見出し画像

「だからズレる。」


映画・「キングオブコメディ」を観た。 

コメディアンとして成功することを夢見るパプキンはある日、
有名コメディアンであるジェリーを熱狂的ファンから救い出しコネを作る。

ただ、あまりにもパプキンが強引すぎたため
追い払う口実として「演じたテープを聴くから日を改めて電話をしてくれ。」と頼む。

何故かそこをズレて解釈したパプキンは自分がスターになったと錯覚する。


錯覚した結果、理想と現実のズレが生じ自己承認欲求ばかりが膨らみとんでもない事件を起こす。


というのがあらすじ。


先日観たジョーカーが色んな映画をオマージュしていると知り、調べてみたらこの映画もオマージュしているらしかったので観てみた。

ジョーカーを観た後でこの映画を観たら、ジョーカーが誕生しないジョーカーという感想を持った。


ただ、ジョーカーが誕生しないからといって決してつまらなくはなくかなり面白かった。

ジョーカーを観た人はこの映画も観ることをオススメする。



俺がこの映画を観て思ったことは二つ。


一つは自己承認欲求なんてクソ。マジ要らないってこと。


コメディアンとして成功したいがためにパプキンがなぜあそこまで狂った行動を犯したかというと、その源は自己承認欲求にある。

”能力を・頑張りを・自分を・誰かに認められたい。”


その欲求が狂気になり
ジェリーを誘拐してでもテレビに出るという犯罪を生んだんだ。

テレビ出演した際、

「君らは僕をイかれてると思うだろうがドン底で終わるより一夜の王になりたい。」

とパプキンが言ったセリフが全てを物語っている。

正直、文脈をすっ飛ばしてこのセリフだけ聞けばかなりの名言だ。

凡人が何か結果を出したり突き抜けるにはこれくらいの気合は必要だ。

周りからイかれてると思われようが、一夜だろうが一生ドン底のまま終わるよりマシだろう。

ただ、良いことを言っているけどこれを言ったパプキンは犯罪者だ。

なんとしてでも成功してやるって気合は必要なんだけど本当に犯罪を起こしちゃダメでしょ。笑


俺はずっと自己承認欲求なんていらないと思っている。

そんなのがあるから物事の見方・行動がズレてしまい、

結果的に目標や理想からも遠ざかってしまうからだ。

俺が思っている自己承認欲求が生じるズレとその影響を映しているのがまさにこの映画だ。



映画を観て思った二つ目のことは、

大衆はパフォーマンスしか観ていない尚且つ観れなくさせられているってこと。


パプキンがテレビ出演が終え素直に捕まった後にテレビ視聴者は彼が誘拐犯だったことを知ったわけだけど、そこで終わらずに一気に全米に知れ渡り大ブレークを果たす。

書いた自伝はベストセラーになり後に映画化。
さらに、服役中に芸の腕を磨きテレビ業界に復帰し本当にコメディアンとして活躍する。

映画だからとは理解しつつ、いやいや待ってくれと思った。笑

もう一度書くけど、彼はただの誘拐犯。犯罪者だ。


別に犯罪者だから差別した方が良いとか、
一度堕ちた人間はお終いとか、
そういうことじゃなく犯罪者をあそこまで持ち上げる必要はあるのか?と思うんだよね。

で、なぜ大衆はあそこまで彼に熱狂したかというと単純にパプキンのパフォーマンスしか観ていないからだ。

パフォーマンスを鍛えたり、見た目 を徹底的に気にするのは歴史を見ても独裁者がよくやっていること。

そう、大衆は簡単にパフォーマンスや見た目で煽られてしまうんだ。

当然、煽られるとまともな思考判断は出来なくなる。

それになんだかんだで大衆はパフォーマンスが派手で面白かったり見た目が良い人の方が好きだからズレやすいんだろう。



自己承認欲求とパフォーマンスはズレを生む。

ズレたら理想・目標からは遠ざかり結果なんか出ない。

内も外も見る目を鍛えろ。



この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

マジ大吉
9
《何者でもないけど、書くことを続けたら何になるか実験中。》 「テキトーにフラつく。」がモットー。 2019年3月19日から毎日1200文字以上note投稿開始。 ブログはじめました。→ https://tabinototyuusyoten.com/

この記事が入っているマガジン

コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。