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Look at you

さ、今日もこれから3000文字を書いていこうと思う。

昨日は嬉しいことがあった。コツコツとやってきたことが、少しだけ実を結んだ感じがあった。それを示すのはやはり人の反応だ。人との関係性というか、コールアンドレスポンスというか、寄せては返す波のような感じというか。やはり上がり下がり、良し悪し、そういったものは人との関係性の中で感じられるものなのではないかと思う。僕はあまり人と共同作業をするのが得意ではないので、組織とかには属さないし、チームを組んだりすることも極力しない様にはしているが、それでも人との関係性がないと、心が荒んでいくと思う。

こっちの方向性に進めよ、みたいなこととかはいつも人が運んできてくれるように思う。もちろん自然の中や、色々なできごとの中で察知することもあるけれど、やっぱり人だなと思う。

逆にあの人はこうだ、とか、例えその人がいないところであっても、その人と直接の知り合いでなくても、そういったネガティブな発言をしていると、なんだか負のエネルギーが回転してしまう様にも思う。批判というやつだ。言葉はその人に向けて放っているものかもしれないが、エネルギーの周り方としては、自分にブーメランの様に帰ってくる気がする。だから、人のことを悪く言ったりするのはあまりよろしくない、というか、自分から発するエネルギーをわざわざ負のものに変換してしまうのはもったいないということだ。

以前は、批判だろうがなんだろうが、自分には正直にあるべきだし、それが自分を形作ってくれると思っていたのだった。何か簡単にものや人をほめてはいけない気がしていたし、なんでものべつまくなしにOKしてしまうと、自分の輪郭がなくなってしまうというか、自分が確立できないような気がしていた。
けれど、それも違うなあと思うようになってきた。
ちょっとしたことでOKと言ってしまっていい気がする。そりゃ、自分の行動や生活に制限がかかってしまう様な場面では避けるべきだけれど、人をほめたりすることにハードルなんて低ければ低いほどいいし。簡単に認めてしまっていい気がする。自分の批評性なんてなくたっていい、という気さえしてきている。

嘘をつけというわけではなく、そんなに厳しくジャッジしなくて良くない?ということだ。もっと気楽にゆるく行こうぜ、大体のことはいいね!で済ましちゃって良くない?ということだ。

でもまあ、SNSなどで迂闊にいいねしてしまうと、「共犯」「巻き込み炎上」みたいに扱われることもあるから、なかなか難しいラインもあるけれど。

さて、一旦違う話題にでもしておこうか。ここまでで大体1000文字。昨日、一昨日と、3000文字書くのに45分くらいかかっている。今日もそんなペースだろう。

娘を幼稚園に送っていった帰りにPodcastでのんさんのラジオを聴いていた。ゲストに渡辺大知さんがきていて、のんさんの映画の話をしていた。渡辺さんが話しているところを初めて聴いたけれど、とても心地が良い話方だった。声質もいいし、話方がなんというか、控えめというか、言葉を選びながら話しているというか、なんと表現していいのかわからないんだけれど、星野源さんの印象と重なるところがある。星野さんの話し方がとても好きなのだ。あれに近いものを感じて、この人好きだなあと思いながら聴いていた。

そんな話を聞きながら、僕は創作意欲が高まっている。アトリエが欲しい。事務所を構えて、そこで創作をしながら、事務所の一部を日時を限定して解放してお客さんを入れたい。物販をしたい。自分の作ったものを販売したい。セレクトショップにするつもりはあまりない。冒頭の人との交流の話に戻ってくるわけだ。
僕は人と共同作業はできないけれど、お客さんくらいの関係性がちょうど良いと思っている。一過性の距離。できれば常連さんみたいになって欲しい、自分の提供するものに対して喜んでくれる度合いが大きくなってくれる、サステナブルな関係性でいたいというのはあるが、やはりお客さんという距離感以上は踏み込まないし、踏み込まれないと思う。自分の作るもの、提供するものを媒介としてつながっているというか、ものやことが仲介してくれている、間に立ってくれているというのがいい。決してお客さんと直でつながるわけではないので、それがいいと思っている。

僕は自分をブランディングするということがあまりできない。というか苦手だと思う。個人事業主として開業した頃は、SNSとかでもっと露出して有名にならなきゃとか考えていた。フォロワーが増えることをやらなきゃとか、セルフブランディングしなきゃと考えていた。今思えば、全く向いてないし、今後もやらなくていいと思っている。
あくまで僕の作ったものが前にあって、その影に僕がいるという感じで良いと思っている。

だからツイッターよりもインスタの方が性に合っている。それでもインスタはSNSの性質で言えば「 look at me  」というタイプのものらしい。そうだよね、みんな美味しい食べ物を食べた自分、楽しい場所にいった自分、の写真をあげているわけだから。自分の日常を切り取って人にシェアするのがInstagramなんだから。そりゃそうだ。
僕もそういう風にインスタを使ってきた。商品を出したということもあって、その商品のことをより知ってもらいたいからインスタで発信を始めたのであるから、商品の特徴、商品に込めた思い、開発の秘話、そんなことをずっと発信してきた。
けれどそれがここに来て、方向転換というか意識転換が起きてきている。
look at me   ではなくて、 look at you  になろうとしている。
僕のインスタの投稿を見て、見てくれたその人自身の素晴らしさに気がついてもらえるような、そんなアカウントにしていきたい、と考えるようになってきた。
だって、今の商品ももともとそういう思いを込めて作ったものだから。手に取ってくれた方が、その人自身の素晴らしさに気がついて欲しいと思って作った商品だから。なので、発信していく内容もこれからはそこに揃えておこうと思う様になった。
正確に言えば、インスタの発信も最初はそんな気持ちでやっていたかもしれない。けれど、投稿を重ね続けるうちに、段々とズレてしまっていったというか、やっぱり商売をやっていく上で、考えなくちゃいけないこととか不安なことが出てくるわけで、それに呑まれてしまって変わってしまっていたのだろうと思う。
ここは初心に立ち戻る。そっちの方が明るい気がする。

僕は感覚的なところがあるから、明るい方、暗い方、みたいに捉えることがある。明るい方、明るい方に進みたい。損得とか効率とかではなくって、明るい方。光のさす方へ。

僕の名前の由来も、人を照らす、国を照らす、というところから来ている。名前ってのは大事だな、お守りみたいなものだ。人によっては使命といういう言い方をするかもしれないけれど。
ちなみに日本人は語呂合わせが好きな人種だ。神社に砂利が必ずあるのは邪を離すため=邪離(じゃり)、でもある。
だから名前のことを氏名というのは使命とかかっているのかもしれないな、なんてことも今思った。知らんけど。

というわけで今日も3000文字。スムーズに書けた気がする。

今22時24分。


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