サイキックフェス
18日、PK主催のサイキックフェスに行って楽しかったので感想を書きたいと思う。
サーキットやフェスなんかに足を運ぶのは初めてだった。今まで行ってきたような開場開演が決まっているようなライブと違って、どの会場も各々始まって各々終わっていくようで、観ても観なくてもいい、という感覚が新鮮で良かった(自分で選んだ自覚がある時間は、自由を感じられて良いわね)。
そんな感じでフラッと家を出たので、みんなとの待ち合わせに間に合う訳もなく、俺が新宿に着いた頃にはヨウダイがWienners、みやけんが時速を聞きに行っていた。武井の所在が不明だったので電話すると眠そうな声と共に「今、歌舞伎町のラブホやねん」と告げられる。意味も分からず暫く待っていると、武井が自販機くらいデカいキャリーケースを引きながら彼女と共に現れた。前日深夜にタイから帰国したその足で新宿に泊まり、フェスに参戦するらしい。コイツの体力はすげえなと思いながらもうお前はクタクタだろうと問うと「今朝もしたよ〜」という彼女の一言にやられた。
その後武井、みやけんと合流し最初に見たのは13:00から忘れらんねえよ。時速とのツーマンで一度見たことがあり、その時も思ったが柴田さんはライブが上手すぎる。リハの「忘れらんねえよ」「この高鳴りをなんと呼ぶ」から、ライブが始まると「ばかばっか」「Cから始まるABC」「俺よ届け」とか、曲自体が盛り上がるのもあるけど、俺含めてフロアの熱気の上がり方が凄かった。いいライブってステージの人間に完全に乗せられてしまうライブを言うのかもしれない。本当にプロだなと思った。歌舞伎町という場所柄か、普段ならあまりセットリストに入らなそうな「世界であんたは一番綺麗だ」が演奏されて、時間が余ったところの即席アンコールは「この街には君がいない」だった。やっぱり忘れいいなあ。知ってる曲多かったし、とにかくライブの完成度が高くて、めちゃくちゃ魅入られた。隣のみやけんと一緒に熱唱しっ放しの熱いライブだった。次。
なんか全然見たいバンドがなく、気を同じくした武井諸川と14:00からのマルハンへ。ジャグラーで1000円溶かした。次。
武井諸川が西新宿と高田馬場だけにある350円の安い且つ美味すぎるケバブ屋でケバブを食べていた。絶対に食べた方がいい。当然俺は朝イチ新宿に着くなり食べた。美味すぎた。絶対に食べろ。ソースはニンニクヨーグルトと中辛のミックスで。次。
流石にフェスに来たのだからなんか見ようとなり、15:00辺りからのジュウへ。名前はよく聞くし、数曲知ってる感じのバンドだったが、ライブでかなり化けていた。ボーカルにカリスマ性があって、根強いファンがいるんだろうなと言った感じ。何故かUVERworldのTAKUYA♾さんと重なった。次。
俺にとってかなり目玉だった神聖かまってちゃんへ。ライブ前は武井と「の子って今もあんな(俺たちが思い描く)感じなのかなぁ」「いや、流石にもうあんな(俺たちが思い描く)感じでは無いだろう」といった会話をしていたが、ライブが始まった瞬間完全にあんな感じだった。唾を撒き散らしながら瞳孔の開いた目で絶叫。絶叫に次ぐ絶叫。マイクを振り回し、食べ、多分鳴っちゃいけない音が鳴り、ズボンを脱いでパンツ一丁になっていた。の子が「イェー」と叫ぶと客も「イェー」と返す。なんだかチープな表現だが、本当にカルト宗教に入信したような気分だった。ライブを見ているうちに奇天烈な、ケレン味のある空気に当てられているような気がした。曲は最近まで進撃を見ていたから「僕の戦争」「夕暮れの鳥」をやっていたのが嬉しかったし、「フロントメモリー」から最後の「ロックンロールは鳴り止まないっ」に続いて、盛り上がりが最高潮になって行くのを感じた。いつだか石左が地下室タイムズで言ってたけど、の子ってこういうの全部じゃないにしろ割と計算しているんだろうなぁ。一歩ミスったら台無しになりそうな危ない橋を渡ってのける感性。間違いなくロックスターでした。かっこいい。まじかっこいい。以上。
