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J-POPは終わらない

意思あるものは、静かに訴える。

パンチがあるものが好きだ。言い換えれば、意思があるものが好きだ、とも言える。意思があるものは、勇気をくれたり、ワクワクしたり、行動を起こさせてくれたりする。

人によっては、職場やコミュニティなど、環境にそれを求めたりする。

ぼくの場合は、音楽や絵や本であることが多い。

生活を、あたかも地続きのように、連続したもののように過ごしてしまうと、大事なものを見失いがちだ。本当は、一日ごと、一瞬ごとのはずなのに。

そんなとき、ハッとさせられる、心を打つものに触れ、ぼくは我にかえる。「そうか、ぼくが大事にしたいものは、これだったのだ」と。

そうやって、迷子にならないようにするために、音楽を聴くし、絵を見に行くし、本を読んでいる。

今日もステキな曲に出会った。

SASUKEの『-POPは終わらない』という曲。めちゃくちゃたくさんの要素がすこーしずつ入っていて、その要素が玉虫色に曲全体を通して流れていく。スキルと愛情と敬意と若さに溢れている。

それで、これが一番びっくりなんだけど、「うるさくない」の。音圧が低いの。

つまり、声が、おっきくないんだ。それで「J-POPは終わらない」、ときた。

ほー!これですか、今の十代は。まじで、すごいと思いました。めっちゃ、意思感じました。

これは、パンクであり、チルであり、エモなんです。カウンターカルチャーで大事なのは、声の大きさでも、音量でも、圧でもなく、意思の強さなです。

元WIRED・編集長の若林さんも言ってたことともつながるけど、いい曲ってのは、時代の半歩先を行ってるんだよな。きっと、これがスタンダードなんだろう。


♫今日のおやすみBGM

J-POPは終わらない / SASUKE

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