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merpay PM TALK MEET UP #1


イベント参加したので、書きなぐりメモです。
スライド中心だったので、テキストだけだと、ちょっとイメージしにくいかもです。

イベント概要

セッション
1. UKで学んだリーンプロダクト開発 by Kazuya Kawashima
2. US向けプロダクト開発とUS Fintechサービスご紹介 by Kei Otagaki
3. Fintech領域でのプロダクト開発について by Hisatomo Yamamoto

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UKで学んだリーンプロダクト開発 by Kazuya Kawashima

こちらの記事をもとにQA形式



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Q1 どうやってフレームワークを現場に落とし込むの?
A1 地道に浸透させる
・仲間を増やす
・結果を出す→Educate
・組織やプロセスをアップデートする

余談
UK の場合は、最初からコピーライターを雇ったりすることが多い(フルタイムじゃないけど)。スピード重視でどんどん巻き込む。
海外は職種にこだわる。PMかシニアPMか。
顧客の声を聞くことに多くの時間をかける

Q2 リーン手法は大規模プロジェクトでも使える?
A2 使えると思う
リーンスタートアップは、もともとTOYOTA方式をMITが研究したもの。だからできると思う。在庫をたくさん積むのではなく、小さなバッチサイズでJust in time を実現する、がTOYOTA方式。

Q3 お客様の声は聞くべき?
A3 聞かなくてもできるなら、聞かなくてもいい。重要なのは、継続利用されるものを作ること

顧客は自分が何がほしいものをわかっていない、という話がある。
フォードの馬。ジョブスの iPhoneなどがその例。

Output(成果物) → Outcome(成果)
Output ではなく、成果 = 継続率が大事。

継続してもらうには、PMF(プロダクトマーケットフィット) が大事。

PMFで大事なこと
・ビジョン
・価値
・無駄を省く

これらをユーザーの声なしでもわかるなら、ユーザーへのヒアリングはなくてもいいだろう。でも数名でも話聞くだけでも、気づくことはあるので、やるほうがオススメ。

Q4 ビジョンやインサイトはどうやって描く/得るの?
A4 現場で話を聞くのがいちばん

参考は、TOYOTA Way 2001
チャレンジ、改善、現地現物、リスペクト、チームワーク。
特に現地現物が大事だと思う。

もし悩んだら、動く。人にあったり。
そのなかで、アイデアが組み合わさってくる。

メルペイの場合
2 週間に一度くらいで、お客様の声を聞いている。来社いただく。
(あとで詳しく)

Q5 UX ってなんですか?どうすればよくなりますか?
A5 ユーザビリティ x 使っていて楽しいか、だと思う

ユーザビリティ
目的が満たせるか。ちゃんとDL前に期待したことが満たされるか。

使っていて楽しいか
目的が達成できるだけだと不十分。楽しさは大事。
メルペイのプロトタイプサイクル
週単位でサイクルを回す。

たとえば
月:分析
火:シナリオ
水:社内テスト
木:ユーザーテスト
金:振り返り(だったはず)
プロトタイプのメリット
検証サイクルで問題点がわかる。
操作上の大きな問題は、みんな同じようにつまづく。

観点
効果:目的達成できたか
効率:やりづらくないか
満足度:楽しいか

サイクルの回し方
先ほどの観点を数値化(スプレッドシート管理)。
たとえば、初回は全員できていない箇所を修正して、翌週に試す。
このサイクルを繰り返すと、品質が向上する。テストしないと、最初の悪いUIでリリースしてしまうかもしれない。

Q6 PM の育成はどうしてますか?
A6 フレームワークをもとに考えている

UX、テクノロジー、ビジネスの視点
もしくは、
ビジョン→戦略→戦術を描ける
など

Q7 ビジネスとエンジニアの板挟みになる。KPI の浸透は?
A7 データ分析の担当がいるとスムーズ。

データ側面からPMの戦略を指摘する。ただ数字を出す、ではなく、提案もできる人材がいるとだいぶスムーズ。どのKPIをあげるのか、を決められる人。何が継続率をあげるのか、を見つけられる人。

質問コーナー
Q 要件定義ってエンジニアも一緒にやるの?いいタイミングはあるの?
A どんなエンジニアがいるか、による。

たとえば、サービス作りが上手いエンジニアがいるなら、早めに巻き込むとか。PMF に興味あるなら
メルカリのバリューは、すぐ売れること。すぐ出品できるじゃない。これに気がつけるか、だと思う。

Q プロトタイプのサイズ感は?いつまで、どこまでやるの?
A 難しいですよね。

最終的には、Outcome を出せるレベルはどこか、による。
キーとなるポイントをいくつか絞り込んで検証する。
自分たちのサービスの根幹に関わる検証は必要だと思う。

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US向けプロダクト開発とUS Fintechサービスご紹介 by Kei Otagaki


USの感覚 日本人との違い

感覚は結構違う。たとえば、FF7 のクラウドで言われるのは、剣がでかすぎる。日本人はそんなこと思わないのに、Youtube でそのネタ動画のいいね数がすごい。それくらいに感覚が異なる。

怪盗ロワイヤルの例

Mafia Wars にインスパイアされて作った。
US の人に言われたのは、「ミッション」の機能がいまいち。
なぜならストーリーがなかったから。
Mafia Warsには、ミッションひとつにもストーリーや目的があった

Amazon の US と Jp

Amazon の UI はほとんど一緒。
ここがツールとゲームの大きく異なる点。
同じ目的のもと、操作するから。

メルカリの場合

いまは Selling Up をおしている。
まだ出品数が足りないので、まず出品してもらう、を一番にしている。

大きな施策2つ
1. Make an Offer
値切りする機能。
値切りされた人は、OK or 拒否など選択肢を選ぶ。
この機能は支持された。

2. Renew Shipping
FedEx を追加した。
追加前にユーザーテストを実施した。でも FedEx を選ぶ人が少なかった。
なぜなら FedEx は、配送料が高いイメージがあった。でも、メルカリで実装予定の FedEx は格安だった。この事実を伝えるために、配送料金をより目立つように表示するようにしたところ、支持された。
(FedExを選択しなくても配送料がわかるUIにした)

US Fintech の紹介

US の現状
モバイル口座が流行ってる。デビットカードの利用率が高い。30% を超えている。クレカは 20% 前後なので、デビットカードのほうが普及している。

送金アプリも流行っている。Venmoなど。彼らは、物理カードを出すようになってきた。縦型でカードNo記載なし、が増えてきた。縦型はIC読み取りしやすいから

US で話題の Fintech

特徴
マイクロインタラクションが優れてる
キャッシュバックやクーポンもおしゃれなUIで提案する。

質問コーナー
Q US は UXがいい、とあった。どのような観点で良いと判断しているの?
A ロジカルで考える部分もあるが、とりあえず世に出してから判断する、もあり。

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Fintech領域でのプロダクト開発について by Hisatomo Yamamoto


メルペイのプロダクト開発

1. リーン手法
Fintech はリリースまで、どうしても時間がかかる。関係者も多いので。
そのぶん、プロトタイプを大事にしてる
2. PM/EM 体制
PM
何を、なぜ、いつまで。
→サービスに集中。

EM
どうやって、誰が、どこで。
→マネジメントに集中。

Tech Lead
どうやってやるか、に集中。

PM のチーム構造
階層化している。
CPO

キャッシュイン・キャッシュアウト etc...
+
PM室(全体のプロジェクト管理。調整役)

Aチーム、Bチーム etc...

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おわりに

かなり書きなぐりです。関係者 or 参加者の方、もし間違っているところがあれば、ご指摘くださいませー。


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