次も俺の目玉リスト筆頭の挫・人間。2番目くらいにデッかい箱で、リハ前から割とパンパンだった。やっぱみんな下川がすきなんだね。みやけんとビールを飲みながら待っているとパジャマみたいなカッコの下川リヲがステージに現れて、「コレはリハだからねウンウンどうやって待ってたらいいのかワカンナイ」とオドオドしながら音出しして、オドオドしながら去っていった。めちゃくちゃ陰キャだった。キョドりすぎていた。改めてだけどあの人が挫・人間の曲作ってんだなぁと思った。いつもありがとう。そんな彼もやはりバンドマンで、ライブが始まったらめちゃくちゃにカッコよかった。好きな曲めちゃくちゃやってくれて本当に嬉しかったな〜。嬉しかったやつで覚えてるの書こ。ソモサンセッパ、絶望シネマ、ゲームボーイズメモリー、セルアウト禅問答、人類、恋の奴隷辺りか。人類本当に最高だったな。音楽には100%でそれを楽しめる時期、言わば賞味期限のようなものがあると思っているのだけど、人類は今だね。だって俺はまだ大学生だから。俺がPK shampooに大学生になってハマったのもそういうことだと思ってる。PK shampooの音楽を100%で、1番ダイレクトに受け止めることが出来るのは大学生だと思う。ドンピシャで巡り会えて本当に運がいいな俺は。ちなみに銀杏は高校生が一番旬でアジカンは全年齢。アジカンに賞味期限や旬などない。当たり前だろ。いつ聴いてもいいんだよ。実家なんだよ。疲れたら帰ってくる場所がアジカンなんだよ。俺達には帰巣本能みたいなものがあって、その時々で好きな音楽やハマっている音楽が変わってどれだけ遠くに行っても、結局はアジカンに帰ってくるんだよ。アジカンってそうだから。こちらからは以上です。
あ、あとは、挫・人間その日唯一曲聴いて普通に泣いた。あまりにも良すぎて。感動的だった。またワンマンに行きたいと思ったね。
さて、挫を楽しんだあとはZepp新宿スサシへ。ここ、一番ヤバかったな。完全にブチ上がってた。「ヤマトパンクスの悪い友達で〜す」と唐突なヤンキー宣言から始まり、凶悪なビートと下品すぎるシンセが大音量で会場を揺らしまくる。客もなんかトランス状態だったなもはや。あの状態作り出せるのマジですごいし正直カッコよかった。マジでなんでもあり。もう後半同期流して楽器持たずに踊り狂ってたしな。最後は謎のクソでかい脚立持ってきて1番上でボーカルがなんかギャーギャーなんか言ってた。もうよく分からんけどスゲェ。ちゃんと客乗せて帰るのがプロフェッショナルだった。マジすごいね。真似出来ない。とにかくカッコよかった。またコピーしたくなった。次
大トリPKへ。なんか疲れすぎててよく覚えてない。ヤマパンがいつもより緊張してた気がする。前半はいつもより硬かったような気がした。けど、新曲とか多分君の秘密になりたいのセルフオマージュみたいなのやってて、すごく良かったです。でも正直疲れでそんな楽しめんかったな。何より覚えてない。うん。またワンマン行きますわ✌️って感じ。以上
あー疲れた。疲れたけど楽しかったな。俺がスサシカッコよかったと言ったら諸川が喜んでおりました。んでこの後は終わりの人たちとほったらかし温泉までドライブすることになってそれはそれで本当に楽しかったんですが割愛。サーキット初めてだったけどめちゃくちゃいいね。好きなバンドを一日何個も見れるの、幸せでした。ほな。