Noあっけらかん新入社員

昨日は2回目の給料日だった。給料日だったので上司と2人でバーミヤンを食った。私は上司の倍くらい食った。私が大食いなのではなく、上司が少食なのだ。早々に食事を終えた上司は森下悠里とやらのおっぱいがすげえすげえと言ってiPhoneを私に見せてきた。何のつもりか知らないが私は彼女のおっぱいより餃子の方に興味がある。

入社して一ヶ月以上経った今でも、毎日がパニックの連続である。会社では緊張と不安で押しつぶされそうになり、帰宅すると孤独に押しつぶされそうになる。休日は自分以外の生命を感じなさすぎて突然「わああああ」と叫びそうになる。いくら防音性能が高い我がアパートでもさすがに深夜叫ぶ訳にもいかないので、Twitterで「わああああ」と呟き(本当は叫んでるつもり)、録画しておいたプロフェッショナルやタモリ倶楽部を見てなんとか精神を落ち着けている。

まだ仕事という仕事をしていない故、仕事の失敗で怒られることはない。「これやった方がいい」「あれやった方がいい」と言われることはあってもそれは怒られているのとは違うことくらい分かる。たまにそれを「うちの上司は厳しい」とか「毎日忙しい」といっている同期を見るが、それはちげーよと思う。怒られるというか注意を受けるのは決まって自身の「人間性」の部分であり、「死にたい」と言って「死にたいとか言うな」と注意されたり、「卑屈」「ネガティブ」とほぼ毎日言われる。だからそれは直そうと思う。死にたいと思っても人前で言わない。素直にありがとうございますと言う。これはちゃんと守ると決めた。

決めた今でも、細かい作業をやっているとき「お前意外と丁寧だな」と言われて「やっぱり雑に見えますか」と言ってしまったり、外した腕時計を見て「お前意外と手首細いんだな」と言われて「他の部分は太いのにってことですか」と小さな棘をシュッと出してしまう。「そういうことじゃねーよ」「何でそんな風に思うんだよ」と何度言われたことか。こういう小さな棘を出さないようにするにはもう少し時間が必要だ。

日曜夜の「会社行きたくない症候群」みたいな会社員あるあるはまだない。そもそも土日休みじゃない、みたいのは無視するとして。「仕事が嫌」と言えるほどまだ仕事らしい仕事をしていないため、給料明細を見ても「申し訳ない」という感情しか生まれなかった。

卑屈で捻くれてるように見られる(自覚はない)が根は体育会系なので「負けたくない」とか「できるようになりたい」とか「頑張りたい」という気持ちはすごくある。だからこそ空回りして疲れる。「まだやらなくていい」とか「まだ分からなくていい」と言われると悔しくて悲しい。「やらなくていいのかー」「分からなくていいのかー」とあっけらかんとしていられない。いつかプレッシャーが掛かる年次になった頃、今の自分を羨むのだろうが、今は今なりの辛さがある。早く分かるようになりたいしできるようになりたい。「頑張ってる」という実感が欲しい。忙しいアピールしたい。疲れてるアピールしたい。ついでに残業代もつけて欲しい。。。

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