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「香水」

「香水」「円盤」「フォークソング」
運命の人なんてものを決めるのは香水かもしれませんね。

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・わからんちんだ。

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三月。季節外れの雪が降っている。
駅のホーム。時雄、息を切らせて未知子の手を掴んでいる。
時雄、こっぴどく振られる。
手を離す時雄。未知子、電車に乗り、間も無く出る。
手を口元に当てて立ち尽くす時雄。
部屋。窓の外で雪が降っている。「なごり雪」が流れている。
時雄「香水変えた?」紗栄子「うん。いい匂いする?」時雄「……まあね」
紗栄子、料理つくり出す。
時雄「紗栄子さん、結婚しよっか」

時間経過。
テロン。時雄のスマホにLINE来る。未知子から。固まる時雄。
紗栄子「ハンバーグでいいよね?」時雄「え、あ、うん」
シャワーを浴びている時雄。壁の隅に顔を埋めている。
一緒にハンバーグを食べている時雄と紗栄子。
時雄の電話が鳴る。宛名を見て伏せる時雄。
紗栄子「出なくていいの?」時雄「大丈夫」

別日。
未知子と会う時雄。世間話。未知子は結婚するらしい。
未知子「いいの?」時雄「え?何が?」未知子「いや、いいならいいんだけど、トイレ」
時雄のスマホに紗栄子から「今日帰ってくる?」など通知。
未知子が帰ってきて、スマホを切る時雄。

窓の外の雪を見ている紗栄子。

時雄、解散しようとするも未知子「行くとこない」
ラブホテル。手を出しそうになるもその度、抑える。
寝不足で朝。未知子は東北へ帰る。

家に帰る。荷造りして待っている紗栄子。
紗栄子に昨日のことを問い詰められ、未知子のことで言い争いになる。
紗栄子、出ていく。
香水が目に入る。追いかける時雄。
しかし、もうどこにも紗栄子の姿はない。

部屋。引き出しやタンスを荒らして、親からの手紙を見つけ、住所を控える。バスや新幹線ももう予約できる時間は過ぎていたのでタクシーに乗る。「東北」驚く運転手。そのうち時雄は眠ってしまう。
夢。円盤型のUFOに乗っている。紗栄子と未知子がカプセルに閉じ込められ、宇宙人に選択肢を迫られる。
運転手に起こされる。「この辺で勘弁してください」

紗栄子の地元。実家へ。
家族に会う。時雄、不本意だが家族に挨拶。
紗栄子は友達の結婚式へ行ったらしい。
友達の名前が「未知子」であることを知る。

会場へ。
「未知子さま」の部屋を探す。発見。
休憩中の紗栄子と友人たちを発見。思わず隠れる。
紗栄子「今日、絶対、男捕まえるから」など。
声をかけようとするが、不審者ぶりにホテルマンに捕まる。

香水をかけたりなどして逃げる。
披露宴会場に乱入。注目を浴びる。
紗栄子「時雄……」
よりにもよって紗栄子の席は新郎新婦席に無茶苦茶近い。
ズンズン進んでいく時雄。
未知子「時雄、もう無理だよ」
時雄「あ、未知子さん、結婚おめでとうございます。旦那さん、頑張って、幸せになってください。おめでとうございます」
時雄、紗栄子を連れ出す。
残された人々。ざわざわ。司会、慌てて進行する。

紗栄子と時雄。
時雄「……」紗栄子「何」時雄「紗栄子さん、浮気とかしてません。確かに、ちょっとしそうになったんですけど」紗栄子「は?」時雄「紗栄子さん、あなたでした。結婚してください」土下座か何か。
紗栄子「……じゃああの、実家に戻ってください。友達の結婚式なんで」
時雄「あ、はい。」

