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「かぐや様は告らせたい」〜天才たちの恋愛頭脳戦〜


公開前の評判はそこまで良かった印象がないが、封切られてみると好興行だった本作。公開から1ヶ月経ってもまだまだ上映していたので駆け込みで観てきた。

告白は戦争
相手に告白させなければ負け

という斬新な切り口で描かれるラブコメが面白かった。結果的にほぼコメディだったと言っても過言ではないけど。


四宮かぐやと白銀御行は、頭脳も生徒からの人気もほぼ互角で、冒頭の生徒会室でのバトルシーンを見ていると「これはW主演なのか」と思うのだけど、タイトル「かぐや様は告らせたい」からしてどこかで「かぐや」寄りになるのだろうとしばらく見守った。

好きな友達と好きな場所に好きな時に行くことも出来ない(しかも大切な人たちを"平民"呼ばわりされる)お嬢様の孤独が彼女を銀幕のヒロインへとグッと押し上げる。

悲しみにくれながら寝室の窓から遠くの花火を眺めるシーンはいかにもラブロマンスのヒロインっぽく、王子が助けに来るのを待つプリンセスのようであるのに、次の瞬間に窓からの脱出を試みてプールに落ちたり水浸しのままタクシーに乗り込んだりなかなかワイルドで笑ってしまった。従来のプリンセスとは一味違うところが良い。

テンポよく話が進んで行き、あっという間に生徒会は解散、次の選挙の時期になり、お互いがお互いの目的を持って生徒会長に立候補する。

白銀が披露するソーラン節が伏線回収だと分かっていてもあまりに唐突すぎ、そして思ったより尺が長くて笑い死ぬ。すでにこの前に佐藤二郎で腹よじれてるんだよ、こっちは。

かぐやが選挙演説中に白銀への思いを語るシーンは印象的だった。「かぐや様は告らせたい」のかぐやから白銀に向く矢印の太さというか、思いの強さが伝わる素敵な演説だった。

その上での両者の「大好きだ!」合戦、なんて平和なんだろう。


ラブコメによくある「えええ?何でそうなるかなぁ???」という状況がほんの一瞬だけだし、二人の仲を邪魔しようとする邪悪な存在がいなかったのでそこまでストレスなく見れて良かった。みんな味方なんてラブコメあるのか。(映画の尺の関係上、省略されているにしても)

原作ファンからすると賛否両論あるようだし、正直なところ白銀の家族やかぐやの生い立ち、生徒会のメンバーやクラスメイトとの関係性、二人がいかに学園中の生徒の憧れの存在であるかなど、もっと掘り下げて欲しい部分もたくさんあったけれども、2時間弱の中ではこのテンポ感が正解なんだと思う。

この映画が「こういう話があるんだ!」という取っ掛かりになって漫画やアニメに還元されていけば良い、という位置付けだろうし。

山崎賢人がラブコメ界からいなくなり、主要な原作はかなり消化してしまったし、すっかりラブコメも落ち着いたなぁ〜〜と思っていたけど、平野紫耀と橋本環奈まだまだイケる。今後もめちゃくちゃ期待しちゃう。

それにしても、二人ともハスキーすぎて一部何言ってるか分からなかった。ハスキーフェチにオススメしたい映画だ。知らんけど。


#note映画部 #映画レビュー #かぐや様は告らせたい #映画 #ラブコメ

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映画とかアイドルとか。「ノッキンオン・ヘブンズドア」の塩レモンのシーンが一番好きです。

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