれた大きなライブ会場でメンバーがこの曲を歌い踊り、曲が完成するのが見たいです。ツアーで聴きたい気もするし、最後のSSAで一回きりというのも意外といいかもしれません。

今回の解散とか、わぐには美談にできないようなものもたくさんありますが、最後にこの名曲が登場したこと、演奏されることは素直に喜ばしいなと思います。何より、何度も何度も「また会いたいんだ」というフレーズが明るく歌われ、、、、、おっと気持ちが先走り過ぎてしまいました。この辺はこの曲をSSAで聴いてからにします・・・。


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私の残り現場は徳島と仙台と埼玉。最高のプレゼントのこのアルバムに感謝して、たくさん聴きながら、一回一回のライブを大事に味わっていきたいです。

おわり。


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▼さいたまスーパーアリーナでのFINAL LIVE情報

予習も不要。何も知らなくてもOK!メンバーはそう言っています。経験に裏づけられた自信があるからです。

行ける人は、みんな遊びに行きましょう。間違いなくいい思い出になります。

■タイトル
Wake Up, Girls! FINAL LIVE ~想い出のパレード~
■日 時
2019年3月8日(金)
開場17:30 開演18:30

■会 場
埼玉・さいたまスーパーアリーナ

■公式からの概要・開催決定発表の瞬間の動画など


■チケット(2/9~一般発売)


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