実家。
二次会行かずに戻ってくる紗栄子。
家族と酒盛りして仲良くなっている時雄。
紗栄子「なんなんお前」時雄「新郎」
時雄殴られる。

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↓追記↓
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三月。季節外れの雪が降っている。
駅のホーム。時雄、息を切らせて未知子の手を掴んでいる。
時雄、こっぴどく振られる。
手を離す時雄。未知子、電車に乗り、間も無く出る。
手を口元に当てて立ち尽くす時雄。
部屋。窓の外で雪が降っている。「なごり雪」が流れている。
時雄「香水変えた?」紗栄子「うん。いい匂いする?」時雄「……まあね」
紗栄子、料理つくり出す。
時雄「紗栄子さん、結婚しよっか」

時間経過。
テロン。時雄のスマホにLINE来る。未知子から。
固まる時雄。紗栄子「ハンバーグでいいよね?」時雄「え、あ、うん」
シャワーを浴びている時雄。壁の隅に顔を埋めている。
一緒にハンバーグを食べている時雄と紗栄子。
時雄の電話が鳴る。宛名を見て伏せる時雄。
紗栄子「出なくていいの?」時雄「大丈夫」

別日。
未知子と会う時雄。世間話の応酬。未知子は結婚するらしい。
未知子「いいの?」時雄「え?何が?」未知子「いや、いいならいいんだけど、トイレ」
時雄のスマホに紗栄子から「今日帰ってくる?」など通知。
未知子が帰ってきてスマホを切る時雄。

窓の外の雪を見ている紗栄子。

時雄、解散しようとするも未知子「行くとこない」時雄「は?」
ラブホテル。手を出しそうになるもその度、抑える。
寝不足で朝。未知子は東北へ帰る。

家に帰る。荷造りして待っている紗栄子。
紗栄子に昨日のことを問い詰められ、言い争いになる。
紗栄子、出ていく。
香水が目に入る。追いかける時雄。
しかし、もうどこにも紗栄子の姿はない。

部屋。引き出しやタンスを荒らして、親からの手紙を見つけ、住所を控える。バスや新幹線ももう予約できる時間は過ぎていたのでタクシーに乗る。「東北」驚く運転手。そのうち時雄は眠ってしまう。
夢。円盤型のUFOに乗っている。紗栄子と未知子がカプセルに閉じ込められ、宇宙人に選択肢を迫られる。
(これはひどい)
運転手に起こされる。「この辺で勘弁してください」

紗栄子の地元。実家へ。
家族に会う。時雄、不本意だが家族に挨拶。
紗栄子は友達の結婚式へ行ったらしい。
友達の名前が「未知子」であることを知る。

会場へ。
「未知子さま」の部屋を探す。発見。
(ここはまあ、悪くないか。)
休憩中の紗栄子と友人たちを発見。思わず隠れる。
紗栄子「今日、絶対、男捕まえるから」など。
声をかけようとするが、不審者ぶりにホテルマンに捕まる。

香水をかけたりなどして逃げる。
披露宴会場に乱入。注目を浴びる。
紗栄子「時雄……」
よりにもよって紗栄子の席は新郎新婦席に無茶苦茶近い。
ズンズン進んでいく時雄。
未知子「時雄、もう無理だよ」
時雄「あ、未知子さん、結婚おめでとうございます。旦那さん、頑張って、幸せになってください。おめでとうございます」
時雄、紗栄子を連れ出す。
残された人々。ざわざわ。司会、慌てて進行する。

紗栄子と時雄。
時雄「……」紗栄子「何」時雄「紗栄子さん、浮気とかしてません。確かに、ちょっとしそうになったんですけど」紗栄子「は?」時雄「紗栄子さん、あなたでした。結婚してください」土下座か何か。
(大事なところなのに思いついてない。最低。私が。)
紗栄子「……じゃああの、実家に戻ってください。友達の結婚式なんで」
時雄「あ、はい。」

実家。
二次会行かずに戻ってくる紗栄子。
家族と酒盛りして仲良くなっている時雄。なごり雪を歌っている。
紗栄子「なんなんお前」時雄「新郎」
時雄殴られる。
(なんだこのオチは。)

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おやすみなさい。

読んでいただきありがとうございます。血が沸騰していますので、本当にありがとうございます。