自分の好きを取り戻すために、なんでもないブログを再開しようと思う。
恥ずかしいことに、少し心を病んで仕事に行けなくなった。
少しと書いたのは明確に「鬱」とか病名をつけられたのではないからなのだけど、動悸がして立ち上がれなくなったのは確か。
1、2ヵ月前くらいから「ちょっとおかしいな」と思っていたのだけど、無理して仕事して、仕事以外の時間も勉強に費やして、気づけば体が動かなくなっていた。
やりたいこともやらず、読みたい本も読まず、会いたい人にも会わず、ひたすらに早く一人前になりたいと勉強していたら、こんなことに。
まったくもって馬鹿みたい。
会社は小さいながらも、とても良い人ばかりでブラックとかでは全然ないということだけは言っておく。
ただ本音を言うと、しばらく何も考えずに休みたい。パソコンもコードも見たくないし、考えたくもない。
向かおうとも何だか力が入らない。
でも、休むというのは現実問題難しそうなので、勤務日数を減らしての対応となった。色々と思うところはある。
でも、それらを一つ一つほどいていくには時間がかかりそうだし、そんな体力も正直言うとない。
そこで今まで切り捨ててきた、有益ではない、誰のためにもならない、でも自分の心が喜ぶことを少しずつ再開してみようと思ったわけです。
そのひとつ目がブログ。
久しく感情のままに書くブログをやっていない。あの頃は書きたいことが山ほどあったけど、今は微塵も湧いてこない。
疲れた。正しく適切に読者に情報を伝える「作業」に疲れた。
誰の役にも立たないけど、思ったことを思ったまんまに書きたい。
ふと、大学時代にお世話になったダンスの先輩の言葉を思い出す。
「自分のバランスをとるためにダンスをやっている」
真面目に学問に励む大学生の自分。
真摯に後輩と向き合う先輩としての自分。
純粋に自分をさらけ出して表現するダンサーの自分。
全部ひっくるめて、ひとつの自分だと。
役に立たなかろうが、下手だろうが、自分という人間にダンスは欠かせないからやる。(その先輩は死ぬほどダンスが上手かったけど)
その時は何言ってるか、よく分からなかったけど今ならわかる。
誰の役にも立たなかろうが、仕事に繋がらなかろうが、それでも自分が生きていくうえで必要な営みがある。その中のひとつが俺にとって書くことのような気がする。
ここまでで書いて文字数を数えてみたら930文字あった。
なんだ、意外と言葉は出てくるじゃないか。
というわけで、人間らしく生きるために自分の中の好きをもう一度取り戻していくことを始めることにした。
もしかしたら、途中で「喋ること」に変わるかもしれないし、何にも変わんないことかもしれない。
とりあえず、これまで置いてきぼりにしてきた自分の好きを拾い集めることをしてみたいと思う。
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