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これからの管理職に求めることは??

こんばんわ!

久々の投稿となりました。毎日忙殺でなかなか更新できず、しばらくは頑張ってみようと思ってましたが、つい甘えてしまいました。

仕事柄さまざまな企業に訪問し、管理職の方々をお会いすることが多くあります。私自身も管理職として部下が多数いる立場として数年過ごし、これからの管理職について考えさせられることもあり、ふと記事を書いてみることにしました。

これからの管理職を考える前に、どんな人が管理職になっているのかを考えてみました。

【管理職になる人の種類(個人見解)】

スーパースター型

これは、企業などで営業部門をイメージしてもらえると良いかと思います。営業成績などはトップクラスで、個人技で含め常に好成績を収めているケースがあります。周りからも上司からも評価良く期待されていることから出世も早く、管理職に上がってくる社員がいます。

年功序列型またはところてん型

こちらは、大手企業や行政などでも多く発生しているイメージがあり、3年目・5年目・7年目など年数に応じで、確実ではないが突出した能力や実績がなくとも順番に年数や席が空き次第、管理職についていくパターン

経営マインド型

このタイプは、全体の協調を重視しながら、部署・部門・年齢や職位なども関係なく全体をまとめて仕事を進めていけるリーダー気質のあるタイプです。ひと昔前は、カリスマ性を持った人が多かったイメージですが、現在ではいかに相手の立場や気持を想像して、全体がWin-Winの関係で仕事ができるかと考えて行動・発言し、経営的視点で全体を俯瞰できる管理職です。

では、これらのタイプで多いタイプはどこになるか?

それは、スーパースター型かと思います。大手企業や行政・政治などでも最近は実力のある若手を起用し、改革やイメージ変化を求めることがあり、常に実績を上げてきているトップメンバーが起用されるケースを見かけるようになります。これが、中堅・中小企業では、改革やイメージアップなどとは関係なく、実績が上がってる社員を管理職に昇進させてしまうことが多いかと思います。普通に考えれば、実績が上がってる=優秀な社員⇒出世、という流れができてくるように思います。一概に悪いことではありませんが、個人の成績が優秀な人が管理職としても優秀かというとそうとは限りません。しかし、上司や会社は優秀な社員の離職を防ぎたいし、優秀な社員が管理職になり部門を率いて、その部下たちも業績や実績を上げてくれることを期待してポジションを与えます。

さて、これは正しい選択なのでしょうか?               全てが間違いではありますが、大半は一時的な成果は出ても継続はしないことが多いのではないでしょうか。私も入社したしばらくしてから業績や提案内容・知識なども人一倍頑張ろうと努力をして、成績は毎年トップクラスに入り、表彰・報奨も何度かいただきました。その後、同期入社と比べ異例のスピードで管理職となり、当時先輩だった社員が部下になった経験をしました。管理職一年目では周りのサポートもあり、大きな実績を獲得しましたが、結局それは初年度だけでした。懇意している社長様や管理職の方々に相談しておりましたが、皆さん共通して言うのは、「そもそも一社員と管理職では視点も考え方も周りとの接し方が違う」ということでした。

冷静に考えてみればそうなんですが、実際自分がその立場になると一営業として活動していた延長線でしか物事を捉えられなくなっていたので、周囲を巻き込んで仕事することについての思考が全くとは言わないがなかったです。そもそもスポーツでも個人技種目から団体種目にいきなり変わったことを考えてみると当然のことだなと反省しました。一人にときは、いかに自身のパフォーマンスを上げて、自身タイムスケジュールで活動し、自分の数字を上げるにはどうすればいいかを個を突き詰めるイメージでした。しかし団体競技のキャプテンは、自身だけではなくメンバーの体調やコンディション、活動状況やスキルの違いなど他社に多くの目を向け、考えもいかに周りのことを考えていくことが必須であるということを理解したときに、行動や発言も変わり物事がうまく進み業績も回復していきました。

これは、経営マインド型に近いのかと考えます。複数の考え方・行動・スキルなどが異なるメンバーとをどれだけ理解し、うまく共存することで結果を出していく。その成果は、一人の成果よりも格段に大きなものになります。特段カリスマ性がなくとも、自分以外に目を向けて、洞察・考察・行動ができる人間には人も信頼をおき、指示受け入れらえ、支持もされます。その結果、良いチームができ、風通しも良く改革や改善も行いやすいので、変化に対応しやすいという好循環が生まれます。

つまり、今後の必要になってくる管理職は、単なる管理職ではなく経営者のように、そのチームを運営・経営していることと同じであるという意識をもって、社員の成長や良い組織風土を作るなど、高い視点と改革ができる人材が管理職となることが望ましいと個人的には考えます。スーパースター・年功序列型は、会社の命令をそのまま実現するだけを考え、犠牲を払いながらまたは無関心による放置によって、成果は低迷を続けると思います。多くのお客様先に訪問して、対話する中でもこれは共通しているように感じます。私は専門家でもなく、組織論など立派なものはありませんが、実際の管理職の方々にお会いするとそう思うことが多いです。

今後、私も次の管理職を選出し、バトンタッチしていくことも多々ありますので、そうした経営マインドを持った社員に託していこうと思います。

思いつきのメモみないな内容で恐縮ですが、何かのきっかけになれば幸いです。

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