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読書記録

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L'homme qui ne pense pas n'est qu'un roseau.
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#読書記録

【読書記録】「最高の集い方 記憶に残る体験をデザインする」プリヤ・パーカー 著, 関…

私は今、来年開催の大型サマースクールの運営として準備に忙しくしている。スクールの趣旨は …

低音
7日前
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【読書記録】「増補新版 広告コピーってこう書くんだ!読本」谷山雅計

どこで読むべきと思ったんだか覚えてないが、積読リストにあった。小手先のテクニックも多く紹…

低音
2か月前
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【読書記録】「もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの『マネジメント』を読ん…

上京区役所のリサイクルコーナーで見つけた。あまりに懐かしい。なにこの書影。イラストにそこ…

低音
3か月前
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【読書記録】「アルジャーノンに花束を」ダニエル・キイス

方々で名作と言われる。まごうことなき名作である。設定の妙はもちろんだが、この本で唱えられ…

100〜
割引あり
低音
4か月前
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【読書記録】「翔ぶが如く」司馬遼太郎

『竜馬がゆく』『坂の上の雲』と合わせて幕末・明治の超大作を成す。 優しいデブ、西郷隆盛。…

低音
4か月前
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【読書記録】「プロジェクト・ヘイル・メアリー」アンディ・ウィアー

この本を読み始めると必ず日が昇ってくる。各所で絶賛されているのを聞いて、ずっと読みたいと…

低音
7か月前

【読書記録】「竜馬がゆく」司馬遼太郎

歴史に疎く、坂本龍馬というと薩長同盟の立役者という知識しかなかった。船中八策、脱藩、新婚旅行、ピストルといった断片的なキーワードだけは知っているが、それぞれが繋がることはなく、大河ドラマも遙か忘却の彼方にある。幕末史の中でなぜかくも人気を占めているか、計りかねていた。 このような人間は一にも二にも歴史の教科書を読むべきなのだが、柄にもないなどと虚栄が抜けず、長いこと無知に蓋をし続けている。こういうものにとって歴史に忠実に沿いつつも読みやすい小説はありがたい。 殊に司馬遼太

【読書記録】「三体」劉慈欣 (大森望・光吉さくら・ワンチャイ 訳)

王道SFと言われ、世界中で名だたる受賞歴もあることから、東洋発のSFの傑作と言われるのだろう…

低音
11か月前
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【読書記録】「勝つための論文の書き方」鹿島茂

「勝つための」などと銘打っているが、内容は「実生活でも論文の思考を使おう」という、あまり…

低音
11か月前

【読書記録】「教養としての経済学」一橋大学経済学部編

凄まじくアジったタイトルだが内容は経済学を学び始める人に向けたもの。専門的な話が巧妙に隠…

低音
1年前

【読書記録】「中国の死神」大谷亨

こちらより。 動画内では無常と言う存在の紹介に留まっているが、本の中ではその存在と来歴に…

低音
1年前
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【読書記録】「テキヤ稼業のフォークロア」厚香苗

祭りになるとどこからともなくフラッと現れて屋台を開き、祭りが終わると去っていく。反社とも…

低音
1年前
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【読書記録】「数学は最前世界の夢を見るか?」イーヴァル・エクランド

やはり話はガリレイの振り子の等時性から始まる。古代数学者は定規とコンパスで空間に関する理…

低音
1年前
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【読書記録】「ヘーゲルに学ぶ 考え抜く力」川瀬和也

哲学のちょうどいい入門書。あまり哲学書を読まないが、分量の面からも内容の面からも、哲学書籍を最初に読むならこういうのがよかったんだろうなと思わせる。 アウフヘーベンについての理解はこの動画を見るまで確かに誤っていた。おそらくアウフヘーベンに関する説明の1番の引用元はこの本。 哲学系の本にしては珍しく結論が主導しており、緻密な論理を組み立てるのではなく、あくまでヘーゲルの考え方を紹介するのを第一とし、より深い話は別の本を読め、というスタンスが色濃く出ている。それが結論ありき